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2017年06月17日
中国人は別に奇想天外な人たちではない—書評『中国人エリートは日本をめざす - なぜ東大は中国人だらけなのか? 』
価格: 842円
(2017/6/17 13:22時点)
感想(0件)
私は中島恵さんという人を東洋経済オンラインの記事を読んで初めて知りました。その時日本でよく聞くいかにもな論調で中国人を描くのではなく、私にとっても腑に落ちる内容ばかりで感心しました。その後この本を購入したので今回はこの乾燥について書きます。
今回は中国人エリートについて描いています。ここでいう中国人エリートとは東大、早稲田、慶応、一橋、東工大やMARCHに留学している中国人たちのことを指します。
彼らに対しての誤解を私の解釈も含めて解説します。
1 欧米に行けなかった二流の学生が日本に来るというのは真っ赤なウソ
確かにトップのトップが米国に行くのはあるでしょう、しかしだからといって二流の学生が日本の有名大学に来るのではありません。私の周りでも北京大学や精華大学の方がたくさんいますし、学部時代華々しい成績を上げた方もいます。
こういう誤解が生まれたのは「欧米の大学が概ね日本の大学より良い」という認識から生まれたのでしょうが、留学の選択は大学の良さだけではなく国の良さも含まれます。
この国の良さについてですが、日中米を比較すると以下のようになります:
中国:人口13億人、経済は成長過程、何をするにしても競争を強いられる。例えば受験、就活はもちろんのこと、病院ではVIPルームがついてあからさまに金銭による差別があったり、職場でも他者を押しのけてでも出世する風潮が強い。
米国:受験、入学後も常に競争。中国人の敵は中国人、就活では友達でありながら嘘の情報を教えて友人に自分の志望する企業を受けさせないようにするといったケースもある。また、これは本には書いてありませんが、米国ではたとえ職が見つかってもその後にはビザのくじ引きがあります。あたりを引かなければ就労ビザは降りません。私の高校時代からの友人はせっかくGoogleにオファーを貰ったのにも関わらずこのくじ引きのせいで帰国し、別の企業に入りました。
日本:少子化の割には団塊世代が残してくれたもの(会社やその他の資源)が残っています。他二つの国と比べても競争が緩やか。空気が良くて住みやすい。また、東大や早稲田は中国国内でも一流大学という認識があるので、たとえ帰国しても良い職に就けます。
ここでなぜ早稲田や東大が中国にとって一流なのかというと、早稲田大学は?独秀,李大?といった中国の建国に関わる人の学び舎となった場所でもあり、その名は東大と同等かそれ以上の影響力がある。?ケ小平も訪日の際はわざわざ早稲田大学に講演に来たほどです。
東大はドラゴン桜やラブひなといったアニメや漫画作品の影響が大きいといいます。
以上の理由により、日本は他国と比較しても住の点で優れているため、中国人留学生にとっては米国と同じくファーストチョイスになります。
2 中国人にとって日本はオアシス
1でも述べたように、中国では何をしても競争を強いられます。誰よりもこの商品を早く買わないと無くなってしまう、そういう思いからどんどん人が押し寄せてくるのです。爆留学も、
中国の受験事情は過酷
で書いたように、中国国内では大学受験の競争が非常に激しい割には良い職に就けるとも限らなくなったので、箔がつく外国大学のブランドを求めて留学します。
このような競争がありふれている中国人から見ると、日本というのはオアシスのような場所です。日本へ観光や留学をする中国人でも、日本の生活を体験していくうちに日本人で住みたい、日本人になりたいという人が大半になっていきます。実際私の周りの留学生も就活時は全員日本に就職することを目的として来ていました。
中国人にとって日本は米国よりも近く、住みやすい環境にあることから、まさにオアシスなのです。
爆買い、爆留学とメディアがおかしなように報道していますが、中国人も人です。爆買いに関しても何の理由もなしに日本に押し寄せてきては物を買いあさるのではありません。中国国内では偽物であふれており、日本で買うという信頼が欲しいのです。留学に関してもより良い生活をしたいという思いから来ています。
ただ現象を知って満足するのではなく、その原因は何かと考えていくことも面白いことだと思います。
