この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
広告
posted by fanblog
2023年05月17日
男性にもある更年期障害 漢方薬が効果的な役割を どれを選べばよい?
ホルモンが体の調子の波を作ることはこれまでの記事でも何となく触れてきました。
女性は閉経する少し前から乱れていき、やがて下降していきます。
女性の更年期障害については良く語られますが、男性の性ホルモンももちろん減っていくため、
それに伴う症状が起こりえるのです。
ただそれは、知っておくことで未然にコントロールできたり、自分に起こりえる症状を迎える準備ができます。
必ず訪れる更年期 いつから?どんなふうに?
女性の場合閉経する前後約10年くらいを更年期と呼びます。閉経が平均50歳くらいでおおよそ45から55歳あたりを指すと考えます。この更年期と呼ばれる女性ホルモン(エストロゲン)のバランスを崩す時期、不定愁訴と呼ばれるいわゆる客観的には特別問題ないのに様々な自覚的な症状を訴える状態が出やすくなります。
特に『ほてり』『のぼせ』と呼ばれる症状、運動など汗をかくことをしてないのに、カーっとほてってのぼせるような状態になったり、体の芯が熱いなどの表現で言われる症状が有名ですが、そのほかにも気分の落ち込みやめまい、イライラ、頭痛、関節の痛みなど多岐に渡っていて、その症状が日常生活に支障を来すくらいひどい状態を更年期障害と呼びます。
最初から更年期の症状だと断定することは難しく、明らかに本人は調子が悪いのであちこちの病院を受診したり検査したり…結局何も異常が見当たらず最後に婦人科で更年期障害ですねとなることも少なくありません。
女性の更年期障害に使われる漢方薬や対策
更年期障害のようにこれと特定した症状ではなく、全身の多岐に渡って症状があるような状態に漢方薬は有効と考えられています。
代表的な漢方薬は、当帰芍薬散、加味逍遙散、桂枝茯苓丸があります。
それぞれ被る症状はありますが、その組み合わさった症状と含まれている生薬のブレンドによって異なってきます。
当帰芍薬散には胃腸の動きを良くしたり血行を促進させ、利尿作用もふくまれており、冷え性でむくみや耳鳴り、頭痛などの症状にも有効な成分が入っています。
加味逍遙散には血行を良くし、血液不足を補うなど貧血様症状、また精神を落ち着かせる成分もあるためイライラや不安があるなど多愁訴なタイプに向いた漢方薬のようです。
また桂枝茯苓丸には、解熱発汗作用のある桂皮が入っており、主にのぼせやほてり症状を和らげたり、牡丹皮が腰痛やその他の痛みを緩和する働きがあります。
そもそも更年期の様々な症状は自律神経の乱れによって重くなる傾向があります。
バランスの取れた食事を1日3食摂って適度な有酸素運動をし、質の良い睡眠を充分にとってストレスをため込まない、このような生活を送れたら更年期もそんなに怖くないと言われています。
ただこの年齢は色々無理がたたったり、家族に振り回されて自分が一番不規則な生活になったり、ストレスも多かったりしますよね。
それでも知っていればなるべく意識した生活を送れるので、自分なりに気を付けて毎日を送れると思います。
かくいう私も自慢できる生活を送ってはいません。
書きながら気をつけなきゃ〜と思う一人です。
男性更年期障害には違った漢方薬のアプローチがあります
男性の場合も同様に男性ホルモン(テストステロン)の減少によってやる気が出ない、だるい、ほてりなど女性の症状と似たような状態になることがあります。
特に生活習慣や睡眠の改善でホルモンの急激は減少を抑えることもできますが、それに併せて漢方薬を使うとより効果が期待できます。
男性の場合は、補中益気湯や八味地黄丸、柴胡加竜骨牡蠣湯が良く使われるようです。
もともと補中益気湯は病後の体力回復のために処方されることもある漢方薬で、更年期症状の比較的軽い方にはこの漢方薬が有効なようです。消化器機能低下や手足の倦怠感などに効果が期待され、男性ホルモンのサポートにも役立つようです。
