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関東生まれ、その後中国に学生生活を過ごし、現在は都内の大学院に所属しています。 日中バイリンガル、TOIEC940点。 2017年10月に外資系コンサルティングファームに就職予定。 プロフィール画像はいらすとやから拝借。 メールアドレス:lapi_blogあっとyahoo.co.jp(あっとをアットマークに変換してください)
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元マッキンゼー人事の方が書いた本です。 マッキンゼー以外の会社にも通用します。私はこの本で就活の考えが180度変わりました。
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2017年06月27日

なぜコンサルティング業界なのか?—他業界との比較から メガバンク編

私がコンサルティング業界を選んだ理由 — 就活中期
↑では、コンサルティング業界の魅力として、

a 若いころから責任のある仕事を任される
b 給料、ステータスが高い
c 若いころからいろんな業界の高層部の人たちに触れることができる

の3つをあげましたが、ほかの業界もそれぞれ魅力があります。ではなぜコンサルティング業界なのかについて書きます。
主に私が見てきたメガバンク、政府系金融、総合商社と比較します。
今回はメガバンクと比較します。




コンサル VS メガバンク
メガバンクのメリット
?@世間的評価が高い
?A若いうちからたくさんの資格が取れる
?B銀行自体は安定している
メガバンクのデメリット
a 新卒採用枠が多く、競争が激しい。出世コースがあり若いうちから進路が決まってしまう
b 銀行ならではの慣習(部下の手柄は上司のもの、上司の責任は部下の責任)
c 銀行は安定でも社員は切られる可能性あり( MUFG:過去最大の1万人削減検討、10年程度で−関係者 ) 結局会社の業績が安定していることは今の世の中社員にとってはあまり関係がない。

コンサルが銀行のメリットを比べると:
?@コンサルの世間的評価は多分銀行よりも低い(そもそも知名度が低い)。しかしこれは日本全体で言う平均であって、ある程度高学歴になればみんな知るようになるのであまり関係ないかな、と思う。 そもそも年収で優にメガバンク超えてるので最悪収入の高さを言い張ればいいかと。
?Aコンサルに必要な資格は厳密には皆無だが、将来資格があれば転職しやすくなるのか、っていうとそうでもない。費用対効果を考えると資格ってそれほど重要なのではないかと思っている。それと銀行での資格勉強は机に向かって勉強するのが多いが、コンサルは現場に良く言って地に足のついたスキルが学べるのではないかと思っている。
?Bコンサルティング業界全体はこれからも成長する可能性が高い。『コンサルティング業界のしくみ』によると、米国のコンサルティング市場規模は6〜10兆円に対して、日本はわずか1800〜3000億円である。これはいいかえれば日本のコンサルティング市場にはまだまだ伸びる余地がある。実際どのファームも近年成長が著しい。業績好調に伴い採用人員はどのファームも増えている傾向がある。

コンサルが銀行のデメリットを比較すると:
a 出世コースというよりはいかに良いパートナーとマネジャーに巡り合えるかがカギだとは思う。これは自身の能力に基づくものがあり、ある程度の納得感はある。
b 常に速くアウトプットを求められることはコンサル業界ならではの厳しさだと思う。しかし私はそこに成長の機会があると思っている。また、足の引っ張り合いを行うことはないと数名の先輩から聞いている。人間関係ではいい意味でドライ。それと気に入らない上司がいれば変えられえるし配属リスクは低い。
c ?Bと同じ理由でコンサルティング業界のほうがいい。

コンサルティング業界とメガバンクのメリットデメリットを比較して、私はコンサル業界を選びました。
次回以降はメガバンク以外の業界と比較していきたいと思います。






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posted by lapi at 12:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 就活

2017年06月26日

私がコンサルティング業界を選んだ理由 — 就活中期

就活初期のことを書いてみる その1 見てきた業界とその印象
就活初期のことを書いてみる その2 銀行業界について
就活初期のことを書いてみる その3 商社について
就活初期のことを書いてみる その4 政府系金融について
↑の続きです。

