野球観戦に付きものの、
ファールボール。
プロ野球の硬球が当たった時の
危険を現地で観戦する観客、
また球団の双方とも
再認識すべきと思います。
ライナー性のファールボール、
かなりの危険を伴うことは
紛れの無い事実です。
野球観戦中の「ファールボール」
野球観戦のため球場に足を運ぶ・・・、
ここ最近、野球の「地上波」中継は、
残念ながら減っており、
変わってBSやCS放送での中継が、
主流になっています。
それでも野球試合観戦に直接球場に足を運ぶ・・・、
中継には代えがたい「臨場感」があります。
しかしながら内野席へのファールボールが
あるたびに「危険と隣り合わせである」ことも
感じられます。
その「危険と隣り合わせである」が故の、
内野席へのファールボールによる、
事故が平成22年に札幌ドームで起こりました。
「試合中のファウル当たって失明」4190万円賠償命令 日ハムなど敗訴
産経新聞 3月26日(木)13時55分配信
札幌ドーム(札幌市)の内野席で
プロ野球観戦中に
ファウルボールが当たって
右目を失明した市内の30代女性が
北海道日本ハムファイターズなどに
計約4650万円の損害賠償を
求めた訴訟で、
札幌地裁(長谷川恭弘裁判長)は26日、
球団などに約4190万円の
支払いを命じる判決を言い渡した。
女性側は
「投手は打者の思い通りに
打撃させないことを目指して投球するため、
プロ野球選手でも打球の方向や角度は
予想困難だ。老若男女を問わず安心して
観戦できる防球ネットなどを
備えておくべきだった」と主張。
球団側は
「観客は打球に注意しさえすれば
ファウルボールの直撃を回避できる。
事故当時、十分な対策を講じていた」と
反論していた。
訴状によると、女性は平成22年8月21日、
夫や子ども3人と日本ハム対西武戦を
観戦していた際、
ライナー性のファウルボールの
直撃を顔に受け、
右顔面骨骨折や右眼球破裂の重傷を負った。
YAHOOニュースより
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150326-00000553-san-soci
硬球が故のファールボールの破壊力
うちも札幌ドームに野球観戦に行きます。
うちの場合は内野席の指定に
座ることが多いのですが、
小学校低学年の息子がおり、
そのエリアでも出来るだけ上の方に
するようにしています。
なぜなら「ファールボール」の危険を、
否定することができないからです。
数年前、2軍の試合を見に行ったとき、
今は戦力外となってしまいましたが、
楽天のある外国人選手から、
外野スタンドにいる息子に、
練習していた硬球をいただいたことがあります。
練習とはいえNPBコミッショナーの署名入りの、
少々くたびれてはいましたが本物の硬球でした。
うちはキャッチボールが好きでよくやるんですが、
たまにこのもらったプロ野球用の硬球で
やることがあります。
その時は軟式のC球とは違う緊張感が
あります。
なにしろデッドボールでも骨折してしまうくらい、
まさしく「硬い球」だからです。
とはいえ硬球の真の破壊力は・・・
球場に足を運んだ観客のうち、
このプロ仕様の硬球を実際に触った方って、
ほとんどいないと思います。
ですからこのファールボールに注意しろと言われても、
それほど意識している方っていないと思います。
時々、内野スタンドに「するどいライナー性の」
ファールボールが飛んでいき、
席に当たった時の「ガン!」という音を聞くと、
「おっかないなぁ・・・」と感じます。
この事故でこの内容の報道がされました。
ものすごくデリケートな問題だと思います。
不幸にも大けがをされた方は、
確かに納得はできないと思います。
うちのように明らかにファールボールが
飛んでこないエリアに席を取るのも
1つの手でしょうし、
内野全体に防護ネットを張り巡らせるのも、
1つの手なんだと思います。
ただ・・・、
打者がバッターボックスに立っている時だけは、
「一挙手一投足」を見ていてください。
飛んできたボールをダイレクトキャッチして
得意になっている光景を時々見ますが、
一歩間違えたら「大けが」することを
忘れないでください。
球団側もプロ仕様の硬球がどんなものか、
啓蒙活動することを
忘れないでほしいと思います。
ご覧いただきありがとうございました。