残念ながら(これまでの流行の流れから)、
夏の行楽時期を前にして新型コロナの
オミクロンBA5株による第7波が始まってしまいました。
夏を越して秋に入り一旦沈静化の兆しが見えましたが、
11月に入り北海道でも新規感染者数が過去最大を
記録するなど7波なのか8波なのかわからない状況です。
もう誰しもが感染してもなんら不思議ではない状況ですが
我が家では幸いなことに私含め家族全員まだ感染せずに
済んでいます。
また個人的に職場で組織内での体調不良者の
把握をしていることもあり数々の陽性者と
その感染に至った事例を見てまいりました。
私は医療関係者ではなくこの記事はあくまでも
自分の周囲でのその事例を見てきた個人的な主観だったり、
個人的な経験や体験に基づいて書かせていただいているので
根拠とかは不明確かもしれませんが、
現在の感染拡大を個人や家庭で防ぐにあたり
感染事例と家庭で行っている対策を備忘録的に書き
何か参考になればと思います。
【第7波オミクロンBA5】自分の周囲での新型コロナウィルス感染事例
今をさかのぼること3年前北海道での新型コロナウイルス感染症の
陽性者が確認された頃から私の職場では組織内の危機管理の
観点から新型コロナを疑われる体調不良者の
把握を行ってきました。
対象者人数は私の所属する会社組織が比較的大規模で
およそ1000人程度おり風邪のような症状など
新型コロナウイルス感染症を疑うに足りる症状で
休暇を取った事例があった部署から私のいる総務関連の
部署への報告をすることになっています。
さらにその後どんな経過をたどったのか体調が回復し
職場復帰するまで日々報告を受けています。
私はその集計などを担当してきているんですが、
この作業を通じてどういったプロセスを経て
当該人が新型コロナウイルス感染症に感染していったか
私の所属する会社内のある意味狭い範囲内ではありますが、
傾向というものが見えることもあります。
当然ながら、その報告の内容に関しては、
個々の家庭状況や諸事情など個人情報が満載の内容であることから
日々の作業に関しては細心の注意を払っています。
今回、約3年間にわたり情報を収集してきた中で、
もしかすると皆様の感染対策に参考になるかもしれない
と感じ、個人情報に十分配意して事例をお伝えできればと
思います。
実行再生産数と組織内での報告件数の相関が・・・
「実効再生産数」という指数をご存知でしょうか?
メディアでの新型コロナウイルス感染症に関連する報道で
「新規陽性者数」や「死亡者数」などは頻繁に出てきます。
私も初期の段階では新規の陽性者の数に一喜一憂していました。
ちなみに私は医療関係者ではないので詳細を
知っているわけではありませんが「実効再生産数」とは
1人の感染者が何人にうつすか?という指標だそうです。
ここ1年くらい実はここを見ていて新規陽性者数の増減より
会社内の数字がこの実行再生産数とほぼ似た経過を
たどることが多い印象があります。
Q. 実効再生産数とは何ですか?実行再生産数データを拝見できるサイトは
A. 「1人の感染者が平均して何人に感染させるか」を示す指標です。この数字が高いほど感染が急速に拡大していることを意味し、逆に1未満の期間が続けば「感染が収束しつつある」といえます。 計算式は「(直近7日間の新規陽性者数/その前7日間の新規陽性者数)^(平均世代時間/報告間隔)」です。平均世代時間は2日、報告間隔は7日と仮定しています (2021年12月31日以前では平均世代時間を5日と仮定)。
よくあるご質問
東洋経済オンライン「新型コロナウイルス 国内感染の状況
https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/
数サイトあり若干数字は違うのですがデータ取得の
タイミングなどによるもので傾向などは同じような
感じです。
上記のサイトにおける11月26日現在の私が住む北海道の
実行再生産数は0.99となっていてやっと1を下回りました。
実行再生産数が例えば1.2くらいの頃は報告された体調不良者の
症状に「発熱・のどの痛み・咳・鼻水」といった風邪様の
症状では個人的な体感で100人中ほぼ全員が検査によって
陽性となっていて、陰性だった者は本当に一握りもない
印象でした。
ところが現在ではその頃より新規感染者数は多くなっていても
実行再生産数が下降しているここ1週間では報告された
体調不良者の症状に「発熱・のどの痛み・咳・鼻水」といった
風邪様の症状でほぼ陽性となっていたのが体感的に
