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介護士ちょみお
こんにちは、私は介護士ちょみおです。 高齢者の生活を尊重し、快適に過ごすお手伝いをすることが私の情熱です。私は彼らの生活をより豊かにすることに情熱を注ぎ、その一環として尊厳と快適さを最優先に考えています。 私のケアアプローチは、利用者様が自分らしい生活を維持し、その人らしい価値観を尊重することに焦点を当てています。笑顔と思いやり、安心感と信頼感をお届けすることを心がけています。 介護は私にとって仕事だけでなく、ライフワークです。私は利用者様が幸せで健やかな日々を過ごせるように全力でサポートし、笑顔をもたらすお手伝いをさせていただきます。
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2024年02月08日

高齢者権利擁護とプライバシー保護(ロールプレイング用)

皆さんこんにちは。ちょみおの介護コミュニティです^^

今回は、介護施設で使えるロールプレイング資料です。


はじめに
高齢者権利擁護とは、高齢者の人格、尊厳、自立、参加、選択などの権利を尊重し、守ることです。高齢者権利擁護の一つの側面として、高齢者のプライバシー保護があります。プライバシー保護とは、高齢者の個人情報や生活習慣、思想感情、信条などの秘密を守り、不当に侵害されないようにすることです。高齢者のプライバシー保護は、高齢者の自尊心や自己決定権を尊重することにつながります。

デイサービスでは、高齢者のプライバシー保護に配慮することが重要です。高齢者のプライバシー保護に関する法律やガイドラインがありますが、それだけでは十分ではありません。高齢者のプライバシー保護には、職員の意識や態度、コミュニケーションが大きく影響します。職員は、高齢者のプライバシー保護について常に学び、考え、実践する必要があります。

この資料では、高齢者のプライバシー保護について、ロールプレイングを通して学ぶことができます。ロールプレイングとは、実際の場面を想定して、役割を分担して演じることです。ロールプレイングをすることで、高齢者のプライバシー保護に関する問題や課題を発見し、解決策を考えることができます。また、高齢者の立場や感情になってみることで、高齢者のプライバシー保護に対する理解や共感を深めることができます。



プライバシー保護について、少し詳しく解説しておきます。


プライバシー保護とは、個人の私生活や思想感情などの秘密を守り、不当に侵害されないようにすることです。プライバシー保護は、個人の尊厳や自由を尊重することにつながります。
プライバシー保護に関する法律としては、「個人情報保護法」があります。この法律は、個人情報の有用性に配慮しながら、個人の権利や利益を守ることを目的としています。個人情報とは、生存する個人に関する情報で、氏名や住所などにより特定の個人を識別できるものや、個人識別符号が含まれるものです。
個人情報保護法では、個人情報を取り扱うときの基本的なルールが定められています。例えば、以下のようなルールがあります。
• 個人情報を取得するときは、利用目的を明確にし、本人に知らせるか公表すること

• 個人情報を利用するときは、利用目的の範囲内で行うこと

• 個人情報を第三者に提供するときは、本人の同意を得ること

• 個人情報を安全に管理するために必要な措置を講じること

• 本人から個人情報の開示や訂正などの請求があったときは、応じること


個人情報保護法は、2022年4月に改正され、プライバシー保護と個人情報利用のバランスを保つために、いくつかの変更が行われました。例えば、以下のような変更があります。

• 短期保有データも保有個人データとして扱うこと



• 不適正な利用を禁止すること

• 罰則を強化すること


プライバシー保護は、インターネットの普及に伴ってより重要になっています。個人は、自分の情報を公開するときには注意することが必要です。企業は、プライバシーポリシーを作成し、個人情報を適切に扱うことが求められます。

ロールプレイングの方法
ロールプレイングをするには、以下の手順に従ってください。

1. ロールプレイングのテーマとシナリオを決める。テーマは、高齢者のプライバシー保護に関する具体的な問題や課題を選ぶ。シナリオは、テーマに沿った実際に起こりうる場面を想像する。シナリオには、登場人物や背景、状況、展開などを含める。
2. ロールプレイングの役割を決める。役割は、シナリオに登場する人物を割り当てる。役割には、高齢者、職員、家族、他の利用者などがある。役割を決めたら、その人物の特徴や性格、目的、感情などを考える。
3. ロールプレイングを実施する。役割を決めた人は、その人物になりきって、シナリオに沿って演じる。演じるときは、言葉や態度、表情、動作などに気をつける。ロールプレイングは、シナリオの結末まで行うか、あるいは途中で止めて、次のステップに移る。
4. ロールプレイングを振り返る。ロールプレイングを終えたら、参加者や観察者は、感想や意見を共有する。振り返るときは、以下のような質問に答えるとよい。
o 高齢者のプライバシー保護に関する問題や課題は何だったか?
o 高齢者のプライバシー保護に関する法律やガイドラインは守られていたか?
o 高齢者のプライバシー保護に関する職員の意識や態度はどうだったか?
o 高齢者のプライバシー保護に関するコミュニケーションはどうだったか?
o 高齢者のプライバシー保護に関する解決策は何だったか?
o 高齢者のプライバシー保護に関する理解や共感は深まったか?
o 高齢者のプライバシー保護に関する学びや気づきは何だったか?
o 高齢者のプライバシー保護に関する改善や提案は何だったか?