腰痛や下肢しびれなどにも使用される八味地黄丸は、不定愁訴のある方に適していると言われています。
老化による様々な症状の緩和に期待できるため、症状が多岐に渡る場合は向いている漢方薬なのかもしれません。
不眠やイライラなどの精神症状にも処方される柴胡加竜骨牡蠣湯は、不安やイライラ、動機など主に精神的な症状として出る更年期のタイプに適しており、またテストステロンの低下を改善する効果も期待できるようです。
自分に合った漢方薬は専門家に聞いてみよう
このように同じような更年期症状でも男女で使う生薬が違うため、漢方薬の選択肢が全く異なるようにその人それぞれの症状の有無や強弱でもその選択は変わってきます。
最初に選ぶ漢方薬もそうですが、効果がなかなか出てこなかった場合の、いつどの漢方薬に変えてみるか、もしくはもう少し様子を見るかなどの判断は専門家でないと難しいと思います。
漢方薬のように長期にわたって内服することで変化を期待するようなものはそれ相応の知識がないと正確には判断できないものです。
それでも副作用の少なく、体の根本から改善を期待する漢方薬の役割は大きいと思います。
性ホルモンが減少することでリスクの高くなる病気
性ホルモンの減少は更年期症状だけでなく、実際に様々な体の器官に影響を及ぼします。
女性ホルモン(エストロゲン)には血管をしなやかに保つ働きがあるので、このホルモンが充分にあるときは多少の肥満があってもいわゆる生活習慣病が予防されていました。
更年期に入り、エストロゲンが減るとともにその血管への保護がなくなっていき『脂質異常症』『高血圧』『糖尿病』へのリスクが高まり、『動脈硬化』も進んでいきます。こういった病気は本人の自覚なく静かに進んでいくため、更年期に入っても依然と同じような食生活をしていたら一気に太ってしまったり、このような病気に進んでいってしまうこともあります。
特に血管のしなやかさを失って生活習慣病が進んだ血管は動脈硬化を引き起こし、それを放置していることである日突然『脳梗塞』や『心筋梗塞』などで倒れてしまう…ということがあり得るわけです。
また骨密度も急に低下することがあり、女性は特に閉経後骨粗しょう症へのリスクが高まります。
なお、男性も同じように男性ホルモン(テストステロン)が減少することで女性と同じように生活習慣病へのリスクが高まります。
ただ、女性の更年期についての症状やリスクはわりと知られていることが多い反面、男性の更年期への認知度はそこまで高くありません。また、女性ホルモンは閉経前後で一気に減っていきその後おちついてくるので認知しやすいですが、男性の場合は40代から徐々にホルモンが緩やかに長期間にわたって減っていくためわかりにくく、このような疾患への自覚がしにくいようです。
やっと色々な事から自由になれる年齢、楽しく過ごせますように
自分自身の仕事や例えば親の介護など、そして大きくなってきた子供進学など心労の絶えない40代から50代を抜けたら、やっと退職したり仕事量を減らして自分の時間が持てるようになる老年期。
ただその忙しい更年期の時期、いかに自分の身体の状態を把握してケアしていたかでその老年期以降の健康状態が変わってきます。
ついつい無理しがちですが、無理しても何とかなっていた30代までの自分のようにはいかなくなるものです。
やっとゆとりが出てきたときに健康で元気に好きなことが楽しめるように、自分が迎えるかもしれないリスクを知ってそれに備えましょう。
2023年03月24日
春到来!わくわくして上がる気分と不安定な気持ちはどこから…?
こんにちは
一気に気温が上がってきてかなり早めの桜がすでに満開のところも。
もう入学式を桜とともになんて景色が見にくくなりましたね。
桜が咲き始めると、何となく気分も高揚し、わくわくした気分になります。
先日菜の花を見に行きました。
もうすでに満開!!
