審査担当者が語る!キャッシング審査の裏側
消費者金融審査やキャッシング審査の内容は会社内部の人間しか審査基準が分からず、申込みする側の人から見ればブラックボックスとなっています。どのような基準で審査をしているのか?誰が貸す・貸さないの判断をしているのか?それらのことは実際に消費者金融会社で働いていた人しか知り得ない情報となっているのです。
しかし、インターネットで「消費者金融 審査」や「キャッシング 審査」、「カードローン 審査」を検索している人は、 具体的な審査基準が知りたい人が多い のですが、それらのことはほとんどインターネット上では書いてありません。また、審査に落ちた人が、仮に消費者金融へ落ちた原因を教えてほしいと言ったところで、 原因や理由は絶対に教えてくれない ことも、情報が出回っていない一つの要因となっているのです。
検索ユーザーが本当に知りたい審査の情報や裏側について、今回は消費者金融に勤務していた管理人が包み隠さずに書いていこうと思います。実際に審査受付から決裁(貸付するかしないかの最終判断をする人)までしていましたので、 リアルな情報をお届けできると思います。
(採取更新日:平成29年3月30日)
消費者金融審査の流れとは?
まず、過去の記事にも書きましたが、審査の流れを簡単に書いておきます。
1.まずは初めての申込みなのか、増額なのか過去に完済した人の申込みなのかを調べる。
2.未成年や高齢者、無職など明らかに融資不可ではないか調べる。
3.指定信用情報機関を照会し、信用情報を調べる。
4.自宅・会社へ在籍確認の電話をする。
5.最終的にスコアリングシステムと決裁者による最終判断。
審査担当者が語る審査の裏側!
まず、最初に調べる初めての申込みなのか、増額なのか、過去に利用したことがある(再申込み)なのかですが、これは意外に間違えて申込みしてくる人が多いです。間違えると言うのは、今現在利用中にもかかわらず、新規申込みとなっていたり、前に完済している人でも、新規申込みをしてくるケースが多々あります。
一度完済している人は、勘違いで新規申込みするのはまだ分かりますが、利用中の人は新規では無く、 増額審査 になりますので、審査がそもそも違うのです。また、ごく稀ですが、数年前から延滞している人からの申込みも実際にありました。その人は7年ぐらい前から行方不明で延滞中なのですが、多分借りたことを忘れていて、普通に申込みしてしまったのでしょう。会社的には貸倒処理となっていますが、当然申込みがあれば住所や勤務先を聞くことになりますので、そこから回収の交渉をすることになります。
数年間も放置していれば利息もかなり溜まっていますが、満額の利息を請求するのではなく、交渉において、ある程度滞納利息をカットして和解することがほとんどです。
新規申込みを調べ、未成年・無職などを省いたのち、指定信用情報の審査となります。消費者金融などのキャッシング審査では、この項目が非常に重要となっています。 総量規制によって年収の1/3までしか貸付できない ですし、他社の返済が遅れていれば即アウトです。また、事故情報(3か月以上延滞や債務整理・破産など)があっても即断りになります。
自分の信用情報を見たことがある人はあまりいないと思いますが、他社の返済が遅れているのか遅れていないのかはすぐに分かります。中には3か月以上も滞納中で申込みしてくるひと、3日以内に10件も融資申込みをしている人、破産手続き中に申込みしてくる人など、いろいろな人がいます。
管理人が驚いたのは、破産手続き中に申込みしてくる人です。破産とは裁判所が破産を決定して、免責を許可しなければ支払は免除されません。その為、破産手続き中に借りた場合、最悪免責不許可事由に該当し、免責が下りない可能性もあります。しかし、申込みしてきた人は、依頼している弁護士にも内緒でお金が欲しい一心で申込みしてきたのです。このような人は、破産で支払が免除されたとしても、すぐにまた消費者金融へ申込みするタイプの人だろうと思います・・・。
在籍確認で退職している人もいる!
信用情報の審査が問題なければ、在籍確認を取ります。ここまで来たら、審査の大部分は終了しており、 貸付する方向で進めている はずです。しかし、肝心の在籍確認で実は、勤務先を退職している人、または、自宅には住んでおらず別の住所で住んでいる人など、嘘をついている人はけっこう多いです・・。
特に勤務先への在籍確認では、1週間前に辞めていますなどはよくある話です。それを本人に聞くと、今はまだ仕事を探している最中で無職とのこと。収入がなかったので当面の生活費として借りたいと言われましたが、当然断りました。無職で収入が無い人に貸付しても返済ができず、延滞につながるだけなのです。
在籍確認はこのように、本当に勤務しているのか?申告の住所に住んでいるのか?確認するには最適な方法なのです。
最終的な決裁は担当者によって基準が変わる
在籍確認も問題がなければ、最後は決裁者による最終審査になります。申込みが多い消費者金融であれば当然決裁者も多くおり、それぞれ基準が違いますので、 判断する人によって審査基準は変わってくる のも事実なのです。
Aさんだったら審査通過していたケースでも、Bさんの決裁は審査不可になることも実際にはあります。審査する側の人間からしてみれば、どのお客さんがしっかりと返済していくのかなど、貸付してみないと誰にも分かりません。しかし、 過去のデーターと自分の経験から 最後の判断をしているのです。
社内目標もあるので、本音を言えば、多くの人に貸付して、支店の融資残高を上げたいと思っているのですが、貸付後に延滞等があれば、成績に響きますので、そのあたりも考慮して判断をしているのが現状です。
人間が判断していることなので、日によって判断基準も変わってきます。例えば前日の融資残高が大きく目標よりも下回っていた場合、その分を取り戻そうと思って、通常なら断るお客さんにも融資をしてしまうケースはあるのです。
このように、消費者金融の審査は担当者レベルによって結果が変わってくることはリアルにあります。そしてそれは中堅や中小などの小さい消費者金融であればあるほど その傾向が強くなっている のです。大手で借りられなかった人は、また大手に申込みするよりも、中堅や中小の消費者金融に申込みした方が借りれる可能性が高い場合もあるのです。
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