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佐賀県鳥栖市に拠点をおく「短歌文学会」を紹介するブログです。短歌の楽しさ・魅力をみなさんと共有できたらと思っています♪管理者は、3代目主宰者の娘であり、文学会会員のaquaです。
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2014年11月17日

もみじ(もみぢ)・紅葉・黄葉 

もみじ
事務局から、公園の木々の もみじ が見事だと写真が届きました。

コメントによりますと、 今年は台風による葉の傷みがなく、ここにきて冷えてきたため美しい紅葉に仕上がったようだと。

また、公園に植えられているのは北米原産の 紅葉葉楓 (モミジバフウ)。別名アメリカフウというマンサク科(フウ科)、フウ属の落葉高木。日本へは大正時代に渡来したそうです。

もみじとは、 「秋に、木の葉が赤や黄色に色づくこと、また、その葉をいう」 と広辞苑にあります。
語源は色を揉み出すところから モミヅ (下二段活用連用形)の名詞化でモミヂが上げられています。織物の色染めをするとき揉み絞るからで、古代人の染色へのデリケートな感覚を反映しているあらわれです。(参考:『広辞苑』『植物語源辞典』)
もみじ

では、短歌を三首あげておきます。

中村 憲吉(『軽雷集』)
谷かげの紅葉のしたの片淵や瀬なみの鳴りに夕しづまりぬ

碇 千奈美(『ちごゆり』2000 )
宇治十帖語り尽きざる昏れを彩る紅葉かの屋敷あと

村田 秋夕(『姫由理』2012 )
ななかまどくれなゐ深く葉は染まり山の道々こころ和ます


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