茶色だった景色が色づき始めて、心機一転スタートだと思える季節である一方、心が浮つき始めて不安定になる人もいます。
この時期は様々な結果が出る時期、お別れの時期でもあり今まで続いていた生活や仕事に区切りがつくときでもあります。
短くても少なくとも1年は続いてきたであろう学校生活や、転勤、新しい仕事への挑戦だったりこれまでの生活に終止符を打って、次のステージに行こうとする人も少なくないはずです。
ここまでは一気に進めて、きっとこれから始まる生活はもっと良くなると希望一筋で最後の日を迎えた瞬間から、急に大丈夫かな、失敗したらどうしようと不安になる人もいるかもしれません。
それは普通のどんな人にもあり得る心境で、特別問題なことではありません。
ただ、中にはその不安が一気に精神状態を悪くさせる人もいます。
また気分が上がりすぎて、いわゆる『ハイ』状態になってしまう人もいます。
さあ、これから新しいスタートだ!とわくわくしていたのが急に気分が落ち込み、これまで楽しいと思えたことが全くそう思えず、一日中何をする意欲もわかない…。疲れかな、ストレスかなと思って少し気晴らしをしたり、ストレスの原因を解消してみたものの一向に良くならない…そのうち何をやってもダメなんだ、自分は役立たずだと否定的になってしまい、さらに症状が悪化していく。
このような状態になってしまうと、それはうつ状態といえるかもしれません。
周りには伝わりづらく、最初のうちは自分で何とかしなきゃと頑張ろうとしたりします。
でも、それが逆効果になってさらに悪化する原因にも。
周りにもわかってしまうほどの状態、さらには自傷行為なども出てくるじょうな状態になってしまったら、まずは精神科で相談する必要があるでしょう。
でも、何となく気分が上がらない、意欲がわかない、急に涙が出てくる…など感情のコントロールがうまくいかないなと自分が感じる些細な変化で気づけた場合、漢方薬が助けになってくれるかもしれません。
うつ状態とあ相反する状態に『そう状態』というものがあります。そう状態とうつ状態が交互にやってくる状態があります。
かつて躁うつ病と呼ばれていた双極性障害というのがそれに値します。
そう状態というのは、本人にはわかりにくい状態です。とても気分が高揚して何でもできる気がしたり、寝なくてもいつまでも元気だったり、本人としてはエネルギッシュな自分なので、異常とは感じにくいからです。
でも、周りから見ると明らかに寝ずに落ち着きなくウロウロしたり、同じようなことも繰り返し話しては大きなビジョンを語る割に、すぐに放り出してまた違うことを言い出したり…もともとそのようなタイプの人もいますが、それとは明らかに違いおかしいんじゃないかなと思わせる状態です。
春になって暖かくなってくると誰しも気分が高揚してきますが、そんなんじゃないと思える人が周りにいたら、少し気にしてみてあげてください。
明らかに日常に支障をきたすような状態だったら、専門家にみてもらう必要があるでしょう。
もちろん受診をすればその症状にあった薬があります。
昔に比べて様々な抗うつ薬だったり、安定剤や向精神薬などあり、その状態に応じて選択肢が増えています。
ただ精神科にしても心療内科にしても、受診先を慎重に選ぶ必要があります。
特に精神科より敷居の低い心療内科は、精神科に近い先生もいれば、内科に近い先生もいます。
話を聞いてくれることが中心の診療もあれば、処方だけで済ませてしまう先生もいます。
先生とて人間ですから、合う合わないもあるでしょう。
受診前によく吟味されることも大切ですし、何回か行って合わないなと思ったら、受診先を変えてみることも考えてみてください。ただ、そのうえで投薬された薬は何回か飲んだだけで劇的に症状が好転するわけでもありません。また、薬だけでは良くならないのも精神症状です。
アドバイスがあったら、日常生活でもそのアドバイスに従って変えていく必要があるでしょう。
漢方薬では太刀打ちできない重度の精神症状や、統合失調症、そう状態などは受診をしていく必要がありますが、気分の落ち込み、倦怠感や意欲低下など身体的には問題ないのに、明らかに自覚症状がある…というときは漢方薬が出番の事が多いです。
ただ気分が落ち込むといっても、そこについてくるほかの症状で漢方薬の選択も変わることがあります。
相談するときは毎日の生活の中で例えば、食欲もないとか眠れなくなったとか、イライラしやすくなったなど細かな変化も合わせて相談してみてください。
漢方薬で解決することもたくさんありますから。
一気に気温が上がってきてかなり早めの桜がすでに満開のところも。
もう入学式を桜とともになんて景色が見にくくなりましたね。
桜が咲き始めると、何となく気分も高揚し、わくわくした気分になります。
先日菜の花を見に行きました。
もうすでに満開!!
