最後のバイトの日。
この日は日曜日で、通常なら作業量が多いのですが・・・珍しく作業量はかなり少なめ。
連勤しているときとかには恐ろしく大変なのに、翌日のことを考えなくていい日ほどヒマだという(笑。
何とも不思議なものですが、この事実に苦笑いしながら作業を続けました。
ま、ヒマとはいえ最終日です。
最後ほどきっちりやって不手際なく終わらせた方が良いわけです。
だからそこらへんは気を抜かずしっかりやりました。
が、そんな中でどうしても頭に思い浮かんで気が重かったのは、引き継ぎ時の挨拶。
社員Aには昨年の12月に「上司」ということで、一番に話をしました。
3年半引き継ぎで会っていたフジ子さんには、退職の一月前に報告。
この日、他に会うパートさんや社員には、一言お礼を言った上で挨拶をしようと思っていて、これ自体はまったく問題ないのですが・・・。
イヤなのが社員Aへの挨拶。
正直、「もう終わりだから何も言わずに帰ってもいいかな」と、非常識なことも考えました(笑。
どうせ「お世話になりました」とこちらが言っても、「あ、こちらこそ」なんて返してくることはないと思いましたし。
んで、実際にどうしたかと言いますと・・・。
一応挨拶はしておくことにしました。
まぁ顔を合わすのも最後。
俺もこんな男ですが、一応大人です。
社員Aから「あいつ、俺にだけ挨拶をしていかなった!」とか言われるよりは、義理を果たしてその点は文句を言わせないようにする。
だから気乗りはしませんでしたが、挨拶をすることにしました。
引き継ぎ時。
いつも社員Aが最初に来るので、言いそびれる前に速攻で挨拶。
「今までお世話になりました」と。
社員Aは
「あ、はい」
と、いつもの返事。
予想通りだったので、何一つ傷つきません。
むしろ、イヤなことを最初に済ませたのでスッキリ(笑。
次にやってきたのはパートさん。
タイミングをみてサッと
「あ、○○さん、俺きょうで最後なんです。お世話になりました」
と告げると、パートさんは、
「あ、そうなんですか、こちらこそお世話になりました」
と返してくれました。
と、そんなこんなをしているうちに次はフジ子さんと社員が。
フジ子さんには最後に挨拶をしていこうと思い、先に社員へ挨拶。
今日で俺が最後であることを伝え、「お世話になりました」と言うと、向こうも
「あ、こちらこそお世話になりました」
と返してくれました。
このとき、「普通はこう言うよな」と思いました(笑。
どんなにいけすかない相手でも、一応は「お世話になりました」ぐらいは、と。
そして定時になり、後はタイムカードを押してあがるだけに。
社員たちに「お先に失礼します」と伝えると、このときようやく社員Aが
「今までお疲れ様でした」
的なことを言ってきました。
更に
「またどこかで会ったら〜」
的なことを言ってきたので、これには思わず苦笑い。
「うわっ、どうせなら最後までクソ野郎でいろよ」と。
中途半端に挨拶をしてくるのが・・・ やはり社員Aとは気が合わないと、最後の最後で確認しました(笑。
んで、最後に店の入口付近を掃除していたフジ子さんに挨拶。
「またどこかで見かけたら、イヤじゃなかったら挨拶してね」
と、気さくに言ってくれ、俺も楽な気持ちで店を後にしました。
ということで、無事に最後の勤務を終え、ホッとすると共に凄まじい開放感が。
いや〜、本当に社員Aに挨拶するのがイヤでイヤで仕方なかったから、この後はおいしくお酒を飲めました。
およそ3年半。
元店長がいた3年はいろんなトラブルがあったものの楽しく過ごせました。
社員Aが店のTOPになってからの半年は、まぁ何ともつまらんもんでしたが・・・。
いろいろと勉強になりました。
もう顔を合わせないと思うと寂しい・・・なんてことは思いません。
後は早めに野垂れ死にすることを願います(笑。
いつまでも大人になれない人間ですいません。
*バイトの記事はもう一つあり、それでラストになります。
<スポンサーリンク>
応援ありがとうございます↓
【このカテゴリーの最新記事】
- no image