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2020年02月11日

長谷川博己主演NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第四回「尾張潜入指令」

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 二月九日午後八時より、NHK総合(地上波)にて長谷川博己主演大河ドラマ「麒麟がくる」の第四回「尾張潜入指令」が放送されました。
 長谷川博己さん演じる明智十兵衛(光秀)が京から連れてきた医師・望月東庵(堺正章さん演じる)は、本木雅弘さん演じる斉藤利政(道三)に呼ばれた。
 利政の正室・小見の方の病気もよくなり、ずっと美濃に留まる必要もないので京へ帰ろうとする東庵だったが、利政は尾張の織田信秀(高橋克典さん演じる)に会って動向を探ってくれ、と東庵に依頼する。
 東庵はかつて信秀と会ったことがあり、大好きな双六(すごろく)で賭けをして借りがあったのだ。
 東庵のそんな交友関係を利政は調べていたのだから油断がならない。
 国と国の争いの、権謀の道具にされたくない東庵はキッパリと断る。
 が、利政は諦めない。ほとんど強迫に近いかたちで強引に依頼し、東庵の、信秀との賭けでの借金の分まで上乗せして小見の方の治療代を払うからと言う。
 借金の肩代わりのことも有り、さらには助手のお駒(門脇麦さん演じる)まで人質にされて、東庵は尾張へ向かう。
 明智十兵衛は利政の命令で、東庵のつなぎ(連絡)役として尾張に潜入する。共は岡村隆史さん演じる菊丸だった。
 この菊丸は第一回放送から登場している。十兵衛の住む明智の荘の村が野盗に襲われ、十兵衛らが戦い、野盗らが引き上げた時、野盗にさらわれて拘束されていた者として明智家に保護されたのだった。
 菊丸がいうには、三河の農民だが野盗にさらわれ、人買いを介して売られるところだった、とのこと。それで十兵衛に礼を言って三河に戻ったのだが、その後、故郷の母がお礼を言って土産を渡せと言ったからと、薬草を持って明智の荘を訪れた。
 薬草を求めていたお駒と出会い、菊丸は美濃に留まっていた。それで十兵衛とは兄弟という設定で薬草売りに化けて尾張国内に潜入した。
 一方、織田信秀と会った東庵は、斉藤利政に命じられて来たことを正直に話した。そして今川との合戦「小豆坂の合戦」で負傷した信秀の身体を診る。
 そこで、東庵は、他の医者では気づけなかった信秀の身体の異状をみる。
 東庵に薬草を渡しにきた、と言って信秀の館(古渡城)を訪れた十兵衛は、偶然に、そこで人質となっている松平竹千代(のちの徳川家康)に会う。
 そして、東庵と会い、信秀の身体の異状についての情報を(密書を渡されたことにより)知るが、信秀はこの薬草売りを怪しいと睨み、家臣たちに「追って捕らえよ。怪しければ殺せ」と命じる。
 追われることになった十兵衛と菊丸は……。
 という展開でした。
 さて、明智光秀とは全然関係ないようにみえますが「小豆坂の戦い」というのは結構重要な意味をもつ戦いで、この回で十兵衛(光秀)と竹千代が出会ったというのも、創作ながら興味深いものです。
 その後、十兵衛と竹千代がいつ、どこで再会することになるのか?
 また、岡村隆史さん演じる菊丸はただの農民ではないような感じですが、この回でちょっとした疑惑が生じました。十兵衛が織田方に追われた時に菊丸を逃がし、一人になったが、直後に追い詰められ、何者か(複数)に助けられ、その何者かの姿はすぐ消え、また菊丸が現れるのですが、十兵衛を助けた「何者か」の正体は何なのか? 菊丸と何か関係があるのか?
 たいへん興味深いシーンがありました。















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