2017年07月20日
シャバット(安息日)の新市街って、やっぱり。。。
新市街へ出てみた。なんだ?車もロクに走ってないじゃないか。って言うか、新市街の路面電車も走っていなくて、エルサレムに着いた時とは全く別の世界だった人も少なく、まるでゴーストタウン状態。。。これは歩いていても面白くないので違う道に入り、旧市街へと戻る事にした。旧市街へ戻ると、また活気がある街に変わったシャバットの時にテルアビブにいたら、どうなってるんだろう?と、ちょっと見たくなったが、街全体がゴーストタウンになってるんだろうって考えると、ここにいて良かったのかもしれない。街の中をブラブラしていると検問に出くわした。なんでだろう?と思ったら、嘆きの壁への入り口だった。昨日は違う所から入ったので、こっちにもあるんだと思い、そのままゲートを通過して、嘆きの壁を見た。今回は、夕方だったので少し幻想的にも見えた。シャバットでは写真撮影は禁止だが、観光客はおかまいなしに写真を撮ってしまう。その度に、監視員に注意される光景を何回も見た。嘆きの壁が見渡せる上からは撮影が出来るみたいなので、そっちに向かう事にした。
これで、イスラエルの旅も終わってしまうのか〜来れただけでも嬉しかったが、バックパッカーだった若い頃を思い出すと次の国はどこに行こうかと自分で行きたい所に行けたのが懐かしい。明日、帰国だと思うと、もっとイスラエルを知りたかった。ハイファにも行きたかった。もう来れる事はないだろう。ありがとう!イスラエルいい思い出と共に、日本に帰国したのだった。
シャバット(安息日)って、日本では考えられない。
イスラム寺院には入れなかったので、イスラム教地区でブラブラして見る事にした。他の地区とは特段変わった所もなく、子供達が話しかけてきた。トランプのカードを1枚引いてみて!と言うので、その通り引いてみた。自分で、そのカードを覚えておいてカードを戻す。よくある光景だが、子供はシャッフルして見事に引いたカードを当てた自分はビックリした顔をしたら、子供達は笑っていた。たいした事ではないが、子供達には嬉しい事なんだろう。奥に入って行くと、ちょっと薄暗い感じになったが、特段危険を感じる事もなかったし、重要な場所には警官や軍がいるので安全は保たれているようだった。お昼も近くなったので、最後の昼は豪華にキリスト教地区のクリスチャン・クォーターで食事をする事に決めていたので、そっちに向かいながら街を散策してみたクリスチャン・クォーターはキリスト教地区の真ん中でレストランや土産物屋で活気がある場所だ
ここで、チキンケバブとフライドポテト、コーラを注文!どのレストランも似たりよったりなので適当に入ったが、金額にビックリ!約2500円!なんて驚きの値段。今回も量は物凄かったが、日本の倍以上の金額に驚いた!これでは、両替した250ドルがなくなるのは、もうすぐだ。。。仕方ないのでクレジットカードでシェケルを引き出すしかない。思わぬ物価の高さを、また思い知らされた感じだったクリスチャン・クォーターで食事を終えた自分は向いにあるシルクカーペットの店に暇つぶしに入ってみた。どの国にも怪しいカーペット売りは存在するので、毎回入っては購入せずに出てくるが、店側はシツコイのは知っている。今回も店の前で見ていたら声を掛けてきた。来た来た店員!「どこから来た?海外発送もしているから、店内も見てくれ!」って感じだ。どの色が好きだ?とか色々聞いて来るので、これはいくら?みたいに聞くと「5000ドル!」とか言って来る始末。誰がフラッと入って、こんな物を買うのだろうか。いや、要らないし興味がないと言って外に出ようとしてもディスカウントするから買ってくれ!と、やたらシツコイ。いつもの事なので、また来るよ!とウソをついて出てきた。こんなんで商売になるのかな。。。しかし、シャバットだと言うのに旧市街は活気に満ちているな。一回、宿に戻って休憩してから、新市街へ行く事にした。
エルサレムの旧市街周りを散策してみよう!
