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2016年04月10日

afrocubano(アフロクバーノ)ダンスを習ってみた vol.1


Holaaaa qué hay???
(やほー元気?)


“Qué hay?”(ケ アイ?)
って、キューバでとてもよく使われる友達同士の挨拶で、特に男性がよく使います。
女性が言うのはあんまり聞いたことないな〜。

この挨拶、私はスペインやメキシコでは一っっっ度も聞いたことがなかったので、初めて聞いた時は「なんて??」ってなりました。
毎日毎日聞くので慣れたけどね。
他の国でも言うのかな??
言うとすればコロンビア・ドミニカらへんかな?どうなんでしょう


ところで!

私、今週から アフロクバーノ(yoruba=ヨルバ)のダンスを習い始めました!

アフロクバーノ、およびヨルバってどんなダンスかというと、「アフロ」という名の通り、キューバのアフリカ系移民が始めたダンスで、太鼓などの生演奏&生歌でお祭りなどで踊られることが多く、リズムや動きはかなりアフリカンフレーバーが漂ってます!

パーカッションとか、野性的な踊りが好きな人は、「かっこいい〜!」って思うと思う!

私もその一人です








「ヨルバ」
というのは、西アフリカに住む(ナイジェリア、ベニンなど)の民族で、キューバにいる黒人系の人はおもにそれらの地域から連れてこられた黒人奴隷の子孫なので、ヨルバ族がキューバに移動した後、自分たちの文化を引き継ぎ、それにキューバ独自・スペイン人の文化なども混ざり合い、キューバで今日まで踊り継がれてきたもの。

Youtubeでヨルバのダンスのビデオを見ていたんだけど、うまく踊れるとパワフルで、パーカッションの音と身体の動きがマッチしていて、ほんっとにカッコいいの!

ちなみにこのアフロクバーノのダンス、 『サンテリア』 と呼ばれる、こちらも西アフリカ発祥で、キューバでさかんに信仰されている宗教と、深く関係があるんです。
(※ キューバと西アフリカのサンテリアには違う部分もあります)

サンテリアには、いろ〜んな神様がいて、一人一人「怒りんぼで力強くて女ったらし」(どんな設定w)とか、「子供みたいでいたずら好き」「すっごくセクシーでモテモテの女神」とか、いろいろ細かく設定が決まっていて、それがなんかおもしろい。
神様と言えども「パーフェクト」じゃなくって、それぞれ違ってそれぞれ個性があるの!
ヒンドゥー教の神様や、日本の七福神なんかに通ずるものを感じます。

なんかふと、日本にもかつてはそういう「個性を尊重する」文化があったはずなのに、なんで現代社会は「完璧を求める」社会になっちゃったんだろう?と思った。

だからこそ日本の建築物も、交通機関やそのほかのインフラも、郵便システムも、いろんなものが他国と比べ断然信頼できるものであって、だからこそ私たちは毎日とても便利&安全に暮らせている。
けれど同時に弊害として、一人一人の「人間」にかかるプレッシャーや負担、期待が時として過剰になりすぎて、精神を病んでしまったり、「逃げ場がない」と感じて自らの命を絶つ人々がいることも事実。
私もわりと完璧主義なところがある性格なんですが(気分屋だけどw)、あめくんがいつも「パーフェクトな人間なんてどこにもいないし、あずさもパーフェクトではないんだから、他人にパーフェクトを求められないはずでしょ」と言っているので「本当に、そうだよなぁ」って感じていたところでした。


話それちゃった!!


というわけでこのアフロクバーノのダンス、今回は1ヶ月間のワークショップなんですが、私自身初めて習うのでいろいろ学ぶことも多いと思い、レポします!



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先ほど書いたようにサンテリアでは多種多様な神様がいます。
そして、それぞれの神様につき、それぞれ異なったダンスがあります

ショーなんかでいろんな神様のダンスを次々に見ると、曲調や踊り方、ダンサーの表情なんかで「あ〜、この神様は多分こんな性格の神様なんだろう」とか想像することができて、それも楽しみのひとつです

ちなみにキューバへ行かれる方は、どこでこのヨルバのダンスが見られるかというと、一番手っ取り早いのは "Callejon de Hammel” (カイェホン・デ・ハメル) という小さな通りで、毎週日曜日にヨルバの生演奏とダンスショーが行われているので、ぜひぜひ見に行ってみてください

無料だし、小さな広場で、地元の人が「自然な感じで」踊っているので、ステージもなく、ダンサーやミュージシャンとの距離も近いし、かなり楽しめると思いますよ!
キューバ人の友達ができる確率も大じゃないかと

ただし・・・・・

観光客とキューバ人で人混みがすごいので、 スリに遭う確率高し。
私、実はここで、財布まるごとスられました!
(パスポートとかじゃなくてよかった・・)
だから、行く際は身軽で、大金を持ち歩かないように気をつけてね〜!!



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今回のワークショップでは、 Elegua(エレグワ) という、子供でいたずらっこで、でもいつも一番に道を切り開く役割を果たす神様の踊りを練習します。
衣装のカラー(テーマカラー)は、主に と黒

エレグワは杖を持っていて、それを使って「道を開く」ような動作がステップに盛り込まれているのが特徴的
また、「いたずら好きな子供(男の子)」という設定なので、首をフラフラ(?)振ったりして、ひょうきんな動きも多くて、なんかかわいい!

教えてくれる先生のYenis(ジェニス)はクバーナで、アフロクバーノをメインに踊るプロダンサー。
すごく細身で、筋肉がすごい!!引き締まってる!


1回目のレッスンは、基本的なリズムの取り方と、基本ステップをふたつ練習しました。

まず、リズムをとるのが大変!!

というのも、音楽は何種類ものパーカッションの音しか聞こえない。
ポップスなどで使われているリズムとは全く別物で、もはや「1,2,3,4」とかカウントできるものじゃない!

なので、ジェニスはまず
「この太鼓の音をよく聞いて、覚えるの」
と言って、その音だけに集中するよう私たちに言い、そこだけに集中してリズムを感じ、それを身体に覚えさせました。
「リズムの数え方」を習ったあとで、胸の動かし方、首の動かし方を別に教えてくれます。

が、身体の各パーツが違う動きをしないといけないから、気をつけることが多すぎて大変!
しかも、身体は常にヒザを軽く曲げた状態でバウンスを続けるので、軽く太ももとお尻と背中(!?)が筋肉痛に。

いや、一見そうとうリラックスしてる感じに見える踊りだけれど(実際「リラックスして、リラックス!!!」とジェニスは叫びまくっていたけれど、頭は大混乱でリラックスできる状態じゃないw)、意外にすっごく体力を使うし(「だからジェニスこんなに痩せてて筋肉あるのか・・」)、終わった後は生徒みんな放心状態でした。

でも、楽しい〜!!


私、小さいころちょっとバレエをしていて、高校と大学はずっとHIPHOPダンスをやっていたのだけど、ヨルバのダンスも元は黒人文化なので、HIPHOPに近い身体の使い方やリズムの取り方をする部分があるな〜と思いました。


来週も楽しみ〜!!


Les hablo sobre eso de nuevo despues del proximo ensayo!
(また次回のレッスン後に報告しまーす!)

Chaooooo!



Besos,
Azzy.


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