ちなみに、他のキャリアは
キャリア
割合(%)
docomo
38.9
au
32.7
SoftBank
21.4
Y!mobile
2.9
その他
0.3
この結果からすっと、格安SIMをメインで使っている人って意外と少ないです。
なんででしょうか。
格安SIMのデメリット
格安SIMは遅いとか、つながりにくいとかっていううわさもありますが、実際はどうなんでしょうか。
ICT総研の2015年9月の通信速度実測調査結果 によると、 ダウンロードに関してはキャリア各社が28〜40Mbpsであるのに対して、格安SIMは10〜20Mbpsと 倍以上の速度差があります。
※ICT総研調べ
しかし、アップロード通信速度に関しては各社似たり寄ったりです。
※ICT総研調べ
この結果から、ダウンロード速度は10Mbpsあれば問題なく使えますので、動画を見たりインターネットを見るなどの通常の使い方であれば、格安SIMでも問題なく使用できるというのが読み取れます。
ただ、このデータは調査実施時点のものになりますので、時間帯(混み具合)によっては格安SIMだと10Mbps以下になってしまう場合もあるということになります。
(通信を使う人が多い時間帯は混雑するため速度が低下します)
また、MVNOは下の絵のように大手キャリア各社の持つ通信回線を借りて通信サービスを提供しています。
そのため、高額な設備を自社で用意する必要がないため、格安で通信サービスを提供できるのです。
スマホから各キャリアの通信回線に接続して、そこからMVNOのサーバに相互接続して、それからインターネットに出ていきます。MVNOはその相互接続するときの帯域幅を大手キャリアから買っています。
たとえば、大手キャリアが100本回線を持っていたらそのうちの10本だけ売ってあげますよ、みたいな感じです。
ということは、大手キャリアが90本の回線を持っているので多くの人が使ってもパンクしにくいですが、10本しか持っていないMVNOの方はそれほど多くの人が使っていなくてもパンクする可能性がありますよ、ということになります。
「パンクする=つながりにくい」ですので、多くの人が使う時間帯ではMVNOではつながりにくいことも発生しうるわけです。
※ 音声通話に関しては通信方法が異なりますので、つながりにくいということはありません。
格安SIMのメリット
格安SIMを利用するメリットは、
- 安い
- 最低利用期間が短い
何より「安い」というメリットは大きいです。毎月支払うもんですから。
しかも電話なんで、できるだけ安い方がいいに決まってます。
しかし、もしも格安SIMをメインで使用する場合は、データ回線はつながりにくい時もあるというデメリットを考慮して、データSIMのみ(最安は540円のb-mobileおかわりSIM)のものよりは、 音声付きのSIM(最安は1078円のfreetel使った分だけ安心プラン)の方がよいでしょう。
心配なのは、先ほどのデメリットにも出てきた、時間帯による速度の遅さとつながりにくさですが、家の中では家のWi-Fiを使えばいいですし、外ではフリーのWi-Fiスポットを探せばよいでしょう。
つまり、格安SIMをおすすめする人は、
- インターネットを家に引いていて、かつ家にいる時間が長い人
- インターネットや動画などを外ではあまり見ない人
- 電話ができればそれでよいという人
- 接続できる無線LANのあるところにいることが多い人
こういった方は、格安SIMの恩恵を多く受けることができるんじゃないでしょうか。
もし、やっぱやめよってなっても、解約料が発生する最低利用期間は1年(データ専用SIMに関しては「なし」か数か月)ですから、すぐ別のキャリアに変えることもできるので、使ってみる価値はあると思います。
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