イスラエルに着いたときは天候が悪く雨だったのに、他の日は気持ちの良い晴れ晴れとした天候になり良かった。明日は帰国するだけなので、雨でも全く構わない。マサダ国立公園の時に、もっと晴れてくれれば・・・と思った。ヤッファ門から外回りで観光をしてみようと、最初に訪れた場所は「ダビデの墓」だった。特に墓らしい墓とは言えないが、そこには何と!最後の晩餐で有名な場所があったのだ!ここで、キリストは最後の晩餐を過ごした所で、それが一体何なのか、最初は分からなかったけど、ガイドブックを見たら小さく書いてあった。普通、こんな有名な場所ってデカデカと書くんじゃないの?見どころが多すぎて小さくなったのかなでも、その場所は殺風景で、本当にここなの?と思うほどだった。イタリアのミラノで見た壁画とは到底結びつかないが、来て良かった!そこから、周りをグルっとしたら、今度は遺跡を発見!よく分からないが、ここでも写真と動画を撮って、次へ移動次に現れた、教会?寺院?では無料で入れるので行ってみたら、キリストが最後の夜を過ごした場所らしい。最後の晩餐が終わった後に、少し離れた場所で寝たのか〜。あの頃は、どうやって移動したのか不思議だが、結構見る所あるじゃん教会の裏にある丘は、オリーブの丘と呼ばれていて、時間もある事だし登ってみようと頑張った。途中、疲れて断念しようかと思ったが後ろから来る人達がいたので、誰も断念してない様子だったので仕方なく登る事に。。。やっとの思いで頂上に辿り着いたが、そこには普通に暮らしている家や銀行があるだけみんな、何を目的に登ったのか分からないが、とりあえず違う道で降りる事にした。頂上から、3分ほど歩いた所にエルサレムが一望出来る絶景なスポットを発見!いや〜来て良かったここは来ておかないといけない場所じゃん!30分ほど、このエルサレムを独り占め出来ただけでも感無量だった。下に降りてみると、中国人団体客がウンザリするほど一杯いるではないか。その横を通り過ぎて、ライオンズ門に向かった。この門はイスラム教地区から一番近い場所で、ちょっと薄暗いイメージがあるが、最後のモスクに行ってみようと思い、この門を選んだが、入り口にはイスラエル兵士がいて、イスラム教徒ではないと入れないみたいで追い返されてしまった。やはり、ここは厳重なのか。仕方ないので、違う所へ移動する他なかった。
明日は旧市街周辺を散策かな
あらかた見る所も訪れた事だし、夕方になって気温も下がって来たので宿へと戻った。寂しいのは、一人旅なので話す相手がいない事宿の近くの行きつけのレストランに行って、今夜は昨夜と同じズッシリした重いチーズの入ったパンとビールを購入。日本だったら、600円くらいで間に合いそうだが、この倍は払わないといけないのは物価が高い証拠だ。イスラエルって物価が安いと思っていたんだけどな〜。パンはレンジで温めてくれるので、結構アツアツで食べれる。昨夜と同じく宿のロビーで食べ始めた。今夜はイラク人来ないのかな〜喋るのが大好きなイラク人なのだが、どこまでイラクの事を聞いていいのか分からないので、それとなく違う話で盛り上げてくれる奴なんだけど。。。今夜は違う人達が来た。スウェーデン人のカップル?女の子、若くないか?まあ、3人で話していて自分はビールで酔って来たので、タバコを吸う為に外に出て一服。女の子が1本くれないか?と言うのであげてみた。何歳?と聞いたら、12歳だと言うまだ小学生か中学生くらいじゃないか!あげて吸ってしまっているから取り上げる訳にもいかない。まあ、仕方ないのかな〜。彼氏も外に出てきて、寒いと言って中に入ってしまった。彼氏?なの?学校は?と聞くと、彼氏で学校には行ってなく、海外を放浪していると返答してきた。世界には色々な人がいるもんだな〜と思いつつ、寒い外からロビーへと戻った。しかし、2月のエルサレムは寒すぎ!日中は我慢出来るが、雪でも降るんじゃないか?と言うくらいの寒さだ。食事もしたし、夜も22時になったので寝て明日に備えよう!と、今日は結構濃い一日だった。
朝、かなり早い時間に起きてしまった。セルビア人は、夜中に戻って来たらしく、自分よりも早く出かけてしまった。自分も出掛けるかな。って、どこに行くんだ?とガイドブックを見たら、市街周辺にも見る所は色々あるじゃないか
では、市街周辺を回って見る事にしてみた。今日は、シャバット(安息日)で交通機関や店などはやってないらしい。これでは、動きようがないよね。今日一日全部見て、明日は帰国かぁ〜。なんかせつないな。
エルサレムに戻って来て、嘆きの壁へ!
