スメタナについて
スメタナは19世紀末の チェコ(当時のボヘミア)の生まれで、国民楽派の代表的な作曲家のひとりです。
国民楽派とは、自国の独特の文化や民族的な特徴を音楽で示そうとした人々です。
スメタナの作曲した「 ブルタバ」は、連作交響詩「 わが祖国」からの曲のひとつです。スメタナの祖国に対する思いがこもった曲です。
スメタナは他にもさまざまなピアノ曲、合唱曲、管弦楽曲、歌劇などが知られています。
「ブルタバ」について
上で「ブルタバ」は交響詩「わが祖国」の曲と説明しました。情景や物語をオーケストラで表した音楽のことを 交響詩といいます。この「わが祖国」の中でももっともよく知られた曲が2曲目の「ブルタバ」です。
「わが祖国」は、
(1)ヒシェフラト
(2)ブルタバ
(3)シャルカ
(4)ボヘミアの森と草原から
(5)ターボル
(6)ブラニーク
というチェコの伝説や自然についての6曲からなります。
この2番目のブルタバではチェコを流れるブルダバ川について表現されています。ブルタバはAからGの旋律から構成されています。
(A)ブルタバの2つの源流・・・フルートとクラリネットで源流を表す→ヴァイオリンで
川の流れに
(B)森の狩猟(しゅりょう)・・・ホルンを狩りの角笛に見立てて。
(C)農民の結婚式・・・ヴァイオリンで結婚式の様子を表す。
(D)月光・水の精の舞踊・・・フルートで月光に輝く水の精の踊る様子を表す。
(E)聖ヨハネの急な流れ・・・金管・チェロ、コントラバスで急流を表す。
(F)幅広く流れるブルタバ・・・木管、ヴァイオリンでゆったりと流れる大河。
(G)ビシェフラト・・・フルートで ビシェフラトの丘を仰ぎ見て流れていく。
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ありがとうございました。
「森の狩猟」ではないのですか?