1.はじめに
私はメガバンク、総合商社、政府系金融を主に就活初期のころに見ていて、コンサルティング業界にはあまり興味がありませんでした(何をやっているのかが分からなかったため)
しかし、とある特定大学生しか参加できない合同説明会でマッキンゼーのブースに行ったとき、志望度が一気に上がりました。一番印象に残った言葉はこれです:
「ほかの会社の新卒3年目は何をやっているか想像してみてください。せいぜい大きい会議室の隅っこで経営陣たちの言ってることをメモすることができれば十分出世しているでしょう。
 しかし、マッキンゼーの三年目はその経営陣に経営の仕方をプレゼンしています。」

痺れましたね、この一言に成長の速さ、責任の重さが凝縮されています。他にもBCG、Bain、Deloitte, PwC, ATKなどを見ましたが、どこも成長の速さを強調していて、大変やりがいのあることだと思いました。

イラスト1


2.コンサルティング業界の私にとっての魅力
説明会、社員さんとの交流、学内での交流などを通じて、私がコンサルティング業界にもっとも魅力を感じたのは、以下三点です:

a 若いころから責任のある仕事を任される
b 給料、ステータスが高い
c 若いころからいろんな業界の高層部の人たちに触れることができる

以下、具体的に書いていきます。
a 若いころから責任のある仕事を任される
私のイメージとして、日本の企業は寿司職人のような、若いうちは何年も下積みして、やっと寿司を握れるようになるところが多いのかな、と思っています。
実際新卒入社一年目は書類の整理だったりお茶入れだったりという仕事が事業会社では多いのではないでしょうか。
私は別にそれを否定はしませんが、自身には合っていないと思ったのです。
大学三年生では日本の電機メーカー中国法人で3か月ほどのインターンを経験しましたが、最初のころはシステムが充実していないことと自身の知識が不足していたためキャッチアップに時間がかかりましたが、自分でそのプロセスを自動化するプログラムを作り終わったら仕事がルーティン化してしまい、楽でしたがやりがいを感じることができませんでした。気づいたらプログラムが自動で動いている間にネットショッピングに耽る始末。もっと責任のある仕事をしたいと上司に聞いたところ、インターンだから・・・と言われ断られました。それを機に学業が忙しいという理由で辞めました。
若いうちから経営者にコンタクトし、仮説を立て検証し、経営陣にプレゼンできる。これほど責任のある仕事は私自身のモチベーションを高めるだけでなく、自身の成長にもつながります。何が起きるか分からない世の中、現状の安定を取るよりも、将来の安定のために日ごろから自身の能力を磨いたほうがいいと私は思っています。

b 給料、ステータスが高い

正直なところ、コンサルティングファームの説明会を聞いてみようと思ったのは80%ぐらいが給料と、周りからの評価です。それがきっかけですが今ではそれは一番重要ではなくなりましたが、相変わらず重要です。
私は比較的裕福な家庭だとは思いますが(父が上場企業役員なので)、お金が多すぎるということはありません。階級毎に違ったお金の使い方があるので当たり前だとは思います。
生活のランクを上げることは簡単ですが、下げることは難しいです。宝くじが当たった人に破産するのが多いのはそのためです。一度良いものを経験するとずっとそれを欲しがるようになるのが常です。私は子供の頃から比較的に豊かだったので将来絶対にランクは下げたくないです、むしろ子供のころよりも良い生活をしたい(その意味では父を超えたい)、ですからお金が欲しいのです。
コンサルティング業界の給料は他事業会社と比べても高いです。入社予定の会社が私に労働条件を提示しましたが、日本国民の世帯平均所得(541万円)より多い額を新卒一年目からもらえます。(
各種世帯の所得等の状況(厚生労働省) ) 個人の平均ではなく、世帯の平均ですよ。
給与はランクと連動していて、そのランクも在籍年数ではなく実力で決まります。30歳で年収1000万を超えるコンサルタントはたくさんいます。

c 若いころからいろんな業界の高層部の人たちに触れることができる
私の父は東証一部上場企業の役員なので、その会社を継ぐか、
友人と起業するか、将来についてあまり決めきれていません。
しかしどちらにせよ、若いころから大企業の経営者と知り合うことはプラスになります。
前者は経営者と課題解決を考えることで実際の企業経営に役立てられること、
後者は経営者たちと知り合うことで将来の協賛者、または顧客になりえます。
実際専攻の先輩でコンサルティングファームに就職した後3年間で起業する人を知っています。
若い時から選択肢を増やしておく、という点では大学進学と似ている点があります。