パレスチナ自治区から戻って来て、ようやくエルサレムの観光が出来るようになった。やっぱり、嘆きの壁を見ておかないとエルサレムに来た価値がないでしょ!と、ダマスカス門から旧市街に入り嘆きの壁へと歩き出した嘆きの壁に入るには検問を受けなければいけなく荷物チェックもされる別に怪しい物は持っていないので、難なく通過嘆きの壁が突然現れた!壁の上はイスラム教の聖地になっているなんて知らなかったが、その下の部分の壁がユダヤ教の聖地になっているのか〜。
やっぱり来てみないと分からない事ばかりだよね。観光客も沢山いて、アジア人も見かけるが言葉は中国語と韓国語ばかりで日本人など見かける事など全くない。やはり日本人にとってイスラエルってハードルが高いのかな〜壁に向かって左側が男性用、右側が女性用と分かれており、外国人でも無料のキッパ(帽子みたいな物)をつければ壁まで行けるので、早速行ってみる事にしてみた。壁の隙間には紙に何かを書いた物が大量に挟まっており、願い事を書いて、その隙間に押し込んでいるみたいだ。自分は異教徒だけど、紙に願い事を書いて挟んでおけばよかった。ユダヤ人は壁に向かって何度もお辞儀をしながら祈りの言葉をつぶやいている。日本人って、ほとんどが無宗教みたいなもんだから不思議な感じだよねなぜか、ここにいるだけで心が安らいだ。1時間ほど嘆きの壁を見て写真や動画を撮って、ここを後にした。次に見るのは、キリスト教地区に行って聖地ゴルゴダの丘がある聖墳墓教会に行ってみた。ここで、キリストが殺され、墓があるとなると、こっちも見ておかないといけない場所だよな。聖墳墓教会に着いたら、やはり白人が一気に増えた。そんなに大きな場所でもないので、人でごった返していて教会の中に入るのに行列が出来ていた。結構時間もあるし、ノンビリと見て行く事にしよう中に入ると意外とひんやりしていて、階段を登るとキリストの墓らしき所に辿り着いた。ここも人でごった返しているので写真と動画を撮って退散。半年前にイタリア・ミラノに行った際には、最後の晩餐の壁画を見たばかりだったのに、なぜここにないのか不思議だった。あれ?ここまで見たら、あとはイスラム教の聖地を見れば終わり?これでは、明日テルアビブに戻ってもいいんじゃない?と思ったが、テルアビブで見る所もないし、あとはゆっくり過ごすしかないか
2017年07月19日
え?パレスチナ自治区!?
朝、寒さで起きた。あっ!ここはエルサレムだ!とりあえず、シャワーを浴びようとトイレの真横にあるシャワーで温水が出るか確かめてみた。おー!ホットシャワーだあまりの寒さに10分くらい熱いシャワーを浴びていると段々温くなってきて、最後には冷水になってきた。なんだ?お湯の出る時間が決められてるのか温かくなったんだか、最後の冷水を浴びてしまったのか分からないけど寒い。けど、何とかサッパリ出来たロビーに行くとフロントのオヤジが話掛けてきて、「今夜もここに泊まるか?」と言ってきた。そうだった!1泊しか泊まらないと言っていたのを忘れていた。追加で、もう2泊すると伝えると、ちょっと割り引いてくれた。この人は、雇われてるんじゃないのか?と思いつつ、どうやらパレスチナ人との事で、俺の故郷のベツレヘムに行ってみてはいいんじゃないか?と言われたどこそれ?って感じでいると、パレスチナ自治区だけど安全だし、ここからバスですぐだよ!と教えてくれたので、ここまで来たらトコトン見ておかないと損!早速、朝一にベツレヘムに行って見る事にしてみた。ダマスカス門を出ると、すぐにバス停があるので、そこからベツレヘムに向う事が出来る。バスに乗って来るのもイスラム教の人っぽい女性が多い。どうやら、学校に向かう所にバッティングしてしまったみたいだ。
とにかく、パレスチナ自治区に行くとは思わなかったので、バスの中で調べてみた。パレスチナ自治区には、エリアA・エリアB・エリアCと分かれている。自分が向かっているのは、エリアA(パレスチナ自治政府が行政権など全てを握っている)で一番危ないんじゃないか?イスラエルが統治していない所じゃないか!乗った船状態だったので行くしかない!楽しんで来るしかない!と思うしかないまあ、何とかなるでしょ!ベツレヘムに到着した。バスから降りた瞬間にタクシーの運ちゃん達に囲まれて、どこそこに行こうとか、写真を見せてきて観光地を案内するなど、うざっ!無視して中心街まで歩いて行く事にした。そんなにシェケルも持ってなかったし。。。街を歩くと、いきなりアラビア文字の看板やらヘブライ語が見つからないいきなり、こんなに変わってしまうんだ。と思った。でも、街並みは綺麗でエルサレムと変わらない感じだった。タクシーの運ちゃん以外は人も良くて、ここがパレスチナ自治区なの?と思う光景だったちょっと、予想していたのとは違うけどテレビで見せているのは悲惨な現場だけ。ここは紛れもなく、パレスチナ自治区なのだしかも、中心地のメンジャー広場にはキリスト生誕教会があるではないか!キリストって、ここで生まれたの?じゃあ、中に入ってキリスト教の人がいるのか確かめてみようじゃないか
あら?本当にいるし!キリストが生まれた場所も見る事が出来た。ここってパレスチナ自治区だよね?ん〜よく分からないがゴチャゴチャ混ざっているんだな。。。でも、来て良かった!その後は、ベツレヘムの周辺を散策して、すぐに終わってしまったけど違う国に来た感じがして面白かった昼過ぎに、ここを出てバスに乗り込み、エルサレムに戻る事にした。エルサレムに戻る途中に検問に引っかかったいつもの事なのだろう。。。パレスチナ人達はバスから降りて、身分証とバッグの中の検査をされている。ほとんどの人達がパレスチナ人みたいでバスの中はガラガラ。バスの中にいるのは、イスラエル人と外国人のみ。武装した軍人2人がバスに入ってきたので、パスポートを見せるとバスから降りて行った。そして、検問が終わったパレスチナ人達も戻ってきた。15分ほどでバスはエルサレム中心へと走り出した。
エルサレムに到着!さらに寒くないか?
