アラフォー主婦です
年を重ねるとともに、教養も身につけたいなぁと、
日々 ひたすら本を読んでいます。
難しそうだったり
関係なさそうだったり
もう知ってるようなモノでも
知識の幅を広げるために
とにかく 目を通してみます!!
今回はコチラ
「学力」の経済学
単行本(ソフトカバー) – 2015/6/18
中室 牧子 (著)
◇ゲームは子どもに悪影響???
◇教育にはいつ投資すべき???
◇ご褒美で釣るのはいけない???
「その教育、本当に、効果があるのか???」
この本、とっても面白かったですよ〜
Amazonの教育分野で
第1位になってるベストセラーだそうです。
なんとなく、一般的に言われてるようなことを
全部、データから統計出してバッサリ。
統計の取り方って、難しいんですね。
私も、目が覚める思いでした。
例えば、うちの近所に、
とってもいい私立の小学校があるんです。
のびのびした校風に魅力を感じ、
遠くから、入寮してまで入学する子がいるくらい。
その学校の子たちは、
のびのび、キラキラ輝いてる、
そのへんの公立の小学生と、全然違う(ように見える)。
「あの学校に行けば、のびのび育つ!!」
って思い込んでいました。
この本を読んで、そんなことは幻想だと気づきました。
そもそも、のびのびした校風の学校に
わざわざお金を出して入学させる親なのだから
そもそも、のびのびと子育てしてる可能性が高い。
そして、小学校から私立に通わせるからには
もともと子育てに関しての意識が高いのでしょう・・・。
この本では、
比較の難しさを紹介してくれています。
「本を読んでいる子は勉強ができる」
って、よく聞きますが、
これも、
「勉強ができる子が、本をたくさん読んでる」
という可能性もあるとのこと。
なるほどー!!!
本を読んだから頭いいんじゃなくて、
教育に熱心な家庭のお子さんが、
本を読む機会が多いだけなのかも!!
と、見る角度を変えると、まったく違うことになります。
面白かったのは
前書きの
「試験前になると、祖母の訃報が増える」
という話。
大学の、試験や卒論の締め切りの頃になると、
学生たちの「祖母の訃報」の件数が
驚異的に増えるとのこと。
データを集めて分析した結果、
祖母の死亡率は、
試験前で通常の10から15倍
その中で、成績の悪い人だけに絞ると
通常の50倍の死亡率だったとか。
この驚愕のデータと分析を学生たちに紹介したら、
それ以降は、祖母の死亡率は0%になったそうですwww
データってすごいなwww
他にも、
子どもに「勉強しなさい」と言って、
子どもが勉強する確率はまさかのマイナスでした。
(言わない方がマシ)
あと、テレビを全く見ない子と
1時間2時間見る子との勉強時間の差は
一日1分か2分とのことです。
テレビを見ないからといって
勉強時間が増えるわけではないし、
見たからといって減るわけではないようです。
暴力的なゲームをしてる子のほとんどは
暴力的ではないとか、
テストの結果がよければ
お小遣いをあげることにしたら
成績が上がる確率が高いとか。
えー?お金のために勉強???
て思ってしまいますが、
いい点を取ってもらったお金は
ほとんどの子は貯金しているとのこと。
小さいころから、「お金を貯めて、
大事に使うこと」を覚えるいい機会になります。
教育にはいつ投資するべきか
という点は、
幼少の頃、小学校の頃・・・
と、小さい頃にかけたほうが
費用対効果は大きいという統計だそうです。
他 もりだくさん ↓
いろいろ
興味深かったです。
著者は、
「テレビとかで偉そうな人が自分の意見を言ってことをそのまま信じないで」
と気づかせてくれます。
根拠のない思い込みで判断するのは
危険ですね(^^;)
長々と読んでくださって
ありがとうございました(^^)
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