一月二十六日、午後八時より、NHK総合(地上波デジタル)にて長谷川博己主演の大河ドラマ「麒麟がくる」第二回が放送されました。
今回のタイトルは「道三の罠」でした。
そのタイトル通り、まるで、明智十兵衛光秀が主人公というより斉藤道三が主人公であるかのような回でした。
道三演じるのは本木雅弘さん。もう、当の昔に「シブがき隊」のモックンのイメージから脱却して俳優としての実績を積んだ本木さんの演技は、じゅうぶんに存在感があり、「道三役に本木さんは絶妙の配役だったんだな」と思わせるものでした。
なにしろ戦国時代を代表する「梟雄」の一人ですから、薄っぺらい演技しかできない役者、実績のない役者には演じられないでしょう。作品中に描かれている道三は、父親が油売りだったから(?)なのかケチで損得勘定だけで動くのかという言動もありながら、実際は何を考えているか分からないところがあります。それがまた「梟雄」らしいところでもあります。
そんな道三が尾張の織田信秀(織田信長の父)を撃退するというのが今回のストーリーの中心ですが、その戦の中で明智十兵衛は青年武将らしく「武士の在り方」について悩みます。
一年にわたって放送される大河ドラマ。その導入部にふさわしい展開だった第一回放送。それを受けてさらに興味深い展開となったのが今回の放送でした。
第二回の放送のラストはまた、「梟雄」道三らしい行いがあり、次の展開が楽しみとなるものでした。
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