NHK「あさイチ」「おはよう日本」「ためしてガッテン」などのテレビ番組等でも有名な、青?? 幸利先生が「1日1万歩で健康になる」は大きなウソだったとし、新しい健康づくりの方法を発表していますので、簡単に紹介したいと思います。
まず、一万歩のように歩数だけを目標にしてはダメということです。
そして長く歩けばいいといった、「激しい運動=健康の近道」は大きな間違いなのだそうです。
なぜならば、激しい運動をしている時というのは、心臓からものすごい量の血液が送り出されています。そして、大量の血液が、血管を通ろうとすればするほど、血管は詰まっていきます。
これは、心筋梗塞等を引き起こす要因にもなってしまうそうです。
健康に効く歩き方には、「黄金律」がある
では、効果的なウォーキングとはどういうものでしょうか。
さまざまな病気に対して「ある指標に基づいたウォーキング」が効果的であるということが、研究を通じてわかってきたとのことです。
ひとことでいえば、やりすぎでもなく、足りなすぎでもない。つまり「ほどほどの運動」です。
「ほどほどの運動」こそが、「万能薬」なのです。
「歩けば歩くほど健康になる」と思って歩きすぎれば、免疫力が低下し、病気になりやすくなります。「やりすぎは体に毒」なのです。
だからといって、「足りなすぎても体に毒」なのです。
犬の散歩やスポーツクラブでの運動で疲れてしまい、それ以外の時間にぐったりしていては、健康を害してしまうのです。
では「ほどほど」の運動とはどんなものなのでしょうか。
「ほどほど」の運動とは……
1日24時間の総歩行数=「8000歩」
そのうち中強度の運動(歩行)を行う時間=「20 分」
この2つを組み合わせた数字です。
これが、先生が研究をもとに導き出した健康長寿を実現する「黄金律」であり、健康を維持するための重要な数字なのです。
では、「運動強度」とはいったい何でしょうか?
あなたにとっての「中強度」の運動とは?
簡単に言ってしまえば「なんとか会話ができる程度」の速歩き
それが、あなたにとっての「中強度」の運動です。
のんびり散歩のように、鼻歌が出るくらいの歩き方だと、ゆっくりすぎます。
競歩などのように、会話ができないほどの歩き方だと、速すぎます。
「中強度の運動」を測る基準は、「なんとか会話ができる程度」の速歩きなのです。
「朝起きてすぐウォーキング」は正しいか
速歩きをするのに、もっとも適した時間帯は1日のうちのどこでしょうか?
?@早朝、?A日中、?B夕方、?C就寝前
どの時間帯か、わかりますか?
正解は、?Bの夕方です。
そして、もっともおすすめできないのは、?@です。
なぜ朝のウォーキングはよくないのか
まず、なぜ、夕方に速歩きをするのが最適なのでしょうか。
夕方の4〜6時は人間の体温がいちばん上がる時間帯です。
夕方に速歩きをすれば、筋肉に刺激が与えられ、血液のめぐりもよくなります。
そして、ピークの体温がさらに上がります。そのため、最高体温と最低体温の差は広がります。
また、夕方のピーク時から徐々に体温が下がり、就寝時の体温に至りますから、夕方の体温が高ければ就寝時の体温も高くなり、起床時よりも就寝時のほうが高くなります。そして、平均体温も必然的に上がります。
そして、朝が危険な理由。それは、朝起きた時、人の体は「カラカラの状態」だからです。水分がカラカラの状態ということは、血液がドロドロの状態ということです。そんな状態で、いきなり運動を開始するとどうなるでしょう?
心疾患や脳卒中が起こるリスクが高くなります。
事実、脳卒中や心疾患の発症を時間帯別に見ると、午前中に集中しているのです。脳卒中や心疾患を予防するためウォーキングを機に病気が発症してしまったら本末転倒ですよね。
ですから、あなたの健康を維持するために「起きて1時間以内」のウォーキングは避けていただきたいのです。
では、「8000歩/20分」のウォーキング生活は、どのくらい継続して行うと大きな効果が得られるのでしょうか?
1つの大きな目安は、2カ月です。
なぜなら、2カ月であなたの「長寿遺伝子」にスイッチが入るからです。
長寿遺伝子の力
また聞き慣れない長寿遺伝子という名前が出てきましたね。
これは、誰もが持っている遺伝子なのだそうです。
ただ、普段は眠っているのだそうです。
2012年にスウェーデンのカロリンスカ研究所によって
「1日20分程度の中強度の運動を2カ月続けることで、長寿遺伝子のスイッチが入る」ことが証明されたのです。
ちなみに、「8000歩/20分」の生活を中断してしまうと、長寿遺伝子はどうなるのでしょうか?
2カ月間ほど休むと、長寿遺伝子は残念ながら再び眠りに就いてしまいます。そうならないためにも、ほどほどの運動としてのウォーキングを続けてみませんか?
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