私が新入社員時代に上司が教えてくれた言葉です。
考えてみると、あれからもう二十年近くになります。
この言葉の意味は、人を評価するとき(好きとか嫌いとか軽い意味も含めて)は「その人自身(オブジェクト)全体を否定するのではなく、その人が行う行動(サブジェクト)を否定しなさい」ということです。
その言葉をこの二十年近くずっと実践しながら生きてきました(つもりです)。
他の社員の人と話をするときに、「naekさんは誰とでも仲良くしゃべれるのがうらやましいです」と言われることがあります。
仕事柄、私はいろんな部署の人と話を機会がありますが、たまにものすごく癖があって(嫌味が多いとか、言ってることが二転三転するとか)どの部署からも嫌がられている人がいますが、私はそういった人とも楽しそうに話しをするのでそう思われているようです。
ただ、みんなから嫌がられるその人は、その人自身のすべてが悪いのではありません。
ちゃんといいところもあります。部下を守ってあげようとする姿勢であったり、雑用を自分から進んでやったり。
ただ、周囲が嫌がる行動をとる機会が多いから、周りが嫌煙するのだと思います。
けれども、一度嫌いと思った人に対しては、興味もなくなるので、その人のいいところも見えなくなってしまいます。
完璧な人は絶対にいません。
よくないその行動を減らして、良い方向に近づいていけばよいだけだと思うのです。
もちろん、私自身もまだまだ不完全です。
誰とでも仲良く出来るなんて書きましたが、どうしても避けたいと思う人がいます。
あまりにも理不尽な言い方をされたりしたら、キレキレで言いたいことを言ってしまいます。
言い合いになることもあります。
私にもいっぱい直すべきところがあります。
そのいっぱい直すところがあるからこそ、人生充実するんじゃないかと思います。
また、自分自身だけではなく、互いに話をして互いに直すべきところをはっきりと言い合うことで、お互い成長するんじゃないでしょうか。
もちろん、「自分から直さないと」という気持ちを持たなければ、何も変わりませんが。
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