以上が私がコンサルティング業界を選んだ理由です。
じゃあなんで他業界じゃないんだよ!ということについては次回以降書きたいと思います。






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posted by lapi at 12:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 就活

So what? Why so?でとMECEで「論理」を作る — ロジカルシンキング 第五章



ロジカルシンキング第5章のメモです。あくまで自分用のメモなので読みやすさは度外視しています。

論理の定義:論理とは、結論と根拠、もしくは結論とその方法という複数の要素が、結論を頂点に、縦方向にはWhy so, so whatの関係で階層をなし、横方向ではMECEに関係づけられたものである。

論理の要件:
1.結論が課題の答えになっている — 要はしっかりと聞かれた質問に答えているかということ。
2.縦方向に結論を頂点としてWhy so, so whatの関係が成り立つこと — 要は飛躍をなくすこと
3.横方向に同一階層内の複数の要素がMECEの関係にあること — 要は漏れ、ズレが無いこと。

図で表すと、
課題

Level 1 結論 
Level 2 A B   C 
Level 3 A1 A2 A3 B1 B2 B3 C1 C2 C3
Level 4...

縦方向にはWhy so, so Whatの関係が成り立ち、横方向にはMECEの関係が成り立つ。MECEである要素数は多くて5つが分かりやすい。

例えば、

化粧品会社Aの各事業はどのような現状にあるのか?

A社は主力の健康食品とともに、化粧品事業も厳しい状況にある

主力の健康食品事業は、 化粧品事業は、市場の伸び悩み、
都市部、地方部とともに 競合の増加、自社の商品説明の
訪問販売の強みが生かせず、 トラブルから処理コストが膨大
  厳しい状況にある にかかっている。

 都市部では・・・ 地方では・・・ 市場では・・・ 競合は・・・ 自社は・・・

と言うかたちに。




ロジカルシンキング 第六章 論理パターンをマスターする
1.並列型。
第五章で紹介したような、縦がwhy so, so what、 横がMECEの関係にあるもの。
2.解説型。
課題

Level1 結論
Level2 事実 ? 判断基準 ? 判断内容
Level3 事実の根拠1 事実の根拠2 事実の根拠3


縦はWhy so, so Whatの関係、Level3 の横はMECE。
この形の利点は自分の観点を述べることができるということ。
メカニズムは事実を言うことで相手と同じ土俵に立たせ、自分の意見を反論できないようにすること。

判断基準は言わないと相手に曲解される可能性がある。
例えばあなたが医者に行った時、あなたは「これから手術をする必要はありますか?」と尋ねた時、医者は「あなたのXXは正常値より4割高く、YYは正常値なので(事実)大丈夫です(判断内容)」というと、XXは高くてもYYが正常値なら問題ないのか、XXが5割高かったら大丈夫じゃなかったのか、といくらでも解答を解釈できる(曲解が生まれる)。要は判断基準が明確でないと曲解されやすい。
正しい回答は、「あなたのXXは正常値より4割高く、YYは正常値です(事実)。しかし手術が必要な基準はXXが正常値の3割を超えていることと、YYが正常値の3割を超えていることを同時に満たす必要があるので、あなたは大丈夫です。」といえば相手に曲解される余地をなくせる。
これは確かに大事だと思った。自分もある程度学問で専門性があり、相手がわからないことを勝手に自明の理のように省略してしまう。判断基準を省略してしまうと相手に誤解されるか、所謂分かりにくいという印象を与えてしまう。
これは判断基準に対して何故そうなのか、をとことん突き詰めていけばどれが常識なのか、どれが違うのかがはっきりできると思う。






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posted by lapi at 00:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍

