ちょっと前に開催会場やロゴで話題になった2020年の東京オリンピック開催ですが、同時期にサービスを開始するため、日々開発を進めているものがあります。
第5世代移動通信(5G)
つい先日、主流が3Gから4G LTEにほぼ変わったという話を書きましたが、既に5Gの開発もどんどん進んでいるとキャリアの営業さんが言っていました。
第5世代移動体通信システムとは
総務省の資料(URL: http://kiai.gr.jp/jigyou/h27/PDF/0626p1.pdf )によると、5Gでは、10Gbps 以上の通信速度の実現をめざしています。
ちなみに、4G LTEの通信速度はおおよそ100Mbpsですので、1000倍くらい速くなることになります。
仕様についてはまだ確定しておらず、今のところ2017年ごろに仕様化される予定です。
総務省から出ている資料(URL: http://www.soumu.go.jp/main_content/000282113.pdf )によれば、想定している5Gの要求条件として、以下をあげています。
- ライフラインとなるシステムを利用するための接続性を保証する
- IP電話や動画配信などに対する品質(QoE)を最大化する
- より多様なアプリケーションのニーズをサポートするための柔軟性
- 仮想ネットワークのための無線アクセス技術(RAT)の能力
10Gbps...といえば、60GHz帯を使用する新規格の無線LAN、WiGigと同じくらいの速さです。
WiGigの場合は、周波数が高いため、10mほどしか届かないのですが、これがスマホやケータイの電波に利用されるとなると...すごいことです。
なぜなら、今普通に販売されているノートPCやパソコンでもギガビット対応というのが主流。
この速さの10倍なわけですから、ネットも電話もサクサクですよ。
しかも速度が速いために処理にも時間がかからないので、混雑することも減るんでは??
今は一般に使われているのは有線でも1Gbpsですから、速度が落ちがちな無線で10Gbpsはすごいです。
夢は大きく膨らみます。
このところ、IoT(物のインターネット、家電や家の鍵などをインターネットに接続したり相互に通信することで、自動認識・自動制御・遠隔計測などを行うこと)が流行っていますし、これからもインターネットのような通信インフラの重要性はさらに高くなってくると考えられます。
通信技術だけではなく、このインフラ整備のための機器もどんどん新しくなっていくと思いますので、そちらの技術の発展も今後楽しみです。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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