コロナの記事ばかり書いてきた所為で、時間軸的にはすでに終わった感じのあるバイトの話ですが、まだいくつかあるので興味のある方はお付き合いください。
え〜と、遡ること今年の1〜2月。
3月上旬での退職が決まっている中で働いていたのですが、作業中によくこんなことを考えていました。
「一切引き継ぎの話がないけど大丈夫なのだろうか?」
と。
それというのもこの3年半。
元店長や社員たちの準備や連絡不足により「判断に悩む」ことが度々ありました。
いつも使う食材が見当たらない、調理器具の不調、営業時に放置されたままの料理等・・・。
早朝の1人勤務ゆえ、周りに聞ける人がいない。
トラブル1つで5〜15分、ひどい時には30分ほど時間を取られることもあり、けっこう地獄でした。
と、そんなバイトをやってきた結果。
俺の中で各種トラブルにおける対応マニュアルが出来ました。
「こういうときはこうする」と。
1人勤務で「こういうとき、バイトは困る」という経験は、俺かワカテくんしか経験していません。
これは社員たちには絶対に分からないこと。
また社員だと権限があって自ら判断することも出来たりしますが、バイトはそれが出来ないのが辛いところで。
何をするにも上に確認しなければならないという・・・。
だから俺がこの3年半で、身を粉にして作り上げた対応マニュアルは、かなり貴重だと思いました。
正直、このバイトにおけるノウハウを次に俺と同じ作業をするバイトに引き継げば、 社長はトラブルで困っているバイトから電話で起こされることもほぼなくなり、またバイトもトラブルで余計な時間を取られるということも防げると。
だから俺としては、社長や奥さんから「引き継ぎの話」があれば、次のバイトにそれを伝えるつもりでいました。
実際に「マニュアルを作成してほしい」と言われれば、それぐらいはプライベートの時間でやりました。
今までお世話になりましたからね。
あ、ただ、社員Aからの場合は断ります。
「引き継ぎなしで後のトラブルで散々苦しんで、俺のありがたみを思い知れ!」と(笑。
と、そんなことを思いながらバイトが終わるまでの2ヶ月ぐらいは働いていたのですが・・・。
「退職まであと2週間」になっても、そういう話は一切ありませんでした。
ま、先に述べたように、今までバイトでしてきた苦労は俺かワカテくんしか知り得ないこと。
だから社長や奥さんは、「引き継ぎ」をすることをそんなに重要だと考えていないようにも思えました。
なので、「まぁこれはこれでしょうがないか」と考え、俺はそのまま去ろうと考えていたのですが・・・。
退職まで1週間となったときのこと。
翌月のシフトが貼り出されていました。
俺は1日だけの出勤になっていたので、サッと確認しようとすると・・・。
そこには驚きのシフトが組まれていました。
なんと、俺の次に入るバイトの人がワカテくんと一緒のシフトに。
(他の部署で働いていた人を、俺の後釜に据えた模様)
つまり、ワカテくんが指導する形という・・・。
あの、 「3時間の遅刻をしてもそれを隠して通常の作業したふりをし、そのまま誰にも言わず退勤」
その後も「3時間の遅刻を再び」や「タイムカードの打ち忘れ」、「指示されたことを守らない」を平然とやっていたワカテくんが次のバイトを指導するというのは、俺にとっては信じられないことでした。
正直、「え?店を潰す気かな?」と思いました(笑。
ちなみにワカテくんも、俺が退職した後の2週間後に退職することが決まっていました。
だからワカテくんの方が俺よりも店に残る期間が長く、「それでこういうシフトになったのかな」とも考えたのですが・・・。
でも、これまでの勤務態度を見ていれば、どっちが次の人間に教えた方がいいのかは、サルでも分かるというか。
人手不足で俺が働いている間に一緒にシフトを組ませることは出来なかったのかもしれませんが、これはあまりにもひどいと思いました。
ということでバイトの最後の最後で愕然としたのですが・・・。
もう退職する寸前で分かったことですし、俺がこのシフトに文句をつける権利はありません。
全ては社長や奥さんが決めたこと。
だからまぁ「これはヤバイだろ・・・・・・」と思いつつ、この件に関しては何も言わずにそのまま退職することにしました。
それにしても・・・。
3年半もの経験で築き上げたノウハウが、誰にも引き継がれないというのは、俺からすると本当にもったいないことで。
元々圧倒的に「ホウ・レン・ソウ」が不足している会社なだけに、 次のバイトはまた一から俺と同じ苦労を繰り返していくことでしょう。
これを思うと、「すげえ大変だろうな」と次のバイトに同情すると共に、引き継ぎの重要性を分かっていない会社の行く末を案じずにはいられません。
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