以前、長崎旅行について書いた時に触れましたが、
高校の修学旅行で長崎原爆資料館を訪れた時に、
とても後悔したことがありました。
それは、資料館(前身長崎国際文化会館)の階を上る毎に
写真・資料・解説パネルなどの悲惨さが強くなり、
上の階から下りてくる同級生達が、
一様に涙を流しているのを見て、
情けないことに、私は3階から階段を上る事を躊躇し、
全ての展示物を見ることが、出来ませんでした。
その時のことを思い出すと、
見なかったことの後悔に苛まれ、
25才で友人と九州旅行を計画した時に、
ルートに入れてもらいました。
10年近くも経ってしまったけれど、
感受性の強い高校生の時に、
見なければいけなかったけれど、
再び訪れ、全ての展示を見ることが出来たので、
後悔の気持ちを、少しだけ緩和することが出来ました。
戦争を知らない私達に出来る事。
それは体験者の方々のお話を聞き、
映像・写真でしか解りませんが、
想像力を持って、悲しみ・苦しみを少しでも感じ、
後世に伝えていくことだと思います。
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