しげのです。
今日はサラッと 9th(ナインス) についてお話します。
9th
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1オクターブ=8th(8度) です。
9th(9度)にあたる音というのは、 Rootの1音上 の音。
つまり 2nd(2度)と同じ音 なんですね。
でも音楽業界では、 2ndとは言いません。
コードがCだとしたら、
「レの響きが欲しい」
ってなって、
それを加えた響きを楽譜上で表現すると、9thと呼ぶんです。
テンションは1オクターブより上に重ねたサウンド、
と言われますが、
回転させるとRoot音とくっつくこともある ので、
必ずしも Root音から1オクターブ以上離れていなければいけない、なんてことはありません。
そして、個人的な感覚かもしれませんが、
9thは 「クールな響き」 というイメージがあります。
9th の裏の顔
えっと、鍵盤を見ながらお話しましょう。
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9thはあくまで9th。
Rootと3rdの ちょうどと真ん中、 なんですよね。
すると、 Rootに近い9th、3rdに近い9th というのもの存在してるわけです。
(bレ、#レ)
そう、 半音下げたもの、半音上げたもの ですね。
半音下げたものを、
♭9th、-9th と言います。
表記は違いますが、読み方は フラット・ナインス で同じです。
逆に半音上げたものを、
#9th、+9th と言います。
これも表記は違いますが、読み方は シャープ・ナインス で同じです。
使い方はまた別の機会にお話します。
今日は、ここだけ覚えて下さい↓↓
普通の9thのように、 #も♭も付かない テンションを ナチュラルテンション。
#や♭がついた テンションを オルタードテンション、 と言います。
まとめ
さて9th、いかがでしたでしょうか?
ざっくりまとめます。
- 9thはRootの1音上
- 9thはクールな響き
- 結局は回転させるから必ずRootから1オクターブ離れてなくてもいい
- ♭9th、#9thというのもある
- ♭も#も付かないテンションをナチュラルテンション
- ♭や#が付いたテンションをオルタードテンションという
ではそんなわけで。
この記事は後の辞書的に使ってくださいね。
応援してます。