2017年06月25日

ロジカルシンキング 第四章演習



ロジカルシンキング第四章演習のメモです。あくまで自分用のメモなので読みやすさは度外視しています。

 P104
西友が今後売上を伸ばすためには、食品・非食品について専門店を自社開発または他社との提携をすることと、営業時間を増やすことだ。

ロジカルシンキング P105 
問題2
観察:家庭用市場では8割の人が銘柄を指定して購入するのに対し、業務用市場では3割しか銘柄を指定しない、言い換えると7割の顧客は銘柄を気にしない。
洞察:消費者が店に行って購入する家庭用市場では、消費者は予め買う銘柄が決まっている。消費者がレストランやバーで飲用する業務用市場では、特定の銘柄を飲むのではなく、それ以外の、例えばお酒を飲むということを求めている。
仮説として、消費者がレストランやバーでアルコールを頼み、気に入った銘柄を家庭用市場で購入しているのではないか。それを検証するためにはレストランやバーで飲んでいる人を追跡してみるか、家庭用市場で購入した人たちに予め銘柄は決まっているか、決まっているとしたらどこで知ったかのアンケートを取れば良い。

問題3
観察:
全体的に、満足度と来訪以降は二次相関がある。評価指数が0(期待通り)以下の場合は来訪意向指数が高ければ高いほど評価指数は高くなる(期待通りに近づく)が、評価指数が0位上の場合は、来訪意向指数が高ければ高いほど評価指数は低くなる。
来訪意向が高いほど(とある地に行きたければ行きたいほど)、評価指数は0に近づく。
洞察:とある観光地に行きたいということはその地の情報が多く入って興味が湧いて行きたいとなったのではないか。情報が多ければその地のに対して理解が深まり、驚きが少なくなってしまう。そうなると予め行きたいと思ったところに対しては、予めあった情報通りのものを見れば良くなり、これが期待通りと繋がったのではないか。
仮説を検証する手段としてその地に関する情報の量(Googleの検索ヒット数など)と来訪意向指数、評価指数に相関性があるのかを検証すればよい。
(正直この問題は難しい、表に挙げている地名の情報がよくわからない)

P109
問題1
AのSo What?はBの重要な情報に漏れがある。
正しい観察のSo What:
ミートソースライトのプロモーションとして新商品導入、ヘルシーダイエット、期末ボリュームキャンペーンを行ったが、実績は当初建てた目標と比較して売上、売上利益率ともに下がった。

問題2
13年間ではなく、10年間。
どのように変化したのかが 見た人にとっては一番知りたい内容なのではないか。
正しい観察のSo What:
好みの味は1988年ではミートソースとナポリタンの二種類だったが、1998年では六種類になった。中でも和風が35%を占めてトップ。
何を重視するかについても、1988年では価格の低さがトップだったのに対して、1998年では味の良さを評価するものが中心に上位を占めている。

問題3
値頃感は特売の時に得られるものであって普段から安かったりしたら得られない。B図にもあるようにスーパーは特売の目玉商品として使っている、ミートソースライトを低価格戦略の中核商品と位置づけるよりも、交渉が大事なのでは?







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posted by lapi at 00:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍

2017年06月23日

涼皮ってすごく美味しいよね

中国に住んでて初めて知った食べ物、涼皮(リャンピー)。
上海でこれを知ってたから夏になると毎年のように食べてました。
これがすごくお気に入りで、一年も食べてないと禁断症状が出るくらいです。

それを先日上野に行った時にアメ横で偶然見つけました!

アメ横でいかにも中国人が経営してる店に、「涼皮ありますか?」と訪ねたところ、なんとあると答えてくれたので頼んだところ、出ました!一年ぶりの涼皮が。
食べてみるとやっぱり昔と変わらない味。
つるつるしてて歯ごたえもあり、ピリ辛感がたまらない。
夏場に食べると本当に爽快な辛さが味わえておすすめです。

みなさんも是非試してみてはどうでしょうか。




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posted by lapi at 16:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 食物