茶色だった景色が色づき始めて、心機一転スタートだと思える季節である一方、心が浮つき始めて不安定になる人もいます。
気分が不安定でソワソワしてしまう
この時期は様々な結果が出る時期、お別れの時期でもあり今まで続いていた生活や仕事に区切りがつくときでもあります。
短くても少なくとも1年は続いてきたであろう学校生活や、転勤、新しい仕事への挑戦だったりこれまでの生活に終止符を打って、次のステージに行こうとする人も少なくないはずです。
ここまでは一気に進めて、きっとこれから始まる生活はもっと良くなると希望一筋で最後の日を迎えた瞬間から、急に大丈夫かな、失敗したらどうしようと不安になる人もいるかもしれません。
それは普通のどんな人にもあり得る心境で、特別問題なことではありません。
ただ、中にはその不安が一気に精神状態を悪くさせる人もいます。
また気分が上がりすぎて、いわゆる『ハイ』状態になってしまう人もいます。
不安や気分の落ち込みが激しいと一種のうつ状態になってしまうことも
さあ、これから新しいスタートだ!とわくわくしていたのが急に気分が落ち込み、これまで楽しいと思えたことが全くそう思えず、一日中何をする意欲もわかない…。疲れかな、ストレスかなと思って少し気晴らしをしたり、ストレスの原因を解消してみたものの一向に良くならない…そのうち何をやってもダメなんだ、自分は役立たずだと否定的になってしまい、さらに症状が悪化していく。
このような状態になってしまうと、それはうつ状態といえるかもしれません。
周りには伝わりづらく、最初のうちは自分で何とかしなきゃと頑張ろうとしたりします。
でも、それが逆効果になってさらに悪化する原因にも。
周りにもわかってしまうほどの状態、さらには自傷行為なども出てくるじょうな状態になってしまったら、まずは精神科で相談する必要があるでしょう。
でも、何となく気分が上がらない、意欲がわかない、急に涙が出てくる…など感情のコントロールがうまくいかないなと自分が感じる些細な変化で気づけた場合、漢方薬が助けになってくれるかもしれません。
ちょっと気分が上がりすぎ?本人には気づきにくいこと
うつ状態とあ相反する状態に『そう状態』というものがあります。そう状態とうつ状態が交互にやってくる状態があります。
かつて躁うつ病と呼ばれていた双極性障害というのがそれに値します。
そう状態というのは、本人にはわかりにくい状態です。とても気分が高揚して何でもできる気がしたり、寝なくてもいつまでも元気だったり、本人としてはエネルギッシュな自分なので、異常とは感じにくいからです。
でも、周りから見ると明らかに寝ずに落ち着きなくウロウロしたり、同じようなことも繰り返し話しては大きなビジョンを語る割に、すぐに放り出してまた違うことを言い出したり…もともとそのようなタイプの人もいますが、それとは明らかに違いおかしいんじゃないかなと思わせる状態です。
春になって暖かくなってくると誰しも気分が高揚してきますが、そんなんじゃないと思える人が周りにいたら、少し気にしてみてあげてください。
明らかに日常に支障をきたすような状態だったら、専門家にみてもらう必要があるでしょう。
受診をするときはまず見極めを
もちろん受診をすればその症状にあった薬があります。
昔に比べて様々な抗うつ薬だったり、安定剤や向精神薬などあり、その状態に応じて選択肢が増えています。
ただ精神科にしても心療内科にしても、受診先を慎重に選ぶ必要があります。
特に精神科より敷居の低い心療内科は、精神科に近い先生もいれば、内科に近い先生もいます。
話を聞いてくれることが中心の診療もあれば、処方だけで済ませてしまう先生もいます。
先生とて人間ですから、合う合わないもあるでしょう。
受診前によく吟味されることも大切ですし、何回か行って合わないなと思ったら、受診先を変えてみることも考えてみてください。ただ、そのうえで投薬された薬は何回か飲んだだけで劇的に症状が好転するわけでもありません。また、薬だけでは良くならないのも精神症状です。
アドバイスがあったら、日常生活でもそのアドバイスに従って変えていく必要があるでしょう。
あなたに合った薬が選べるのが漢方薬
漢方薬では太刀打ちできない重度の精神症状や、統合失調症、そう状態などは受診をしていく必要がありますが、気分の落ち込み、倦怠感や意欲低下など身体的には問題ないのに、明らかに自覚症状がある…というときは漢方薬が出番の事が多いです。
ただ気分が落ち込むといっても、そこについてくるほかの症状で漢方薬の選択も変わることがあります。
相談するときは毎日の生活の中で例えば、食欲もないとか眠れなくなったとか、イライラしやすくなったなど細かな変化も合わせて相談してみてください。
漢方薬で解決することもたくさんありますから。
2023年03月17日
ダイエットのために市販の漢方薬・・・その使い方合っていますか?
ダイエット、脂肪を落とす、おなか周りをすっきり・・・など誰もが永遠のテーマにしているような悩み。
もちろん運動や適切な食事で健康的にゆっくり体重を落としながら、体も引き締めていくというのが理想です。
でも運動なんてする時間ない!とか疲れて運動なんてできない、苦手・・・そして食事は外食が多いし、好きな物を食べたい・・・みんなそんなワガママを言ったままダイエットできる魔法のような方法が紹介されればつい試してしまいがち。
そしてその効果はなるべく早く期待したいのです。
ダイエットで漢方薬飲んだら下痢した!!
