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父のこと

ゴン太郎のママさんへ

うちの場合は、母がいましたので、私と一緒に介護しました。
認定を受ける前まで、母が一人で、大変でした。
私も仕事を辞めて定期的に一緒に病院に通い、
実家にもほとんど毎日通っていました。
その頃の診断では、アルツハイマー病でしょうということで
やはり、進行を遅らせるお薬を処方していただきましたが、
アルコールを断たないと、お薬を飲めなかったので、
毎晩の晩酌を辞めさせるのに苦労しました。
私も、話始めると、たくさんありすぎて長くなりそうなので
手短にと思うと難しいのですが・・

お父様はお母様が亡くなったあと、
お一人での生活はとても寂しかったでしょうね。

うちは、母が手術入院の時、父が一時的に
とても精神不安定になり、びっくりしたことがあります。

母は母で、気丈な父のイメージがあり、
父に認知症の症状があることを
認められなくて、私がいくら言い聞かせても、
ただ、父への怒りになるだけで
父を認知症だと実感するのに時間がかかりました。

父が認知症になったことを
どうしても受け入れることができなかったんです。
その分、対応も遅れました。

まして性格的に、父が介護サービスのデイサービスにいくかどうか?
絶対無理でしょう?と思っていました。
身体は元気で体力もあったので、家族に対してわがままになると、
女二人では太刀打ちできませんでした。
誰か、第三者に手伝ってもらわないと、母の身体がもたない。
そう思い、お医者様に相談して、介護認定を受けることにしたんです。

他人の前だと、とてもしっかりした受け答えをするし、
誰も気づかないくらいの症状でしたが、
お医者様が診断書を出してくださり、家族側の話から、判断していただき、
認定は介護度2をいただきました。
今は、要支援という軽いレベルでも、通所サービスが受けられますよね。
ケアマネージャー(介護支援専門員)の方が家族の相談に乗ってくださり
父の性格などにも合わせて、サービスの計画を立ててくださいました。
認定を受けて何より良かったことは、その専門員や介護士の方々が、
家族の話を聞いてくださることで家族の肩の荷が軽くなったことですね。

そして、家族が認知症という病気を理解して、
温かい心で接してあげられることが大事だと思います。
あと、近所の方にも理解していただいていると、
いざという時にとても心強いですよ。
実際、ホントにお世話になりましたから

本当は、ママさんの近くに来ていただけたら一番いいのでしょうけどね。

デイサービスを利用中も脱走、行方不明、怪我、
手術入院と色々なことがあって、
今、父は老人保健施設に入所できています。

長くなってしまいましたが、
私の経験談が少しでもお役に立てばと思い
話させていただきました。
お父様のことを思うと人事とは思えなくて
私も心配でたまらなくなってしまいましたので
余計なおせっかいかとは思いましたが
長々と書いてしまいました。すみません



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