話の飛びを無くすために—ロジカルシンキング 第四章メモ



ロジカルシンキング第四章のメモです。あくまで自分用のメモなので読みやすさは度外視しています。

第四章 話の飛びを無くすために
So what? Why so?
日本語で それで?どうして?
AとBの情報に対して得られる知見がSo what。
So whatされた知見に対して検証するのがWhy so.
AとBからso what?で導き出されたものに対し、Why so? でAとBのみでこの結論に到れるかを検証していくことで話の飛びを防ぐ。
So whatには観察と洞察二種類がある。
観察のSo what?とは要約のようなもので、洞察とはその観察されたものから別のものの知見、所謂本質に迫る仮説を立てるプロセスになる。
これはコンサルファームだったらどこの面接でもやっていることだと今気づいた。どのコンサルティングもケースを使って現象を候補者に伝えて、候補者がその現象から観察のSo what?で要約し、洞察のSo Whatで核心に迫る仮説を導き出せるか、を見ている。これは新聞を読むことで鍛えられると筆者は言っている。
実際にやってみるとこれは意外と難しい。私はESの添削をコンサルティングファームに務めている先輩にお願いした時、赤字だらけで帰ってきたことに驚いた。最も印象に残ったコメントが、「常にWhy so? So whatを自分に聞いて、話に飛躍が無いか注意しましょう。これは入社後も常に求められるものです」だ。こればかりは鍛えていかなければいけないものなので、鍛えていくべきだ。鍛えると言っても自分だけでチェックするのではなく、他者のコメントがあると望ましい。なぜなら自分で書いたものに対して論理の飛躍があるかは自分ではなかなかわかりづらいからだ。






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posted by lapi at 00:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍

2017年06月21日

私が日本で就職する理由 — 私の生い立ちから

面接を幾度とこなしてきましたが、何で日本で就職したいの?何で上海のオフィスではなく東京オフィスなの?ってよく聞かれます。

今日はそのことについて書きます。

私は日本で生まれ、小学校卒業までほぼずっと日本にいました(小学生の数年間は上海にいました。
子供の頃から日本にいた事で、私はずっと前から日本は故郷だと思っていました。
国籍の関係で自分は日本人だとは思えませんでしたが、私と日本人の違いって言ったら多分国籍だけしか無いと思います。

中学校入学に伴い、父親の仕事の都合で上海に住むことになりました。
その時の第一印象は最悪でしたね。
空気は汚いし食べ物は口に合わない。友達も離れ離れになって現地では言葉も通じない。
「日本に帰りたい!」と何度喚いても戻ることは叶わいので、目の前のことにがむしゃらに集中しました。

私は日本では成績がとても良かったのですが(テストはほぼ全て満点で、学力テストでも全教科満点を取るくらい)、
上海に来てから教えてる内容の難しさに苦戦しました。
なにせ中国語は現代文もろくに読めないのに古文を教え、
数学はマイナスさえ知らなかったのに有理数、方程式から始まり、
英語は今まで習ったことも無いのに中国語はもちろん日本語も使わない英語だけしかしゃべらない授業で、完全にちんぷんかんぷんでした。
案の定最初の試験は数学以外の国語、英語は50点以下。
ひどいショックを受けましたね。今までこんな点数取ったこと無かったですから。
その後はひたすら猛勉強。
宿題は大体夜中の11時頃になったら終わるのですが、その後追加の一時間、出来る限り中国語で教科書の内容を父と母に教わったりしていました。
成績はぐんぐん伸びていき、高校受験のではなんと重点高校(上海市教育局が指名している進学校)に入学することもできました。これは今でも周りからすごいすごい言われますね。

高校に入学後、成績は大体3年間で学年600名中上位150〜50位当たりをうろうろして、大学受験ではこれまた重点大学へと進学することができました。

大学へ入学してから、父の仕事も安定してきたので、今後は好きなところに言っていいと言われました。日本に帰りたいという思いが昔からあったので、ごく当たり前のように私は日本で就職を希望しました、当時は上海にある日系企業に行けば日本に行けるだろうと思ったので日系企業のみを絞ってインターンに申請しました。
大学三年時では日系大手メーカー2社の長期インターン(3ヶ月)に行った所、社員さんから聞いた話によると上海支社はあくまで支社なので、日本に行くのはせいぜい出張程度だそうです。
私は中国で日系企業に就職することを放棄し、日本で就職することを決めました。

院試は思っていたほど(中国の院試と比べると))難しくなかったので、無事都内への大学に入学を決めました。
現在は水を得た魚のように暮らしています(笑

日本は私にとって故郷です。
また、小学校時代日本で友達と山や川、公園で楽しく遊んだ経験があるため、美しい思い出が残っている場所でもあります。
上海ではそもそも遊ぶ時間が無かったので、いい思い出はそれほどありません。

