腎臓は血液を濾過させる臓器で体内の老廃物や塩分を尿として体の外に排泄させてくれます。
腎臓は腰の上あたり、お腹の後ろ側に背骨をはさんで左右に1つずつあります
大きさは握りこぶしぐらいで、空豆の様な形をした臓器です
腎臓の最も大切な働きは血液を濾過して体に不要となった老廃物を尿として排出することです。
その他にも色々な働きをしています。
・体液量の調整や摂り過ぎた塩分の排泄し、むくみや高血圧を防止する。
・血液(赤血球)を作るホルモンを出すことにより貧血を防止。
・ビタミンDを活性化して骨を丈夫にし骨粗鬆症を防止。
・血管収縮させるホルモンの分泌や体液量の調整をし脱水時の血圧の維持を行なってくれる。
これらの腎臓の働きが悪くなってしまうのが慢性腎臓病です
・タンパク尿や血尿だったり画像診断で障害が見られる腎障害
・DFRが60mL/分/1.73?u未満で腎機能が低下しているなど・・・
上記のうちいずれか、もしくは両方が3ヶ月以上続くと慢性腎臓病と診断されます。
慢性腎臓病の患者は国内に約1.330万人いるとされ、その割合は成人の8人に1人なのだそうです。
慢性腎臓病は新たな国民病と言われていて珍しい病気ではなくなってきているそうです。
慢性腎臓病になって腎臓の働きが悪くなると尿として出せなくなり老廃物や余分な水分などが体に蓄積し様々な症状が現れはじめます
怖いのは慢性腎臓病の初期段階では自覚症状が殆んどないということで、症状が自覚されてきた時には既に相当進行していると考えれれます。
症状としては貧血や息切れ、だるさ、むくみ、夜中に尿が増えるなどがあります。
自覚症状がないからといって慢性腎臓病を放置していると、どんどん病状が進行して慢性腎不全という病気になります。
慢性腎不全になると、もう腎機能が回復することはありません
腎移植か透析が必要になります
腎臓を元の元気な状態に戻すのは難しいですが、大半の慢性腎臓病は腎機能が悪化するスピードを遅らせることは可能です。
慢性腎臓病の原因となるのは加齢と生活習慣病
・加齢 ・糖尿病 ・高血圧 ・脂質異常症
なぜ慢性腎臓病になったかを理解し、原因となったものを見直し、しっかりと管理することが大切です。
その上で、生活習慣病などの改善を行います
毎日の食事では塩分の摂り過ぎに注意し適量を食べて肥満に気をつけましょう
禁煙をし、適度な運動を心がけましょう
気をつけたい生活習慣
・過度の飲酒 ・喫煙 ・運動不足 ・ストレス
腎臓は血液を濾過させる臓器です
体内の老廃物や塩分を尿として体の外へ排泄してくれます
塩分の摂り過ぎは腎臓にとって、かなりの負担となってしまいます。
塩分といえば、血圧の高い方は気にしているかと思いますが
高血圧の3割は腎臓障害も合併していることが多いので塩分を摂り過ぎないよう心がけることが大事になっていきます。
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