来た〜!ここがエルサレムかついに、目的地のエルサレムに到着!マサダからバスで2時間ほどだっただろうか。死海の横を長い間通って、途中途中にバス停があるのだが、これってキブツ?って所でバスが止まり、アジア人(日本人?)が一人で乗ってきた。キブツは外人が働いているのは知っていたけど、こんな場所にあるんだ!と分かっただけでも、なぜか嬉しかった。キブツは至る所にあるらしいが、自分が目の前で見て感じる事が出来るとは思わなかった。ガイドブックで見ると、エルサレム周辺はパレスチナ自治区が点在しており、どこがイスラエルなのか良く分からない死海から内陸に入って山道を登ったり降りたりすると、段々と街が見えてきた。それがエルサレムだったのだエルサレムに入っても中央バスターミナルまでは、かなり距離があり、しかも渋滞。この街は広範囲で、大都市に近い大きさじゃないか!もっとこじんまりとしていて、周りやすいのかと思っていた。幾度となく戦争が繰り広げられてきた場所でもあるが、街は活気があり、緊迫している様子もない。次第に雨から曇りと変わって来て天候は良くなってきているバスターミナルに着いたら、エスカレーターを登るとレストランや土産屋が並んでいる。レストランの客引きから、これが美味しいとか誘って来るけど断る理由もない。お腹ペコペコだからだサフランライスとチキンレッグのプレートを頼んだが、これで1200円ん?なんかボったくられている?と思ったが、店の上にある写真と値段は同じで味はたいした事はない。イスラエルって国は、もともと国を持たないユダヤ人が各国から戻って来た民族であるので、料理に関してはヨーロッパやアメリカなどから持ち帰った料理が多いせいか、食文化が無に近いと言える。せっかくだから、イスラエル料理って物を食べたかったが、それは難しかったさて、お腹も一杯になった所で外に出てみた。全く分からないバスターミナルで場所で降ろされたので、ちょっと不安だった。外は、太陽も出ていて晴れていたが、凄く寒いこの寒さには耐えられないと思いつつ、ここが新市街だと気付いたので旧市街へ行く路面電車を発見。たぶん、これで行くでしょ?って感覚で乗ろうとしたが、チケットを買う券売機はヘブライ語のみ!分かるか!と、困っているとイスラエル人がチケットを買ってくれたなんと優しい。車両は新型で、車両に入ると同時にチケットをタッチすると認証される仕組みだでも、他の外国人も買い方が分からないでチケットを買わずに、そのまま入ってきた。いわゆる無銭乗車ってやつ(笑)仕方ないよな〜、買い方が分からないんだもんなそんな感じで揺られる事、15分程度。みんなが降りたので、自分もここで降りてみた。じゃ〜ん!エルサレムの塞が目の前に見えたきたぜ!エルサレム!ここに来たかったんだよ
最後の塞!マサダ!
