風景画は見たままを見たとおりに描く必要はありません。形や陰影を正確に描く練習はデッサンで行えばよいです。
ある程度デッサンが身についてくれば、風景画を描く場合には、そのデッサンのときの正確さはある程度省いて構いません。
つまり、見取り枠の風景の中に電線が見えてもそれを忠実に描く必要は全くありませんし、屋根瓦の枚数が合っていないといけないということは全くないです。それに加えて見たままの色でなくてはならないということは毛頭ありません。自分が感じるままの色を当てればよいですし、輪郭線に忠実描く必要もありません。
木々や植物の生長の勢いの素晴らしさに気付いたら、その勢いを自分の描く線に表してみましょう。
そして、自分が感じたその風景のすばらしさや、形の面白さが絵を見る人に伝わり、感動をともに味わえるように描くことが大切です。すばらしい絵とはそういうものと考えます。
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