ある夜、夜間救急に若い女性が来ました。主訴は腹痛、下痢。
はやりの胃腸炎かなと思い、問診をとってみると・・・ダイエットできるという漢方薬を2〜3日前から飲み始めたら、おなかが痛くなり、下痢をしていると。
なんていう漢方薬か聞いてみたけど、詳しく分からない様子。漢方薬だからいいかな〜と思って飲んでみたそうだ。よく漢方薬でダイエットとか脂肪を落とすとか言われて使われるのは『防風通聖散』。
彼女の飲んだ漢方薬がこれかどうかは分からないけど、可能性は高いと思います。
『防風通聖散』の効用に肥満症というのも確かにありますが、便秘やむくみなどにも効果があると言われています。生薬の中に便通をよくする物が入っているため、便秘ではない人が飲めば下痢になることもあり得る訳です。またこの漢方薬には大黄という生薬も入っており、便通に効きますがメラノーシスと言って粘膜を黒くしてしまいます。大腸の神経機能が低下してしまい、次第に効果がなくなってきてしまうのです。
漢方薬はいろいろな生薬の組み合わせ
漢方薬とはいろいろな生薬を組み合わせて煎じて飲むのが本来の方法で、お隣韓国ではいわゆる医師の他に漢方医という医師もいます。そこでは医師が話を聞き、脈をとり、必要と思われる生薬をブレンドして処方するのです。日本ではそこまで漢方薬という物がメジャーではないので、すでにブレンドされた防風通聖散のような漢方薬を使用することが多いのですが、このようにいろいろな症状に効果のあるものなので、やせたい=防風通聖散というわけではないのです。
特にこの薬は『体力充実』している『太鼓腹の肥満』に適していると言われています。
その女性は若いので体力には問題無いかもしれませんが、決して太鼓腹ではありませんでした笑
安易に考えず、薬剤師さんに相談してみよう
今回のように薬を飲んでダイエットをしようというのは、そもそもやり方が間違っているので決しておすすめしません。最近ではダイエット目的で糖尿病薬を飲むと言う話も聞きますが、とても危険な行為です。
薬を飲んで体重を落とすと言う行為がどのくらい体に負担がかかるか、それがその後どのように健康に影響するか考えず、痩せると言うだけで本来と違う目的で薬を飲むことは絶対やめるべきです。
そして、漢方薬は生薬のブレンドだとお話したとおり、1つの目的だけで飲むものではないので、同じ症状でも人によって選択される漢方薬が変わる事があります。
とうてい素人には難しい話です。
薬の専門家である薬剤師さんにきちんと相談し、評価をしてもらいながら是非試してみてください。
漢方薬試してみたい・・・でもどこで相談しよう?
先日漢方薬について少しお話しましたが、じゃあ漢方薬ってどこでもらうの?って感じる人も多いでしょう。
漢方薬での治療を主に行っている診療所やクリニックもありますし、総合病院で漢方科のような診療科を設けているところもあります。
でも毎日みんな忙しい。受診するってそうそう切羽詰まらないとしないですよね。
私が勤めているところの1つに夜間の救急診療所がありますが、皆さん受診の理由が「昼間仕事があるから」「忙しくて平日は受診できない」など大抵救急にかかる理由としては首をかしげるような患者さんばかりです。
なので、ずっと飲んでいる薬で効果がないとか、もう少し違う治療薬はないのかなというさらに切羽詰まっていない状況では、次に症状が悪くなったときでいいか、とつい問題を先延ばしにしがちです。
本当は「忙しい」は理由にならない
患者さんのほとんどは「忙しくて」とか「仕事が休めないから」と口をそろえて言います。
きっと本当にそうだと思います。
私もそうです。忙しくてとても仕事なんて休めません。
でも忙しければ忙しいほど体には負担が積もり、体が勝手に解決してはくれません。
それどころか、悪化したりずーっと治らなかったりするわけです。
結局自分の体の不調は、自分の時間を割いて向き合わないといけないのです。
LINEで薬剤師に相談できる
わたし漢方 ではLINEで相談で体の不調の相談をでき、それに合わせた漢方薬を自宅に配送してくれる新しい形の漢方相談サービスです。
初回の問診と体質診断は無料!とりあえずどんな感じか聞いてもらおうかなと気軽に相談できそうですよね。
体質改善の相談から漢方薬処方となると有料になるそうです。
最初の問診でんーちょっと違うんだよな、とか自分の体質についてなるほど!と思えなかったらそこで一度考え直してもいいし、自分の体質に対して新たな発見があって、改善してみたいと思ったらそこで漢方薬を実際試してみるのも良いと思います。