マサダ国立公園に到着すると雨は止んでいたなんとラッキーなんだ!マサダをガイドブックで調べると、マサダはヘブライ語で「要塞」と言う意味で、ローマ軍と戦った際に奪還した場所でもあると記載されている。軍隊に入った際には、このマサダで入隊宣誓式を行う所でもあるらしい。さて、この巨大なマサダを2通りの方法で登る事が出来る。1つ目は、簡単にロープウェイで行く方法。もう1つは、歩いて無料で行く方法。まっ、考える余地もなくロープウェイで登った。こんな重いバックパックで歩いて登るのは過酷すぎるなので、ロープウェイで簡単に登って来ました。雲と雲の間からヨルダンが見えたりして、眼下に見える死海は最高の景色まさに興奮状態!誰にも教えたくない場所と言えるほどだった。東西南北、そして中心には過去に住んでいた跡まで残っており、本当に来て良かったこのまま、会社を辞めていなければ、来れるのはリタイアした後?そんなの絶対に嫌だね!何が面白くて、仕事しているのか。家族の為になるけど、自分をそこまで犠牲に出来るか。ここに来させてくれた家族にも感謝!やはり、遺跡って生で見ないと分からないよね、凄さが!言葉では伝えられないほど素晴らしいマサダを見ていると、また雨かよ。マサダで2時間ほど過ごして降りる事にした降りる時もロープウェイ!往復で買ったから乗るしかないでしょいやー、最高のマサダ!ありがとう!と、麓の土産屋を除いて見たが買うものがないので、バス停に行きエルサレムへと向かうのであった。水曜日の13時を回った所だった。
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マサダ国立公園!圧巻!
バスの中は暖房が効いていて、濡れたアウターを乾かすにも良かった。体が温まるにつれて、自然と寝てしまったテルアビブを出て田舎に入った所までは覚えているのだが、どこから寝てしまったのか分からないが心地よかったバスが止まって、ドアが開いた途端に乗客はバスを降りる人がチラホラと見受けられた。どうやらトイレ休憩のようだ。自分も降りて外の空気を吸って、コンビニでチーズの入ったパンを買って食べてみた。どこかで食べた事の味がする懐かしい味がした見渡せば綺麗な緑で中東にいる感じがしなかった。雨はテルアビブよりも小雨になってきており、マサダでは晴れて欲しいと願うばかりだったバスの中で寝たおかげで、更に元気になり、あとどれくらいで着くのか全く予想がつかなかったが、自分は「イスラエルにいる!」と思うだけで興奮状態だった。バスは高速道路に戻り、周りの風景は変わってきていた。赤土が目立つようになってきて、このガイドブックに載っている、マサダ国立公園の風景に似てきた。山道も険しくなり、そこを抜けると海が見えてきた!ここが死海塩分濃度が高くて海に入ると体が浮く所だったが、この寒さでは到底入る事は出来ないだろうそして、死海の向こう側はヨルダン。この海を境に国境があると思うと何とも不思議な光景だった。そして、マサダ国立公園に着いた。
大雨の中、マサダ国立公園へ!
朝食を済ませた、自分は部屋を片付けてバックパックを持ちチェックアウトを済ませた。フロントのおっちゃんにバスでマサダ国立公園に行きたい旨を話した所、目の前のストリートから中央駅に行く市内バスが出ている事を聞いた市内バスで中央駅に行けば、マサダや他の都市に行く長距離バスが出ているターミナルがあると言うので市内バスを待つことになった。10分ほどでバスは来たが料金の支払い方や値段が全く分からないので、運転手に確認して支払った。先払いで一律同じ料金らしい。バスに乗っている間も雨は強くなり、テルアビブの街を見ながらバスは中央駅に到着した。まさに、夜中着いた所であった。中央駅に入るゲートは銃装備をした警官がいて物々しかったが、警官にバスターミナルを聞いて、バスターミナルのチケット売り場へと着いた。チケット売り場は小さくて営業しているのか分からないくらいだったが、マサダ国立公園へ行きたいと英語で告げると、45シェケル(約1.350円)ほどで手に入れる事が出来た。ただ、バスは1時間後に出発するとの事で、バス停で待つ事になった。屋根が付いていたので雨宿り出来るのは助かったが、アウターはビショビショに濡れてしまっていた。1人のイスラエル人のオバちゃんに「どこから来たの?」と聞かれ、日本と答えると話がドンドン進み、このイスラエルでは日本人は余り来ないので見かける事がないと言う。確かに、飛行機の中でもアジア人でいるのは、中国人と韓国人ばかりだった。日本人の持つイスラエルの印象は「危険」としか思っていないので、みんな敬遠して来ないんだろう。偏見・ステレオタイプとは、まさにこの事だ。何も危なく、日本並みに安全そうに感じる。バスを待っている間、中央駅に向かって男女銃装備した軍人達が歩いていたのを見たが、ここが危機感のある日本との違いなんだろうなと感じた。バスは定刻通りに来て、自分をマサダ国立公園へ導いてくれるのであった