更に現状は日本の生活は快適です。
空気、食、水と全てにおいて高レベル。また、給料も高いのでお金にはそれほど困りません。
中国のような面倒くさい社交辞令、付き合いの仕方も無いので気が楽です。

やはり、中国人から見ると日本という国はとても素晴らしいのです。

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posted by lapi at 20:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記

2017年06月20日

MECEって何だろう?—ロジカルシンキング 第三章メモ



第三章まで読んだので続きです。あくまで自分用のメモなので読みやすさは度外視しています。

ロジカルシンキング 第三章 重複 漏れ ズレを防ぐ
MECE:もれなくだぶりなく。
MECEが重要なのではなく、相手にとって必要なことをMECEっぽく伝えることが重要。
なぜMECEか?
例として私たちのサークルではどのような情報が入っているのかを他人について説明する時、友人Aからの情報、Bの情報・・・ と、合わせて100人からの情報があります!と答えられても困る。なぜかというと一つに羅列してるうちに聞き手は飽きてくるし覚えにくいことと、二つ目に他にあるもあるのではないか?漏れはないかと相手に不安を覚えらせてしまう。
月曜日の情報、火曜日の情報・・・というのも良いかもしれないが月曜日と火曜日には同じような情報(定期的に入ってくるような情報)があるのでダブってしまい、重複が起こる。
MECEにも全体集合を完全に分解できる場合と、完全には分解できないけど完全ということにしちゃおう!という2つのMECEがある。
一つ目の例は年齢、地域、性別、過去現在未来。ある/ない、XXとそれ以外といったもので、2つ目はいわゆる3C/4C(Customer, Competitor, Company, Channel)や4P(Product, Price, Place, Promotion),効率・効果、 質・量といったものがある。
業務プロセスに応じてMECEにしても良い。例えば企画・開発・生産・流通や、認知・理解・動機づけ・購入など。
繰り返しになるが、MECEはただもれなくダブりなくが良いのではなく、相手にとって重要な事を説明するためにMECEっぽく話せばいいのである。

例えばあるチェーンスーパーに対して数々のコメントが寄せられた時店長からそれをまとめよと言われた場合、商品の種類ごと、または時間帯、または顧客の層などによって分けても良いいのだが、ベストなMECEとは相手がコメントで何を求めているのかを捉えることだ。ここで相手はコメントをまとめて何がしたいのか、店の改善につながるものであろう。だからまず満足点と不満足に分けて、不満足な点に対して自店舗で解決できるものとチェーン全体で取り組まなければ解決できないもの。または改善にコストが高いものとそうでないもの。または改善に時間が長期的にかかるものとそうでないものに分けたほうが店長にとっては有益だ。

これは面接のフェルミ推定でもよくある話だが、とにかく要素をMECEに分けるのではなくて、分ける前にこの分け方で問題解決できる糸口は見つかるのか?と予め考えてから分けたほうが良い。

MECEって巷では結構知られてるような単語になったけどその本質について理解することができた良い章だった。





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posted by lapi at 12:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍

2017年06月19日

ちきりんさんの『モノは安く、ヒトは高く』の記事が素晴らしい

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伊賀泰代さんが書いた『採用基準』が大好きな私は、彼女の名を調べてChikirinの日記という形でブログを書いていることが分かりました。彼女が書いた記事はどれも秀逸で、中でも『モノは安く、ヒトは高く』の内容に感銘を受けました。

内容は要約すると機械化されるものは安くなり、機械化できないものは高くなる、ということです。

1.モノは安く、ヒトは高くに反論してる人ってどうなの?
しかしこの記事に対してTwitterでは(頭の悪い)反論意見がありました:

このコメントはちきりんさんの言っていることを全く理解していませんね。
彼女は別にごみを収集する仕事やレジを打つ仕事や警備をする仕事は必要ないとは言っていません。
ただ将来的にはこれは機械で代用できるものであって、別に人がやる必要ないよね、っていう話です。
機械化で工場で作れるものがどんどん安くなっていく中、人々の生活も豊かになり、「いやな仕事」をやらなくて済むようになります。これがちきりんさんの本来言いたいことです。