価格: 842円
(2017/6/17 13:22時点)
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2017年06月16日
「野獣先輩女の子説」について真面目に書いてみる
かつてニコニコ動画で流行した(今でもかな?)野獣先輩女の子説について割りと真面目に書いてみます。
1 野獣先輩とは
野獣先輩とは真夏の夜の淫夢というホモビデオに登場する人物で、彼が登場した『昏睡レイプ!野獣と化した先輩』という章からその通称がつけられています。
2 野獣先輩女の子説とは
野獣先輩女の子説
この2chで立ったスレッド発祥と言われていて、
このようにニコニコ動画では野獣先輩新説シリーズというタグで沢山の動画が投稿されています。
今回はそれらによく出る証明方法ってどうなの?ということを書きます。就活にも通じると思います。
a 予め定義が決められていないとなんでも良くなってしまう
これらの新説の問題点は、証明の方法としてあくまで共通点を挙げているだけ、ということで信憑性がありません。
例えば野獣先輩女の子説ではその証明方法として、
と共通点だけを挙げて、だから野獣先輩は女の子だよね!という結論に至っています。 これは明らかにおかしいでしょう。
なぜこのようなことになるのか?それは証明する前に「女の子」に対して定義がなされていないからです。
では女の子ってどう定義すれば良いのでしょうか。
女の子とは、
1 人間である
2 女性である
3 年齢が18歳以上30歳以下である
以上の三点を全て満たしている主体とここでは定義します。 3についてはおかしいじゃないか(17歳以下は女の子じゃないのか)と思われるかもしれませんがこれは第二次性徴後のほうが考えやすいのでこのように定義しています。もしこれに不満があれば年齢を広めて証明していけば良いのです。
更に2の女性であることとはどういうことなのかについて定義していきます。
女性であるとは、
1 女性的身体的特徴がある
2 女性的心理的特徴がある
とMECE的に定義したいところですが2番の心理的特徴は男性でも持ちうる特徴ではっきりと違いが見えづらいのでここては1 女性的身体特徴があるということを満たせば女性と定義します。
女性的身体的特徴とは、
1 女性外性器がある
2 女性内性器がある
の2つの条件を全て満たしていると定義します。 これにも同じく異議(子宮を摘出したら女性ではないのかなど)があると思いますがめんどくさくなるのでここではこのように定義します、異議があればまた定義を直せばいいだけです。
この内映像で確認できるのは1のみなので1についてまた定義していきます。
女性外性器とは
1 胸に丸みがある
2 胸に膨らみがある
3 髭がない
全てを満たす、という映像で確認できそうなもののみを集めて定義します。
この時点で野獣先輩は画像から髭の剃り跡があること、胸に丸み、膨らみがないこと(胸の丸みと膨らみを具体的に定義したほうが良いかもしれませんが省略します)から野獣先輩には女性外性器があるという条件を満たしていない⇒女性的身体的特徴がない⇒女性ではない⇒女の子説は棄却されます。
また、もとの証明も
といったことは男性でも持ちうる特徴であり、女の子証明という根拠にはなりません。
他の新説証明動画でも同じようなことが言えます。
っていうかどう見ても男だろ
就活のグループディスカッションで予め定義を決めておく、というのもこういうことなのです。
まとめ
野獣先輩は女の子ではない
AがBであるという証明するためにはまずBをちゃんと定義しないといけない
何書いてんだろ俺・・・
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1 野獣先輩とは
野獣先輩とは真夏の夜の淫夢というホモビデオに登場する人物で、彼が登場した『昏睡レイプ!野獣と化した先輩』という章からその通称がつけられています。
2 野獣先輩女の子説とは
野獣先輩女の子説
この2chで立ったスレッド発祥と言われていて、
このようにニコニコ動画では野獣先輩新説シリーズというタグで沢山の動画が投稿されています。
今回はそれらによく出る証明方法ってどうなの?ということを書きます。
a 予め定義が決められていないとなんでも良くなってしまう
これらの新説の問題点は、証明の方法としてあくまで共通点を挙げているだけ、ということで信憑性がありません。
