こんばんわ。
しげのです。
アドリブ修得に向けて、
今日は「必ずこの2つのどちらかからアプローチする」というお話をしようと思います。
絶対忘れちゃいけないこと
先に言っておきます。
アドリブ修得には、
大きくわけて2種類の道があり (後述します)、
そのどちらかを必ず通るわけですが・・・
ToDoレベルでは、
- アウトプットを量産する
- 振返りをする
↑↑やることはこれしかありません。
これが 最も大切 です。
前の記事 でも書きましたが、
ポイントは ”振返りの質” を高めること。
(当ブログも、その質を高めるために一役買いたいと思って頑張りますね。)
これを念頭に置いて読み進めてください。
2つのアプローチ方法
簡単に言うと、
アドリブ練習をする時に、
どんなスタイルで進めて行くか? ということ。
その2つとは、
- 理論で攻める
- 耳で攻める
です。
よく 「理論派」「感覚派」 っていう言葉を聞きませんか?
この言葉の語源となっているのがこの2つのアプローチスタイルのことです。
そしてアドリブ初心者のうちは、
耳で攻める人の方が上達が早く感じることと思います。
ちなみに僕は理論で攻めるタイプでした。
あなたはどちらのタイプですか?
では、それぞれのアプローチを少し詳しく見てみましょう。
理論で攻める人
理論で攻める人というのは具体的には、
コードやスケールを勉強してから演奏に入る人です。
振返りも理論中心です。
理論に裏打ちされたプレイだから、
理論的には音は外れない、
今はまだ研究が追いついていないけど、
これが完成したら必ず俺の時代が来る!
なんて思ってたりするんですよね。
…僕がそんな感じでしたので(笑)
実際の演奏現場で論理的に考えながら弾くなんてことはまず無理です(笑)
なかなか上達しない…と感じるかもしれません。
それは冒頭で話した 「アウトプットの量産」が圧倒的に足りなくなるから です。
恋愛を本で勉強したって
現実ではあまり役に立たないでしょう?(笑)
理論武装だけしていてもダメ ということです。
耳で攻める人
耳で攻める人というのは、
とりあえず弾きながら、
音がヒットするところを見つけて行くタイプの人です。
理論攻めタイプに比べアウトプットを量産していくので、
初めの内はこちらのタイプの方が上達は早い です。
でもこのやり方にもきちんと欠点があるんです。
それは初めてやる知らない曲には歯が立たないことが多いということ。
もしくは、いつもやってる曲でもキーが変わるとダメになったりします。
初心者の内は、
その曲のキーに合わせたメジャースケールやナチュラルマイナースケールをひたすら弾いてるだけ、
ということが多いからです。
曲の中に部分的な転調箇所があっても、
あらかじめ予習段階でメジャースケールなどを覚えておくだけなので、
新曲には応用が利かないことが多かったりします。
理論を知らなくてもいい、というわけではない んですね。
多くの人は、幅を広げるために「プロの演奏の耳コピー」に移行するパターンが多いです。
↑↑
耳コピーアプローチは、 ある程度理論的に解析できないと消化してあたなの血肉にはならなかったりします。
2つの道の交差点
どちらのアプローチで始めてもOK です。
あなたに合う方を選んで即興演奏生活を始めてください。
ここで一旦まとめると…
- どちらのアプローチにも長所短所がある
- どちらか一方だけでは必ず行き詰まる
ということ。
スタート地点から割とすぐのところで行き詰まりを感じるはず。
ここで苦しくなって迷走する人も多いです。
でも行き詰まった時は、
だいたい 反対側の道 に答えが眠っているものです。
多少地道な道のりに見えたりもします。
でもそこで忘れてはいけないのが、
アウトプットの量産→振返り
が一番大切ということ。
振返りの際、
理論攻めの人は、一旦立ち止まり、音源や周りの人の音をよく聴くようにしましょう。
耳攻めの人は、一旦立ち止まり、自分の演奏を理論で裏付けしていきましょう。
そうした状態でアウトプットを量産していくようにするのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
- 理論で攻める人がいる
- 耳で攻める人がいる
- どちらも正解
- どちらかだけではすぐ行き詰まる
- 行き詰まったら反対の道から振返りをする
- そしてアウトプットを量産する
1つだけ捕足しておきますね。
「自分は理論派だ」
「自分は感覚派だ」
というように、 自分のキャラ設定 を決めることはオススメしません。
(周りの人からしたらどうでもいいことだしね(笑))
「自分は上達優先の 雑食派 です」
ぐらいにしておいた方が上達は早いです。
長くなっちゃいました…。
長文、お付合い頂きありがとうございました。
応援していますね。