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損ばかりしていた、金券ショップのばばあ達が損しない生活を目指し、「金券」「株主優待券の換金率」や「子育て終了母」なので、今まで言えなかった事など「そんなことあるの?」知りたくても聞けない内情を赤裸々に書いています。PCの出来ないおばさん三人組がお伝えします。登場人物には承諾を頂いております(笑)
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2019年01月15日

「明治村」で見たい重要文化財「東山梨郡役所」見どころ、楽しみ方

ひ.PNG


引用  博物館明治村公式HP


「ばば3」
今回は明治村に移築され保存されている東山梨郡役所をご紹介します。文明開化により都会から学校、病院、公共施設に洋風建築が取り入れられるようになり、その後地方にも広がっていきました。

明治村にある東山梨郡役所もその流れの中で洋風に建築された地方行政庁舎のひとつ。とても美しい外観が目を引きます。


1.東山梨郡役所とは


明治4年、明治政府がそれまでの藩を廃止して地方統治を中央管下の府と県に一元化(廃藩置県)、その後、大区小区制は地方の実情に合わず不評であったことから明治11年には「郡区町村編成法」が施行されました。

郡区町村編成法の施工により東山梨郡ができ、平等村(現山梨市)の正徳寺に東山梨郡区役所が開庁、2年後郡内の中央に位置する日下部村(現山梨市)に郡役所庁舎が建設されることとなりました。

建物は 擬洋風建築(ぎようふうけんちく) 。擬洋風建築とは形は西洋建築でも、洋風、和風を混合させたもの。当時の大工たちは自分たちの持つ伝統の技術を使い洋式建築を解釈し、見よう見まねで洋式建築を建設しました。

当時の県令藤村紫朗は、擬洋風建築を推進します。 藤村の県令時代に建てられた洋風建築は100件以上にのぼると推測され、山梨県内はどこの村にも一つはあるほどでした 。後に「藤村式」と呼ばれるようになったほどです。

日本人の技術は凄いですね、見よう見まねで、こんなに素晴らしい洋館を製作してしまうのですから、研究熱心と言うか、手先の器用さというか、 近年のノーベル賞が多い事は日本人の忍耐強く、研究熱心な遺伝子 を受け継いでいるからかもしれません。





2.建物の特徴



だ.PNG



東山梨郡役所は、当時の山梨県令(現在の知事)藤村紫朗が推進した洋風建築のひとつ。木造桟瓦葺、中央部分が2階建て、左右翼屋が平屋建てのため屋根が複雑に架けられています。

ベランダの柱は洋風の束ね柱に似せた胡麻幹決り(ごまがらじゃくり)。胡麻幹決り柱とは柱の表面に、縦に彫った溝。壁面の出隅(壁の2つの面が出合ってできる外側の角)は黒漆喰を使い隅石積の形に塗られています。

このように 伝統の技法を用いながら洋風の工夫が随所に見られ、擬洋風建築の魅力 が存分に楽しめます。








3.明治村に移築された経緯



や.PNG


博物館明治村公式HP


明治18年に郡内各村有志者の寄付金約5600円で日下部村(現山梨市)に建設 されました。その後郡制廃止後に日下部警察署庁舎に転用、昭和37年に同警察所が新築移転するまで使用されました。

地元の個人が払い下げを受けた後、現在は明治村に移築されています。昭和41年国の重要文化財に指定されました。

個人の方に払い下げられたと言うことはお幾等で手に入れられたのでしょうか。しかし、後の維持管理が大変だったのではないでしょうか。




4.まとめ

・東山梨郡役所とは地方行政組織の「郡」のための庁舎
・東山梨郡役所は擬洋風建築
・東山梨郡役所は昭和41年重要文化財に指定


東山梨郡役所は左右対称の擬洋風建築でとても美しい外観です。擬とつくとまがい物のような感じがしますが、日本の職人たちの努力の結晶なんですね。伝統の手法を取りながらも、見よう見まねで洋風建築に近づくために最大限の努力したことを思うと建物の見方がまた違ってきます。


参考ブログ  犬山に来たなら「明治村」へ行こう!お得なチケット明治村割引券



FROM  金券ショップ犬山




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