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2015年11月19日
お歳暮マナー・贈る時期と金額
お歳暮商戦が、始まっています。今年もお世話になった方に贈る「お歳暮」ですが、早期予約で割引きや送料無料サービスなどうれしいサービスも充実しています。贈る金額などは、一般的にお世話になっている度合いで選ぶのが基本。今回はお歳暮のマナーとして、金額や贈る時期をまとめてみました。
お歳暮一覧ページ
◆お歳暮の起源と由来
日本にしかない「お歳暮」という慣習は、お正月に祖霊(先祖の霊)を迎え御魂祭りの御供え物や贈り物をした日本古来の習わしが、起源とされています。嫁いだり、分家した人が親元へお正月になると集まり御供え物を持ち寄ったのが始まり。
かつては、お歳暮に使う品は年越しに必要な御供え物を贈ることから、塩鮭、塩ぶり、数の子、するめ、もちなど食料品を送る風習でした。現代ではそういうことにはこだわらず、さまざまな品物が贈られていますが、昔は新年の準備を始める12月13日から20日までに贈られたそうです。今では、日ごろお世話になっている方々への年末のあいさつになり、贈答儀礼に変わりつつあります。
◆贈る時期
季節のあいさつなので、贈るタイミングをはずさないように。正式には「事始めの日」というお正月をお祝いする準備を始める12月13日から12月20日までに贈るものでしたが、現在では11月末頃から贈られる方も多いようです。
また、関東では12月初旬から12月31日、関西では12月13日から12月31日までとされていますが、暮れも押しせまった忙しい時期に届いても迷惑なので、できれば20日くらいまでが無難。お正月用の生鮮食料品を贈る場合は反対に遅めの方が親切ですよね。
※12月26日以降になると「謹賀新年」が「寒中見舞い」になるのと同様に「お歳暮」が「御年賀」「寒中御見舞い」となるのが正式マナー。お正月用品を贈るのでしたら年内ぎりぎりに間に合うように「お歳暮」でも大丈夫。
◆贈るタイミングをのがしたら
年内に間に合わなかったら関東地方では1月7日(松の内)までに、関西地方では15日までに表書きを「御年賀」として届くように。さらに遅れた場合は、松の内がすぎてから立春(2月4日頃)の間まで「寒中お伺い」や「寒中御見舞い」として贈ります。
◆贈るもの(今年の傾向は?)
お歳暮
「お菓子・アイス」「ビール」「ハム、ソーセージなど加工品」は今年もお歳暮の人気商品!マクロミルが実施した、お歳暮に関するアンケート(※)によると、やはり食料品や日常品に利用できる実用品が、一般的のようです。ただ、人気商品は重なりやすいと言うことも考えられます。相手が選べるカタログギフトなどもいかがでしょうか。
お歳暮として贈りたいもの もらって嬉しかったもの商品ベスト5
■贈りたいもの
1位:お菓子・アイス
2位:ビール
3位:加工品(ハム、ソーセージ)
4位:コーヒー・紅茶・日本茶
5位:老舗の味(惣菜・加工食品など)
■もらって嬉しかったもの
1位:商品券
2位:お菓子・アイス
3位:加工品(ハム、ソーセージ)
4位:ビール
5位:カタログギフト
今年の傾向として、贈りたいもの5位に老舗の味(惣菜・加工食品など)が入っています。定番ではなく、人と違ったものを贈って喜んでもらう心遣いが感じられます。
もらって嬉しかったもの商品券はここ数年変わらず、不動の1位です。自分の好きなものが購入できるのがよいのでしょう。
◆お歳暮の予算
金額はお中元の2〜3割り増しが目安となっています。5000円と3000円の商品が主流。お世話になっている度合いで選ぶのが一般的です。
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身内の方(親、親戚)→3000円(42.2% )
目上の方(恩師、仲人、職場関係、取引先関係)→3000円(34.2%)5000円(32.4%)
同格の方(友人、知人)→3000円(52.0%)
お中元を贈った相手にはお歳暮も贈るのが一般的です。お中元、お歳暮のどちらか一方を贈るなら、お中元より一年の締めくくりの意味でもお歳暮を贈るのがよいでしょう。
贈り物をする機会は、お歳暮に限らず日常よくあることですが、日本人だけが大切にしてきた習慣である「お歳暮」。この一年のお付き合いに感謝をして、相手の喜ぶものを贈りたいものですね。
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