しげのです。
今日から何回かに分けて、
テンションコード についてお話していこうと思います。
テンションてどんなもの…?
今日は軽めに、テンションてどんなもんだ?っていうのをお話しておきます。
あなたは、テンションってどんなものか、知っていますか?
テンションというのは一般的には、
7thよりも更に上 に重ねられた音のこと。
具体的には 9th, 11th, 13th のことを言います。
(9度、11度、13度)
例としてCM7で見てみると、こうなります。
(▲クリックで画像拡大)
少しややこしいですが具体的に言うと、
Rootから数えて、 1オクターブ以上離れたところに重ねられた音のこと です。
理論的には正式になんて言うのかしりませんが、
このブログでは、
7thまでを ベーシック、 9thより上を テンション と呼ぶことにします。
(▲クリックで画像拡大)
ちなみに、1オクターブとは 8th = 8度 のこと。
で、さらに言うと、
8th = Root ですので、音楽業界では8thとは言いません。
これはコードの回転になるので、8th じゃなくて 結局 Root なんです。
予備知識として知っておきましょう。
どんな意味、役割りが?
ベーシックコードは、
洋服の生地、素材だったり。
その響きの基礎となる部分。
それに比べ、テンションコードは、
アクセサリーのようなものですね。
コードに飾り付けをして、
オシャレに仕上げるためのテンションコード。
そんな風に考えていきましょう。
どんなアクセサリーを付けることで、
どんな雰囲気に仕上げるか?
ここは、ピアニストやギタリストなど コード楽器の腕の見せ所。
コード楽器の楽しい側面の1つです。
是非テンションを使いこなせるようになって、
ハーモニーのデコレーション を楽しみつつ、あなたのセンスを磨いていってください。
テンションコードの組み方
えっと、さっきのこの図↓↓
これを見て、
「じゃあCM7にテンションノートを入れてオシャレ化しよう!」
なんて思っていると、
初心者の内はこんな風に組んでしまいがち↓↓
えっとですね…
実際にこんな風にコードを組むことはまずあり得ません(笑)
具体的な組み方とかは追々、別の記事でやっていきますが、一例として…
これはCM7に9thだけを入れた例。
適度に音を省いて 組みます。
省き方のコツを言っておくと、
毒にも薬にもならない音 は 省いてもコードは成立 する。というもの。
毒にも薬にもならない音とは、 Rootと5th のことです。
Rootは意外と思うかもしれませんが、
テンションを入れるときは思い切って省いちゃっても結構気にならないもんです。
むしろ、足下が緩くなって返ってオシャレに感じるというもの。
(あ、これはあくまでJAZZでの話です。)
まとめ
さあ、そんなわけで、
- 1オクターブより上に重ねた音のこと
- アクセサリーのようにコード楽器のセンスで飾り付けを変えられる
- 毒にも薬にもならない音は省いて組む
いかがでしたでしょう?
具体的なお話は次回以降にお話していきますね。