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2018年07月17日

大腸がんの父のこと

私の父は大腸がんで62歳で亡くなりました。
大好きな大好きな父でした。

父の癌は、亡くなる5年8ヶ月前に発見されました。
わかった時はもうすでに末期ステージ4でした。
S状結腸にガンがあり、手術で取り除いても5年生存率は10%と言われました。

父が癌になって、それでも父は手術のギリギリまでいつものように過ごしていたし、手術をしてからも職場復帰も早かったです。

末期って言われたのに、父の動じない姿に、いつもと変わらない姿に改めて凄い人だと今でも思っています。

父はずっと毎日ほんとに人の幸せのために生きていた人でした。
仕事が終わってからも毎晩誰かを励ますために動いていた人でした。

癌になってからもそれは変わらず、ガンを手術で取り除き、抗がん剤治療を始めてからも泣き言ひとつ言わない強い父でした。

大腸がんが肺に3ヶ所転移し、その後、18 回目の抗がん剤治療中に意識不明になりました。私が病院から連絡を受け、着いた時には心臓マッサージもされていました。
そんな死の淵からも父は戻ってきました。

そして、抗がん剤治療ができなくなったにも関わらず、父の肺にあった影は、ガンだと言われた影は3つ全て綺麗に消えていました。

父の姿にほんとに凄いチカラがあるものを教えてもらいました。

祈りのチカラ、正しいものに祈ること。
こんなに大事なことはないと教えてもらいました。

そして父の最期のとき。
家族みんなに囲まれての旅立ちでした。

14日間。父と共に過ごした緩和ケア病棟。
今思えばとても幸せな時間を過ごさせてもらいました。
父は、最期まで看護婦さんやお医者さんに感謝し、大事にしていました。
「ガンという病気の人の顔も、身体もしていない」と緩和ケア病棟のドクターから言われました。

ありがとうの言葉を残し、みんなに伝えたいことを全て伝えて旅立っていきました。
そして、父は今も私の胸の中に生きています。

もう父の生命は新しくどこかで生まれて成長しているかもしれないけど、父の教えてくれた大事なことは私をしっかり作ってくれています。私の中で父は生き続けています。
太陽を見る度に父に頑張ってるよーとあいさつをします。報告をします。

お父さんありがとう。

大腸がんのタグでここにたどり着いた方へ

ご家族にせよ、御本人にせよ、
がんは大変なことです。
緩和ケア病棟はいいところです。
ぜひ最初の時から行ってみてください。
緩和ケア病棟は末期の人が行くところって思っているかもしれませんが、ガンと言われたばかりの最初の頃の心の支えにもなってくれるところです。
家族も支えてくれるところです。
ぜひ活用してみてください。

そして、最後に。
今世で家族になることのできた不思議な縁を今一度考えてみてはいかがでしょうか。

癌ではなくてもどの人にも必ず平等に死は訪れます。
その時に後悔しないように、大事に大事に一日を生きていきましょう。
私も今日を大事に生きます?.(*´▽`*)?.

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posted by Kaela at 01:12| Comment(0) | TrackBack(0) | my father
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