100人中30人程度は検査によって陰性が判明した(単なる風邪診断)
印象があります。
また、実行再生産数を年間通じて見ていくと季節によってある程度の
波があることがわかり(季節性要因)、
日本全国から見れば果てしなく狭い範囲である自分が所属する会社内での
印象なので一概に断言はできないのでしょうが、
会社内のデータと実行再生産数はリンクしていると感じており、
目先の新規感染者数が驚く数字だったとしても、
これまでの過去データの推移からもう少ししたら落ち着くな・・・、
この先厳しくなるかな・・・?といった推測ができます。
(余談ですが集計を担当する身から休暇を取るタイミングを計る材料にもしています)
本当は会社で集計したデータをお示ししたいところですが、
そもそも個人情報が入ったものであり情報セキュリティや
コンプライアンス遵守の観点から社外持ち出しは厳禁なため、
個人的に体験した感覚であることをお許しください。
職場での新型コロナウィルス感染事例
字面上は風邪や急性扁桃炎
字面上は風邪や急性扁桃炎
オミクロン株が主流となった現在ではほとんどが下記の
パターンを辿ってます。
何か調子悪い〜発熱(最大で39℃前半)2日くらい〜
咳・鼻水・頭痛・喉の違和感・痛み・倦怠感〜
発症してから4・5日でほぼ症状や発熱は無くなる。
しかし人によっては今の7日間の療養機関を過ぎても
微熱や軽い風邪症状、全身倦怠感が続き引き続いて休暇を
取った方もいました。
職場での新型コロナウィルス感染事例
このパターンが最多!若年層→家庭内へ伝播
このパターンが最多!若年層→家庭内へ伝播
現在のオミクロン株が主流になり従前の時と感染する経路や
症状が結構変化した印象です。
私の所属する会社ではオミクロン株の前までは
大人→家庭内伝播(若年層にはあまり影響なし)が主流で
大半の方が発熱が高く長く続き「息苦しさ」を挙げていました。
一方、現在のオミクロン株では逆に子供→家庭内伝播の流れで
家族全員全滅のケースも何度も見てきています。
なので社内では実は休暇を取得している方で陽性者として
療養している方は個人的な肌感覚で恐縮ですが
全体の3割くらいで残りは同居されているご家族の中に
陽性者が出ていわゆる「濃厚接触者」となって自宅待機となる
ケースの方が圧倒的に多いです。
届け出をいただいた中で「大変だなぁ」と個人的に感じた
事例は2つあります。
職場での新型コロナウィルス感染事例
小さいお子さん陽性〜家庭内で伝播まん延
小さいお子さん陽性〜家庭内で伝播まん延
私の会社の地域(北海道石狩)でも感染拡大期には
学校や幼稚園保育園などの臨時休校休園がありました。
手前味噌で大変恐縮なのですが私の会社では小さいお子さんを持つ
社員も多く緊急にお子さんを見るために休みになっても
フォローできる体制を作っていたことから業務に多大な影響が
出たことはありません。
ところが家庭内ではその小さいお子さんが陽性となったあと
(基準日)
2日後に兄弟のお子さん、3日後に続いて別のお子さん、
5日後に社員ご本人が、さらには基準日から8日後に社員の
配偶者の方が続いて体調不良〜検査〜陽性となり、
家庭内全員が新型コロナウイルス感染症をり患する事態と
なった事例がありました。
小さいお子さんが陽性になって感染対策を万全に隔離して
といっても実情は無理で介抱することになる家族が
家庭内で出来得る最大限の感染対策をしていても
このようなケースとなる場面が多いです。
職場での新型コロナウィルス感染事例
修学旅行先で感染、保護者が急遽現地へ向かった事例も
修学旅行先で感染、保護者が急遽現地へ向かった事例も
修学旅行で道外に行った学生のお子さんが、
現地で発熱し検査したところ陽性となりました。
急遽連絡があって保護者である社員の方は道外の現地へ
向かい別の宿泊施設から身の回りの世話をした・・・、
こんな事例もありました。
お子さんの回復後無事一緒に帰ってこられましたが、
本当に金銭面や肉体性精神面で大変だったと後に
回顧しておられました。
私もお話をお聞きしていて辛かっただろうなと率直に
感じました。
うちの家族内ではまだ感染していない
ここまで来ると最早誰が罹っても不思議じゃないコロナ。
しかしながら、幸いなことにうちではまだ家族全員
罹ってません。
この状況なので本当にたまたまなのでしょうが・・・。
この記事の続きとしてうちでの感染対策や
家族全員が共通して行っていることなど
お話しできればと思います。
ご覧いただきありがとうございました。