「いかの握り」のおすしは
確かにうまいですが、
この場合の「いかのおすし」は
寿司のことではありません。
こどもを事件から守る合言葉
「いかのおすし」とは?
「いかのおすし」とこどもを巻き込む卑劣な事件
先日、群馬県内でこんな事件がありました。
<女児誘拐未遂>
「いかのおすし」奏功 巡査の連れ去り防ぐ
毎日新聞 2月21日(土)22時52分配信
群馬県警巡査が小学4年の女児(10)を
誘拐しようとしたとして
未成年者誘拐未遂容疑事件で逮捕された事件は、
女児が車に乗るよう誘われた際に
「いやです」と毅然(きぜん)と拒んだことで
未遂に終わった。
女児が通う小学校の校長は
「毎年の防犯教室で指導してきた
『いかのおすし』が役に立った」と話す。
子どもを守る取り組みの効果が表れた形だが、
逮捕された容疑者は警察官。
防犯活動の成果を手放しでは喜べない事態となっている
YAHOOニュースより
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150221-00000067-mai-soci
「いかのおすし」はこどもを事件から守る合言葉
私にも同年代のこどもがおり、
この事件は「他人事」とは思えませんでした。
また、同年代のお子さんをお持ちの親御さんは、
この「いかのおすし」という合言葉、
耳にされた方も多いんじゃないかと思います。
私も幼稚園や小学校で
こどもが聞いてきたこともあり、
この「いかのおすし」は知っていました。
今回、事件に巻き込まれずに済んだのは、
地域で子供に対する防犯啓蒙活動の一環として、
この「いかのおすし」の合言葉を
「実践」できたことが功を奏した結果となりました。
「いかのおすし」
「いかのおすし」はこどもが外で「不審人物」に
声を掛けられた場合の行動の頭文字を合わせた
「合言葉」です。
★いか・・・行かない
★の・・・乗らない(不審者が車に乗せようとしたとき)
★お・・・大声を出す
★す・・・すぐ逃げる
★し・・・知らせる
発祥は、
2003年に警視庁と東京都が作り出しました。
現在では、
おそらく全国でこどもに対する防犯啓蒙に、
活用されているかと思います。
うちのこどももこの「いかのおすし」の
紙芝居を見たといっており、
さらに家庭へのプリントなども持ってきました。
一人でも多くのこども達が犯罪に巻き込まれることの無いように!
こどもへの防犯意識の高揚は、
常日頃から心構えをしておくことが
重要と考えます。
また、こどもが犯罪に巻き込まれないよう、
意識づけをさせることは「親」である私たちの
重要な「勤め」でもあります。
ご家庭でお子さんと話すとき、
ご家族全員で今一度「いかのおすし」の
意味を確認なさってください。
1人たりとも「こども」が犯罪に巻き込まれることなく、
のびのびとした環境を築くために・・・。
ご覧いただきありがとうございました。