きれいな スターチス
のお花をいただいた、と事務局から写真が届きました。
スターチスにもちゃんと和名がついていたのですね。
スターチスは、イソマツ科リモニウム(イソマツ)属の一年草または多年草の総称。葉は根際から出て、よく分枝し、枝の上部一面に小花がつきます。地中海沿岸地方の原産で、120種ほどが知られています。、観賞用の切り花やドライフラワーにして利用されています。日本には昭和の初めに入ってきました。
かつて、イソマツ科スターチス属という分類だったスターチス属が、現在、アルメリア属とリモニウム(イソマツ)属に分割されています。属名をとって 「スターチス」
と総称されてきたのです。
スターチスは、リモニウム属に含まれますので属名の「リモニウム」で呼ばれるところですが、園芸では昔の名残である旧属名の「スターチス」が広く使われています。旧姓でとおしている感じですね。
さて花は、先ず、翼状のひだをもつ花茎が伸び、その先端に小さな花を咲かせます。花びらは白(写真)や黄色、萼はろうと状で青紫(写真)、黄、ピンク、白などがあり、花びらよりも萼が目立ちます。
花が散った後も萼はきれいな色をしたまま残ります。スターチスの花はよく保つと言われるのはこの所為ですね。 (参考『大辞泉』『牧野日本植物図鑑』『やさしい園芸』)
では、短歌を二首あげておきます。
碇 弘毅
(『姫由理』2014)
石佛の供花とし活くるスターチス小さき花にあさひのやさし
台風の過ぎたるあした観世音菩薩に供ふスターチスの花
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posted by fanblog
2014年10月08日
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