こんばんわ。
しげのです。
今日は、マイナー7thの時のテンションコードの組み方についてお話します。
7thに比べると、 マイナー7thの方が割とシンプル に感じる人が多いと思います。
(7thはバリエーションも解釈も多くて複雑なんです。)
マイナー7thは 9th,11thが相性がいい
結論から言うとマイナー7thは、
- テンションは9th,11thが相性がよく使いやすい
- 省くとしたらRoot, 5th
- Rootも5thも省かずにそのまま使っててもOK
ということ。
7thの時と違って、 Root,5thは省かず使っても全然問題ない 辺りが特徴と言えば特徴です。
(テンションを入れて組む時、省くならRoot,5thを省くと組みやすいというだけです。)
また、マイナーコードなのでメジャーコードの時よりも3rdが半音低いため、
11thが3rdに干渉しにくいこともあって、 11thは割と使いやすい 響きになっています。
9thを入れた時の組み方の例
単純にRootを省いて9thを足しただけ。
これをそのまま使うか、転回させて使うかは、その時あなたが感じるままに弾けばOKです。
この辺の高さだと右手で弾くことになってくると思いますが、
このとき、 左手をどうするか?の方が案外重要 だったりします。
左手はRootを弾いてもいいし、
Root+5thとかRoot+7thとかでもOKです。
バンド全体の音を聴きつつ判断して欲しいところですが、
大きな分かれ目になるのは、
- Root音が必要な場面か?
- 厚みをどのくらいにするか?
というあたりで左手の使い方が変わってくると思いますので、
その辺にフォーカスしながら実験していってください。
これを、右手がアドリブ中やオブリガード中の時だったら、単純にオクターブ下げた感じになると思います。
左手の響きって結構重要なんですが、
どちらかと言うと、 入れるタイミングを重視 した方が演奏全体は綺麗にまとまると思います。
ただ、最終的に左手のハーモニーがものすごく重要な要素だというレベルに達する瞬間が必ず来ると思いますが、
まずは入れるタイミングを重視して練習することから始めてください。
11thを入れた時の組み方の例
こんな感じですね。
このように、Rootも5thも残っちゃってても全然大丈夫です。
場合によっては5thを省いて4度重ねのモーダルな響きにしてもいいし(真ん中の例の場合)、
中抜けにして薄い響きにしてもいいし(右側の例の場合)、
お好みと状況により使い分けられるように慣れていって下さい。
そして左手で組むという場合は、、、
こんな感じになります。
11thは、だいたいいつでも使えますが、
?Um7-?X7の時なんかに割と使いやすいです。
(?Um7-?X7はまた別の機会でお話しますね。)
もう1つのテンション マイナー6thについて
え〜っと、13thと6thは同じ音ですが、13thではありません、 6th です。
例えばDm13みたいに書くと(あんまりこういう書き方はされない…)、
その間の7thとか全てを含むコードという意味になってしまうのですが、
ここで言いたいのはあくまで トライアド+6th の響きについてです。
Dm7とコードは指定されていますが、
7thをあえて省いて代わりに6thを入れる、というもの。
ちょっと変わった雰囲気のサウンドになります。
どことなく哀愁を響かせたい時なんかに使います。
曖昧な説明になるのをわかっててあえて言いますが、
マイナー7thってやっぱり暗い響きなんですね。
で、コードは変えられないけどどうしても1つ、 一風変わったサウンドが欲しい。
なんてときに、マイナー6thを使うのです。
使う場面は少ないかもしれません。
ただ、マイナー7thって曲中での使われによって 毒にも薬にもならない時 があるんです。
(つまりあってもなくても同じってこと。)
そういう時に、 あえて存在感を出したい場合 にこれを使ってみるのです。
吉と出るか?凶と出るか?は経験で判断していくしかないのですが、
「変化を出す」 という意味では効果は出ます(笑)
まとめ
- マイナー7thは9th,11thが相性がいい
- 省くならRootか5thあたりがいい
- Rootも5thも省かなくてもOK
さ、いかがでしたでしょうか?
記事は長ったらしくなっていますが、
実際はそんなに難しくありません。
何度も弾いてなれていってください。
応援していますね!