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2010年06月16日

ゴッドファーザー

こんにちは Takoです。

今日は映画のお話を、したいと思います。

前にも書きましたが、映画は子供の頃から大好きで良く観ています。

私と父は専ら洋画派でしたが、母と弟は日本映画派で、
家族で観にいくと、二手に分かれました
(そんな私はここ1年半位の間日本映画ばかり観にいっていますが

中学生のお正月に公開された ”ゴッドファーザー” を父と、
母と弟は”男はつらいよ”を観にいきました(寅さん勿論大好きです

映画はたくさん観ているつもりですが、
後にも先にもこの”ゴッドファーザー”を越す映画は無いと思います。

マフィアを舞台にしたお話ではあるけれど、
家族間 情愛 憎悪 悲劇 の物語。
社会の仕組み・企業であろうが、マフィアであろうが、宗教であろうが
人間の持つ欲望 は、
場面・舞台・環境が違っても何かの事柄が、
誰かには必ずあてはまる、そんな物語ではないかと思います。

Part2・3もとっても良く、
3は当初あまり評判が良くなかったようですが、
Part1・2・3と通してみると、
映画の物語の全体像がとっても理解できると思います

映画館では勿論ですが、ビデオに撮って何回も観ました。

映像もさることながら、音楽も素晴しく
映画音楽の名曲の一つ に、間違いないと思います。

とっても恐いシーンもありますが、
実社会・ 正常と思われている社会 のほうが
本当は恐ろしい事柄 もあるので、
表面に出てきている分、
判りやすい悪といえると思います(肯定ではありませんが)

映像のトーン・衣装・時代背景・音楽
どれをとっても、文句のつけようが無いのではないでしょうか

そして、俳優陣(どなたも素晴しいのでキャストには触れませんが)
全員が本当に素晴しい
その家族が本当に実在するような、そんな錯覚に陥る配役です。

私の好きなシーンは(全て無駄がありませんが)
Part1では、 兄弟達が食卓を囲み談笑するシーン

イタリアのマンマの美味しいパスタを皆で食べ、ふざけあうシーンです。
どんな家にもある普通の風景

どんな人でも家族・友人と 一緒に食事をする温かさ・和やかさ
が、この映画の正の部分として描かれていて、
とっても意味のあるシーンだと思います。

Part2では、 若き日のヴィトーと家族が食事 をするシーンと、
子供が熱を出し心配する父親 のシーンです。
Part1と同じ理由で、 一人シチリアから移民 として(マフィアの抗争で親を失い)
アメリカで家族を持ち、幸せなひと時を描いています。

Part3にはそのようなシーンはありません。
お互いを 許し合おうとするシーン はありますが、
バラバラになった家族は、 元に戻ることが無く
悲劇へと繋がっていくのです。

現代社会が抱えている、家族が崩壊していく様を象徴していると思います。

何度見ても、新しい発見ある素晴しい映画だと思います。

是非、 ご覧下さい
お勧めです

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posted by Tako at 10:45| 映画
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