“ふき” といえば、あまり実家では食べていなかったなぁ・・・と
思ったのですが、

思い出しました。

親戚のおばさんがよく煮たものをくれて、母親が喜んで食べていたような・・・。

でも、それはまっ茶色でくたくたに煮たもので、つくだ煮に近いもの。

味付けも濃く、あまり美味しいと感じていませんでした。

そんな “ふき” を美味しく感じるようになったのは、一人暮らしを始めてからの
こと。

今の職場では周囲にあまりお昼を買う場所がないので、朝、お惣菜屋さんで
いくつかお惣菜を買って持参しています。

その中にあったのが、 “高野豆腐とふきの煮物” 。

おだしたっぷりの高野豆腐と若葉色の“ふき”が、じわーっと美味しい。

青いままの“ふき”を知ったのは、その時でした。

その後、同じく一人暮らしの友人が春に「ふきを煮たんだー。」なんてことを
話していて

面倒なのによくやるなぁ・・・と思っていたのですが。

ふと、急に自分もやってみたくなった2011年春。

ずりずりとまな板の上で塩刷りしてからお湯の中に投入。

柔らかくなったら、冷水にとって冷やしたから皮むき。

どの調理本・レシピにも「鍋に入る大きさに切る」と書いてあったのに、なぜかいきなり一口大に切ってから投入してしまったこと。

皮をむいてもむいても終らないループ状態・・・。

そうか、鍋サイズにカットするのは、この手間があるからなのね・・・と反省。

長いままだと皮むきも一気に出来たんですね。と山盛りの皮を見て思う・・・。

茹で上げたらお水に漬けたまま冷蔵庫で数日もつそうです。

半分をさっそくおだしで煮てみました。

美味しいよね・・・青煮。

“ふき” が青いままなので、「青煮」というらしいです。

“ふき” って、下手するとあくが強いそうなのですが、全然平気でした。

出来たてよりも、一晩置いた方がおだしがしみて美味。

今回下茹でした残り半分は、豚肉と一緒に炒め物に。

うーん、色々な調理方法があるんですね。

こういう季節を感じる食材を、これからレパートリーに増やしていきたいな。

一人暮らし※年目にも関わらず、未だに料理のレパートリーが少ないこと。は思うのでした。

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