睡眠不足は体調や気分だけでなく、記憶力や集中力、免疫力などにも悪影響を及ぼします。
しかし、忙しい日々の中で、なかなか良質な睡眠をとることができない人も多いのではないでしょうか。
そんなときに役立つのが、睡眠の質を上げる香りです。
香りは脳に直接作用し、リラックス効果や安眠効果をもたらします。
今回は、睡眠の質を上げる香りの種類や使い方についてご紹介します。
【睡眠の質を上げる香りの種類】
睡眠の質を上げる香りには、主に以下の4つの種類があります。
・ラベンダー
ラベンダーは最も有名な安眠効果のある香りです。ラベンダーに含まれるリナロールという成分は、神経系に働きかけて心身をリラックスさせます。また、血圧や心拍数を下げる効果もあります。ラベンダーはストレスや不安を和らげる効果もあるので、寝つきが悪い人や夜中に目が覚めてしまう人におすすめです。
・カモミール
カモミールは古くからハーブティーとして親しまれていますが、香りにも睡眠促進効果があります。カモミールに含まれるアピゲニンという成分は、脳内のセロトニンとメラトニンという神経伝達物質のバランスを整えます。セロトニンは気分を安定させる効果があり、メラトニンは睡眠リズムを調整する効果があります。カモミールは心身の緊張をほぐす効果もあるので、イライラや不安が強い人におすすめです。
・サンダルウッド
サンダルウッドは東洋的な香りで、精神的な平静をもたらします。サンダルウッドに含まれるサントールという成分は、脳波をα波に変化させます。α波はリラックスした状態や瞑想状態に伴う脳波で、深い睡眠に入りやすくなります。サンダルウッドは精神的なストレスや不安を解消する効果もあるので、心配事が多い人や思考が止まらない人におすすめです。
・ジャスミン
ジャスミンは甘く華やかな香りで、気分を高める効果があります。ジャスミンに含まれるジャスモンという成分は、脳内のドーパミンという神経伝達物質の分泌を促進します。ドーパミンは快楽や幸福感を感じさせる効果があり、気分が良くなると睡眠の質も向上します。ジャスミンは抗うつ効果や鎮痛効果もあるので、憂鬱や痛みに悩む人におすすめです。
【睡眠の質を上げる香りの使い方】
睡眠の質を上げる香りを使う方法はいくつかありますが、ここでは簡単で効果的な2つの方法をご紹介します。
・アロマディフューザー
アロマディフューザーは、水とエッセンシャルオイルを入れて電源を入れるだけで、部屋中に香りを広げることができる便利なアイテムです。就寝前に好きな香りのオイルを数滴入れておくと、寝室がリラックス空間に変わります。アロマディフューザーにはタイマー機能や自動停止機能が付いているものも多いので、安心して使うことができます。
・アロマスプレー
アロマスプレーは、水とエッセンシャルオイルを混ぜてスプレーボトルに入れるだけで作ることができます。就寝前に枕やシーツにシュッとひと吹きすると、香りが鼻に届きやすくなります。アロマスプレーは持ち運びもできるので、旅行先や出張先でも使うことができます。
■まとめ■
睡眠の質を上げる香りは、脳に作用してリラックス効果や安眠効果をもたらします。ラベンダー、カモミール、サンダルウッド、ジャスミンなどの香りがおすすめです。アロマディフューザーやアロマスプレーなどの方法で使うことができます。睡眠不足に悩む人は、ぜひ試してみてください。
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image