(1)ダンスは人間が二足歩行するような時代からすでにあったのではないかとされています。生活のなかのさまざまな場面で踊り、自分たちの感情や願いを表現してきました。それは人間の深い精神性を表すもので、そのときどきの世界への想いや狩りや採集物、精霊や神への感謝や崇(あが)める気持ちを示していました。
(2)時とともに、様々な形式のダンスが生まれました。ヨーロッパの貴族たちは社交界の中で社交ダンスを生み、これが発展する形で音楽と連動してバレエが生まれました。その一方で民族舞踊はその地域や文化によって様々な踊りが引き継がれてきました。
(3)バレエは発展し、18世紀頃にはさらに感情を重視したモダンダンスが誕生しました。感情を自由に体の動きとともに表現する新たな一面をダンスの中に生み出しました。
今日では街角の若者たちが生み出すダンスも様々なものが生まれて流行を競っています。
(4)ダンスのなかには動きの効果において、2人以上で表現するものにいくつか名称のあるものがあります。
(a)ユニゾン:同じ動きを同時に行うこと。
(b)シンメトリー:それぞれの人物が対称な動きをすること。
(c)カノン:同じ動きについて、少しづつずらして行うこと。
(d)アシンメトリー:それぞれの人物が非対称な動きをすること。
(e)リフト:人物を何人かで支え上げてダイナミックな表現とすること。 教科書トレーニング全教科書保健体育
タグ: ダンス
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