震災から77日。
先の見えない原発問題。
復興に向けての全体像も中々見えてきません。
被災地以外の私たち。
気持ち・生活からも少し薄れかかってしまったような
気にはなるけど、出来ること少しずつという日々で・・・。
介護の仕事をしている友人は2週間に一回の割合ぐらいで
被災地を訪れて、ボランティアをしています。
本当に頭が下がります。
ほんの 少しだけのお手伝いしか 出来ない私でしたが、
日常生活を送っていても、忘れることの出来ない 光景 です。
暮らしている方々にとっては、かけがえのないふるさと。
一日一日の時間の流れが私たちとは全く違うことでしょう。
自粛ムード・企業倒産など
日本と言う共同体の危機を
一緒に乗り越えていきたいですね
そんな中、
東京湾大華火祭り中止 となり、
自粛ムードもこんなところまで・・・・・
と思っていたら
隅田川花火大会は 『日本に勇気を与えたい』 と開催されることになりました。
東京湾華火大会中止も、
開催することになった隅田川花火大会も
主催される自治体関係者の方々の
苦渋の選択だったと思います。
夏休みなどで
ボランティアをしようと考えている方も
いらっしゃると思います。
万全な準備 を整え、
被災地の方々が何を望んでいるのかを
良く確認してから、行かれるといいですね。
朝日新聞のサイトで見つけた
『Microsoft × asahi.comがつながりをつくる』 という、
(地球の画像に近付くと写真が見れます)
キャンペーンを見つけました。
人は一人では生きていけないと言うコンセプトを元に
キャンペーンサイトを立ち上げたようです。
今回の震災のことでも、
自分が撮った楽しい写真でも面白い写真でも
世界中の人と繋がるチャンス
みんなで優しく温かい
笑顔の溢れる国になることを願って
やめませんか。そんなこと。
悲しくないですか。。。。自分自身が。
やると決めた者は来店時から怖い顔で、「蜃気楼(しんきろう)のような強い邪気」を発しているという。『万引きGメンは見た!』(伊東ゆう著、河出書房新社)にある。逮捕もある犯罪だ。にじみ出る緊張と悪意を、プロの保安員は見逃さない
▼そんな最低限の人間味すらうかがえない、軽く乾いた所業である。コンビニなどの震災募金箱が、全国で盗まれているという。東京だけで約40件、神戸のマクドナルドでは箱をとめたワイヤが切られた
▼大書された「大震災」にも、感じるところはないらしい。火事場泥棒の抜け目なさと、さい銭ドロの罰当たりをこね混ぜた卑しさ。小欄の読者とは思えぬが、一応「恥を知れ」と書いておく
▼震災に乗じた詐欺や悪徳商法も多い。家屋の補修を装うものや、「支援のカニを買って」「市役所ですが義援金を」と悪知恵は尽きない。自作の募金箱をレジに置く不届き者も出た。「会社の義援金を電車に置き忘れちゃって」は、おなじみの振り込め詐欺だ
▼配給に列ができ、暴動もない被災地を、世界は「さすがに民度が高い」とたたえた。鈍することなき日本。だが、善意や不幸につけ込む震災犯罪の毒気に、わずかな救いさえ陰りかねない
▼善人ばかりの世でもなし、日本人の倫理観が飛び抜けているとも思わない。それでも、こうした輩(やから)に警察の時間と公金が費やされるのは悔しい。どなたも一言あろうが、ちんぴらに大声で説教するのも馬鹿らしい。この難局、空しい怒りに回すエネルギーはない。
2011/05/27 朝日新聞天声人語より