私自身、このアプリに特に不満はないのですが、どうも電波環境があまりよろしくない場合は通話品質が保てず、通話が途切れたりかからなかったり、いろいろと問題出るようです。
通話品質が不安定なのは 「IP電話の特徴」ともいえるので、改善するにはなかなか難しかったりするんですが、アプリを変えたり、そのアプリの設定を適切なものにすることで改善することがあります。
そこで、今日は私がいろいろ使ってみた結果、よかったIP電話アプリ(SIPアプリ)のご紹介をしたいと思います。
ちなみに私は、「Fusion IP-Phone SMART」の番号を使用していますので、それと使用端末のisai LGV32を前提として紹介させていただきます。
Zoiper IAXプロトコルも使える!
SIP意外にIAXというプロトコルを使うことができます。
IP-Phone SMARTからはちょいと外れますが、LinuxオープンソースのAsteriskを使っている場合は便利かもしれません。というのは、SIPプロトコルを使う場合は、NAT越えでよくつまづきますが(事実私も一時つまづきコケました(笑))、IAXだとNAT越えの設定なしでも外からレジストできますので、それ重視で使ってもいいかもしれません。
SIPに関してもデフォルト設定で音質良好です。
外にいてもつながりは良いです。
Media5-fone VoIP SIP Softphone
Media5-foneは、2015年にいろいろ試した際に、私が一番良いと思って使っていたアプリです。
しかし、今年に入ってから、もともと使っていた「VoIP SIP Softphone」ではなく、「MPS VoIp Softphone」しかインストールできなくなっていました。
パソコンの方で検索すると一応ヒットするので、ちょいと強引な方法でインストールしてみましたが、結果
「お使いの国ではインストールできません」
というメッセージで、インストールできませんでした...
SIPのほうはダメでしたので、MPS VoIP Softphoneをインストールしてみましたが、使用するのためにはプロビジョニングサーバのユーザ名とパスワードが必要とのことで使うことはできませんでした。
SEやってるにも関わらず、恥ずかしながら、プロビジョニングサーバのことはあまりよく知りませんので、これに関しては良く勉強してから、後日ご報告したいと思います。
Linphone
Linphoneが使い勝手としては一番シンプルで電話らしい感じがしました。
他のアプリは設定画面や、オプションなどが多彩なため、よくわからない人はどれを押すのか迷う感じです。
が、このアプリは「ザ・電話」で、オプションがついていなさすぎるほどついてません。
インターフェースもこんなにシンプル。
設定も、エコーキャンセラで勝手に調整してくれるので、インストール後は特に設定するものはありません。
よくわからないから、設定は簡単な方が良いという方にはぴったりです。
惜しかったのは、通話中にキーパッドが出ないこと。
ダイヤルインなどで通話中に数字キーを押すことができないので、そこあたりは不便でした。
IP電話を使うときに絶対やっておきたいこと
IP電話アプリ、いやスマホでなくてもIP電話なら何でも、必ずやっておかないといけないことは、
「国際電話ができない設定にしておく」 ことです。
最近増えているIP電話の不正利用。
昨年ありましたね。IP電話不正利用による高額請求。
あれは、海外からSIPサーバに不正レジストをして、あたかも自分の契約しているIP電話を使うかのように国際電話をかけていたのです。もちろん請求は正式な契約者に請求されます。
なので、国際電話はできないような設定にしておいた方が良いです。
Fusionさんの方も、注意喚起の案内の上、特に申請のない場合は国際電話を掛けられない設定にしてくれていました。
便利さの陰にはリスクはつきものです。セキュリティには十分注意して利用するようにしましょう。
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