2. 未だに旧経済理論を盲信してはいけない。
先日政府が未だに脱デフレの推奨を発表したこと、
メディアがイオンの値下げを発表したことから「安倍政権は難しい境遇に立たされている」と報道したことに対してそれはどうなの?って思ったので記事を書きます。
政府がなぜデフレを問題として認識しているのかというと、
物価が下がる⇒企業の利益が少なくなる⇒従業員の給与を減らす⇒国民の購買力が下がる⇒物価が下がるといった悪循環が起きると、伝統的な経済理論では言っています。
この循環の中でもっとも問題だと思われるのが、政府にとっては企業の利益が少なくなる(税収が減る)、国民にとっては従業員の給与を減らすなのではないでしょうか。

果たしてそうなのでしょうか?
現状、物価下落の原因は言わずもがな機械の代替による製造コストの削減です。これは回転寿司、ファーストリテイリングなど大体の会社で言えることです。利益というのはざっくりいうと(価格ー製造原価)x販売量です。価格は下がりますが製造原価も下がるので一品当たりの利益というのはさほど変わりません。しかし価格が下がったことで販売量も増えるので実質利益は増えている、ということになります。よって、企業の利益が少なくなるどころか、むしろ増えるのです。
さらには利益が増えることで社員さんへ還元できる資金も増えますから、従業員の給与も増えます(その会社に残っていればの話ですが)。

政府はデフレ脱却を目指す前に、デフレ脱却の何が問題なのかを考えなければなりません。現在は昔と違って変化が激しい時代で、昔の経済理論が必ずしも現代に通用するとは限りません。
大前研一さんの『考える技術』でも書いてある通り、現象に対してただ受け止めるのではなく、それがなぜ起こったのかという原因、なぜそれがいけないのかと考えることが重要です。

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タグ: デフレ 経済
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2017年06月18日

説得力を上げるには? —ロジカルシンキング第二章メモ



第二章まで読んだので続きです。あくまで自分用のメモなので読みやすさは度外視しています。

ロジカルシンキング第二章
説得力のない話の特徴:
重複、漏れ、ずれ
飛躍

重複: 理由は三つと言っているが、実際はそのうちの2つは同じ内容。重複があると相手にとっては「自分はこの話がまだ整理できていないです。」と言ってるようなもの。

漏れ: 意思決定をする際、あるもののメリットのみを言っている場合。この場合だと相手は「じゃあコストはどうなんだ?考えたのか?」と聞かれるといっていた論理そのものが崩壊してしまう。個人的にはこれが一番致命的だと思う。

ずれ: 例えば新しく進出するべき国はどこかを話し合う時、
「私は南アフリカ、中国、ベトナムの市場について検討いたしましたが、収益性を考えると現状の欧州支社の再建を狙ったほうが良いと思います。」と言った答えは、相手に「新しく進出するべき国の話をしているのに、何でいまある支社の再建の話をしているんだ。 そもそも前回既存の事業再建するか新規に投資するかについて話したのを忘れたのか」と思われてしまう。

飛躍: これは矛盾していたり、AとBとCだからXという論理でAとBとCからは十分に導けないことを指す。
私たちのサークルでは、来年から今年度の参加率が50%以下のメンバーに対して除名を言い渡します。
今年度の参加率が50%以下の人は山下君、川田くん、川上くんの三名です。したがって、山下君、川田くんは来年度から除名で、川上くんは設立当時からいたので除名しません。
このしたがってのあとの部分、山下君と川田くんは前提条件当てはまるので除名するのはわかるが、川上くんに対しては前提条件に当てはまらない。川上くんが除名されない理由はサークル長の思い入れによるものであり、この条件をしたがっての前に付けなければならない。

これは日常の会話で他の人の話を聞いているときには気づきやすいが、いざ自分が話すとなると難しい。なぜかといと大体自分が話すときは話したいことを話すのに精一杯であり、なかなか漏れ、ずれ、重複、飛躍してないかがわかりにくい。 特に漏れと飛躍はなかなか難しいのではないか。対策として自分の声を録音し、30分など時間を設けてチェックするのが考えられそう。





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