こんばんわ。
しげのです。
今日は、アドリブソロをもっと簡単に考え修得への近道へとなる、
コードに対する考え方をお話します。
Jazzだけでなく、ポップス、ロック、ラテン… どんなジャンルの音楽にも通用する お話です。
あなたがもしアドリブ初心者だったら、
これから膨大な情報を取り込まないといけないと思っているかもしれません。
でも実際は、 情報をどう整理整頓しておけばいいか? がわかっていれば、
その膨大な情報を一気に消化できるようになります。
そんな意味で、僕なりの 「因数分解」 をしていこうと思います。
よかったら参考にしてみてください。
コードを簡単に考える3つの要素
アドリブ中、コードとの接し方がわかっていると、生き生きと 歌うようなアドリブ ができます。
そのポイントを以下の3つにまとめてみました。
- コードは"着地点の目安"として考える
- コード単体だけで考えない
- 追いかけるのは常に"次のコード"
↑↑
この3つがとても大切な要素となります。
コードに追いつけない(泣)
よりよく理解してもらうために、
今日はこんなコード進行を例に取ってお話を進めていきます↓↓
(▲クリックで画像拡大)
ひたすらリピートする、という設定で。
さぁ実際にアドリブしよう!
となったとき、まずCから料理に取りかかると思います。
すると思考回路内ではこんなストーリーが展開されます。
- Cのことを考える
- 考えてる内にAmが出て来ちゃった
- えっと、Amは…
- え?もうFが出て来ちゃった?
- 考えが追いつかない…ギブギブ!!
あなたがコード理論からアドリブに入ろうとしたなら、
こんな経験、1度はあるのでは?
これが冒頭でお話した、「コード単体で考える」というもの。
コードのことを追求しすぎていることが原因です。
コードは"着地点の目安"と考える
僕も楽器初心者の頃勘違いしてしまったことなんですがが・・・
Cと言えば、ドミソですよね?
このとき
「アドリブで使える音はドミソだ」
「ドミソ以外の音を弾いたら外れる」って思っていたんです(笑)
でも実際は違っていて、他に沢山使える音はあります。
要するにCと書いてあったら、
ドミソのどれかに着地さえしていればOK なんです。
だから、 他の音(前のコード)からアプローチしてきて、
コードがCになったときにドミソのどれかに 着地するようにフレージングすればいい というもの↓↓
まずは、
前のコードの時点からCを狙って 食ってフレージングを開始 して、
Cが来た時に Cのコードトーンに着地する、
というフレージングの仕方を意識してみましょう。
かなりアドリブしてる感が出ます。
アプローチ中は当然、アプローチ中のコードが鳴っているわけですが、
必ずしもそのコードトーンを使っている必要はありません。
次のコード(ここではC)にしっかり着地さえしていれば。
だからこんなのもアリ↓↓
これはGをガン無視していますが、
ちゃんとCに切り替わった時にCコードトーンに着地しているので、
外れた感じにはなっていません。
こんな風に、
Cと書いてある=Cに着地する
と考えてください。
追いかけるのは常に"次のコード"
食って入って着地する
これを前提にアドリブしていくなら、
Cが来た時にCのことを考えていたんじゃ遅いわけで、
Amが来た時にAmのことを考えていたんじゃやっぱり遅いわけで…
だから 常に次のコードを見ておく習慣 がとても大切になってきます。
そして、常に 次のコードへの着地のことを考えておく のがコツです。
(▲クリックで画像拡大)
↑↑この図で1カ所だけ青で書きましたが、全弾次を狙ってます。
どんどん 「次へ、次へ…」 と狙っていくクセがついてくると、
かなりスムーズにアドリブできるようになってきます。
捨てるコードがあってもいい
いざ次を狙ってやってみても、
これはそこそこ経験を積まないとスラスラはできないかもしれません。
コードだって理解して、狙う的がわかってないと狙えません。
それでもすぐにアドリブしたい、と思うのが人のサガというもの。
1つコツを言うと、
もし狙うのが間に合わなかった時に、
潔く次のコードは捨てて、さらにその次を狙う ということ。
その間は スペースとして空けちゃってOK です。
(▲クリックで画像拡大)
↑↑
こんなふうに。
間に合わなかった時の対処策として言いましたが、
上手くなってくると、今度は 意図的に スペースを空けるようになってきます。
そのスペースもアドリブ(=あなたの替え歌)にストーリーとして組み込んで作るのです。
適度にスペースを空けられるようになると、
雰囲気的にオシャレ度がグッと上がります。
几帳面に全部詰め込もうとしないで、
スペースは できるだけ大胆に空けてアドリブする ことをオススメします。
まとめ
さぁ、アドリブ因数分解コード編、いかがでしたでしょうか?
- コードは"着地点の目安"として考える
- コード単体で考えない
- 追いかけるのは常に"次のコード"
- 食って入って着地する
- 潔く捨てるコードがあってもいい
チャレンジしてみたのになんか上手くいかない…
という方は、是非参考にしてみてください。
何度も言いますが、
あくまで アウトプットを量産 していることが前提です。
今日のお話を参考に、量産してみてください。
応援していますね。