ロールプレイングの例題

以下に、高齢者のプライバシー保護に関するロールプレイングの例題を示します。これらの例題は、参考として用意したものであり、必ずしも正解やモデルケースではありません。ロールプレイングをするときは、自分たちでテーマやシナリオを考えたり、例題をアレンジしたりしても構いません。

例題1:高齢者の個人情報の取り扱い
テーマ:高齢者の個人情報の取り扱いに関する問題や課題

シナリオ:デイサービスの職員が、高齢者の個人情報を不適切に扱ってしまう場面
役割:高齢者A(男性、80歳)、高齢者B(女性、78歳)、職員C(男性、25歳)、職員D(女性、30歳)
背景:高齢者Aは、デイサービスに初めて来た。高齢者Bは、デイサービスの常連利用者である。職員Cは、デイサービスに新しく入った。職員Dは、デイサービスのリーダーである。
状況:高齢者Aが、デイサービスの受付で個人情報を記入する。職員Cが、高齢者Aの個人情報を確認する。高齢者Bが、受付の近くで待っている。

展開

職員C:「高齢者Aさん、初めまして。デイサービスの職員Cと申します。今日はよろしくお願いします。」
高齢者A:「はい、よろしくお願いします。」
職員C:「高齢者Aさん、こちらの用紙に個人情報を記入していただけますか?名前や住所、電話番号、病歴などです。」
高齢者A:「はい、分かりました。」(用紙に記入する)
職員C:「ありがとうございます。用紙を拝見させてください。」(用紙を受け取る)
職員C:「高齢者Aさん、こちらに書いてあることは、すべて本当のことですか?」
高齢者A:「はい、本当のことです。」
職員C:「では、確認させてください。高齢者Aさんは、大阪市北区にお住まいで、電話番号は06-1234-5678ですね。」
高齢者A:「はい、そうです。」
職員C:「高齢者Aさんは、糖尿病と高血圧と認知症の診断を受けていて、インスリンと降圧剤と抗認知症薬を服用していますね。」
高齢者A:「はい、そうです。」
職員C:「高齢者Aさんは、妻と息子と娘がいて、妻は亡くなって、息子は海外に住んでいて、娘は近くに住んでいますね。」
高齢者A:「はい、そうです。」
職員C:「高齢者Aさんは、趣味は読書と将棋で、好きな食べ物は寿司と天ぷらですね。」
高齢者A:「はい、そうです。」
職員C:「高齢者Aさんは、今日は何をしに来たんですか?」
高齢者A:「娘に勧められて、デイサービスを試してみようと思って来ました。」
職員C:「なるほど、それは良かったですね。デイサービスでは、色々な活動やサービスがありますよ。」
高齢者B:(聞いていた)「すみません、職員Cさん、ちょっといいですか?」
職員C:「はい、何でしょうか?」
高齢者B:「高齢者Aさんの個人情報を、こんなに大きな声で話すのは、ちょっと失礼じゃないですか?私も他の利用者も、高齢者Aさんのことを知りたくないですよ。高齢者Aさんも、プライバシーを守ってほしいと思っていると思いますよ。」
職員C:「えっ、そうですか?でも、個人情報を確認するのは、必要なことですよ。高齢者Aさんも、嘘をついていないと証明するために、答えてくれているんですよ。」
高齢者A:「いや、私は、職員Cさんに個人情報を聞かれたから、答えただけですよ。私も、自分のことを他の人に知られたくないですよ。」
職員D:(近づいてきた)「どうしたんですか?何か問題がありましたか?」
高齢者B:「職員Dさん、職員Cさんが、高齢者Aさんの個人情報を、大声で話していましたよ。それは、高齢者Aさんのプライバシーを侵害していると思いますよ。」
職員D:「職員Cさん、本当ですか?それは、とてもまずいことですよ。高齢者の個人情報は、秘密にしなければなりませんよ。高齢者の個人情報を確認するときは、小声で話すか、別の場所に移動するか、書面でやりとりするか、高齢者の同意を得るか、などの方法がありますよ。高齢者の個人情報を不適切に扱うと、法律やガイドラインに違反するだけでなく、高齢者の信頼や尊厳を損なうことになりますよ。」
職員C:「すみません、職員Dさん。私は、高齢者の個人情報の取り扱いについて、十分に学んでいませんでした。高齢者Aさん、高齢者Bさん、私の言動で、不快な思いをさせてしまって、申し訳ありませんでした。今後は、高齢者のプライバシー保護に配慮して、個人情報を適切に扱うようにします。」
高齢者A:「職員Cさん、謝ってくれて、ありがとう。私も、デイサービスに来て、楽しい時間を過ごしたいと思っています。これからは、仲良くしてください。」
高齢者B:「職員Cさん、反省してくれて、ありがとう。私も、デイサービスに来て、安心して利用したいと思っています。これからは、気をつけてください。」
職員D:「職員Cさん、高齢者Aさん、高齢者Bさん、みなさん、話し合って、解決できて、良かったです。高齢者のプライバシー保護は、デイサービスの重要な課題です。職員としては、常に学び、考え、実践することが必要です。高齢者の立場や感情になってみることも、大切です。今日は、ロールプレイングを通して、高齢者のプライバシー保護について、学ぶことができました。みなさん、ありがとうございました。」


例題1のロールプレイングは、ここで終わりです。高齢者のプライバシー保護に関する問題や課題を振り返ってみましょう。以下の質問に答えてください。

• 高齢者のプライバシー保護に関する問題や課題は何だったか?



• 高齢者のプライバシー保護に関する法律やガイドラインは守られていたか?



• 高齢者のプライバシー保護に関する職員の意識や態度はどうだったか?



• 高齢者のプライバシー保護に関するコミュニケーションはどうだったか?



• 高齢者のプライバシー保護に関する解決策は何だったか?



• 高齢者のプライバシー保護に関する理解や共感は深まったか?



• 高齢者のプライバシー保護に関する学びや気づきは何だったか?



• 高齢者のプライバシー保護に関する改善や提案は何だったか?



あなたの回答を聞かせてください。


書き終わったら、担当職員or提出boxへお願いします。

凄く長くなってしまいました



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