結論からいうと、ラノベ業界で西尾維新がちょっと一段上にいるように、本タイトルもフリゲ業界で一段上にいる良作でした。(事実、フリゲなのに、エンターブレインにより漫画化、小説化なども行われている)
ただし、絵とコンセプトだけ
まず最初に目を引くのが、そんな、センスあるキャラデザ
フリゲとは思えない綺麗さで、1枚絵も多く、そのどれもがかなり綺麗な作画(主人公がブサイクなのは仕様)
ストーリーはシンプルな洋館謎解き脱出モノで、若干の恋愛要素と、多大なセクハラ要素があり、それが脱出以上の目的となっている。
黒先輩のキャラクター性、リアクションが面白くて、セクハラは選択肢を全部試したくなる
セクハラのバリエーションは豊富で面白かった。それに思わぬところで意外なセクハラができる。壁際でセクハラしたら、壁ドンっぽくキスを迫る展開になったりね(なぜか出来ないが、後述)
謎解きは程ほどの難易度で、ヒント役の黒先輩が助けてくれるから難易度はかなり低い。ただ、ラストの謎解きはちょっと難しかった。
ストーリーは定番で、全て黒先輩の差し金だったというオチもベタだが、最後の最後、黒先輩の屋敷で結局バイトするって流れはなかなかに愉快で、してやられた感が面白かった
しかし謎なのはむしろこの黒先輩ではなく主人公怜一のほう。シナリオ上では至って真面目でクールな少年で、先輩にはOPからEDまで、終始引き気味
だが、
なぜかシステム上はセクハラ大好きなド畜生である(でもなぜかキスだけはできない)
このキャラクターが別人である説明が何もなかったことは不気味で、ものすごいギャップ
黒先輩も本名が何なのかとか、なぜ主人公が好きなのかとか、パーソナルが一切出てこないので不気味だが、実際にはこの主人公のほうが怪しい
黒先輩は寧ろ主人公が一言会話で「好き」と言っただけで過敏に反応したり、性癖やこと恋愛面に於いてはノーマルな普通の女の子なんで、余計に主人公のマジキチぶりが際立っていた
評価 70点。すぐクリアできるので、暇潰しに丁度いいゲーム。
刺激のない謎解きと、刺激的なセクハラの両立
そして肝心のクリア結果
TRUE END
セクハラ回数:54
おっぱい度 :24
ふともも度 :6
足フェチ度 :17
パンツ度 :17
尻度 :4
S度 :15
M度 :8
人はなぜ乳房を求めるのでしょう?
あなたはその果てしない命題を究明するためおっぱいを揉み続けました。
その偉大な精神は間違いなく人類史に刻まれることでしょう。
女性をいじめることに悦びを感じますか?
喜びなさい。彼女はあなたの忠実なる従僕です。
彼女は感情表現には不得手ですが、血の通った人間です。くれぐれも扱いを誤らぬよう。
従僕に被支配の悦びを与えてこそ立派な主なのですから。
あ…先輩やっぱり血の通った人間だったのか。むしろ、主人公のほうが血が通ってないな。
余談だが黒先輩が連呼する自称「従僕」は、男の召使という意味なので、黒先輩は絶対に従僕にはなれないよね。
製作者はこんなゲームを作っているが、この分野の知識がなかったのかな
でも女にすると女中。小間使いとか召使になるから、それもなんか違うよなあ……
ぬ〜べ〜が俺の生徒に手を出すなってのをキメ台詞にしてたが、あれも正確には俺の児童に手を出すなだが、児童じゃカッコつかないからなあ…
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