例えば野獣先輩女の子説ではその証明方法として、
,,,z=~'゙'+''ッ彡ッ,、 ・男が好き ・甲高い声 ・フェラ上手
,ィ´ "':';::;ッ;:, ・女の子らしい飲み物であるアイスティーを常備
, ' ゙´`゙ミ゙ッ, "',`, ・お前のことが好きだったんだよ!←大胆な告白は女の子の特権
,/ `、゙ミ ゙:;:, ・挿入待機時に乙女の恥じらいの表情
/ _ =ヾ、゙シシ=;,z,、 ゙;シ::ミ ・挿入待機時に男性器確認出来ず
/ ,r,´ / ´`ヽ ゛゙` ,゙彡:ミ ・枕がデカイ ・イキ杉ィ!←女の子は何度もイクことができる
/ , '-、_`ヽ_/, ミ;::彡;: ・胸にかけて胸に!←妊娠が怖いので胸にかけさせる
,' ,シ´`` ヽ`i`! ,,彡;::シ::彡 ・体力がないからスグに疲れちゃう
;i 、(´  ̄`ヽ / ' シ:シ;:ミ::シ" ・お風呂が好き ・おしゃべり ・地元のグルメに詳しい
ノ:!、 ヽ``ー =;ィ' ,,シ:;彡:;ジ ・木村のケツを舐めた相手に嫉妬 ・大先輩に挿入をせがむ
´:::::.ヾ.  ̄´ ' `,シミ゙ ・デートが忙しくて留年、学生(24) ・ウブで純情
:::::::::::::.`:ヽ、_ ...:;'_,ソ'゙'' ・Tシャツがおしゃれ ・女性が好むノーナ・リーヴスをリクエストする
と共通点だけを挙げて、だから野獣先輩は女の子だよね!という結論に至っています。 これは明らかにおかしいでしょう。
なぜこのようなことになるのか?それは証明する前に「女の子」に対して定義がなされていないからです。
では女の子ってどう定義すれば良いのでしょうか。
女の子とは、
1 人間である
2 女性である
3 年齢が18歳以上30歳以下である
以上の三点を全て満たしている主体とここでは定義します。 3についてはおかしいじゃないか(17歳以下は女の子じゃないのか)と思われるかもしれませんがこれは第二次性徴後のほうが考えやすいのでこのように定義しています。もしこれに不満があれば年齢を広めて証明していけば良いのです。
更に2の女性であることとはどういうことなのかについて定義していきます。
女性であるとは、
1 女性的身体的特徴がある
2 女性的心理的特徴がある
とMECE的に定義したいところですが2番の心理的特徴は男性でも持ちうる特徴ではっきりと違いが見えづらいのでここては1 女性的身体特徴があるということを満たせば女性と定義します。
女性的身体的特徴とは、
1 女性外性器がある
2 女性内性器がある
の2つの条件を全て満たしていると定義します。 これにも同じく異議(子宮を摘出したら女性ではないのかなど)があると思いますがめんどくさくなるのでここではこのように定義します、異議があればまた定義を直せばいいだけです。
この内映像で確認できるのは1のみなので1についてまた定義していきます。
女性外性器とは
1 胸に丸みがある
2 胸に膨らみがある
3 髭がない
全てを満たす、という映像で確認できそうなもののみを集めて定義します。
この時点で野獣先輩は画像から髭の剃り跡があること、胸に丸み、膨らみがないこと(胸の丸みと膨らみを具体的に定義したほうが良いかもしれませんが省略します)から野獣先輩には女性外性器があるという条件を満たしていない⇒女性的身体的特徴がない⇒女性ではない⇒女の子説は棄却されます。
また、もとの証明も
男が好き ・甲高い声 ・フェラ上手
女の子らしい飲み物であるアイスティーを常備
お前のことが好きだったんだよ!←大胆な告白は女の子の特権
体力がないからスグに疲れちゃう
といったことは男性でも持ちうる特徴であり、女の子証明という根拠にはなりません。
他の新説証明動画でも同じようなことが言えます。
就活のグループディスカッションで予め定義を決めておく、というのもこういうことなのです。
まとめ
野獣先輩は女の子ではない
AがBであるという証明するためにはまずBをちゃんと定義しないといけない
何書いてんだろ俺・・・
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タグ: 野獣先輩
『ロジカル・シンキング—論理的な思考と構成のスキル』第一章までのTips
ロジカル・シンキング 論理的な思考と構成のスキル (Best solution) [ 照屋華子 ]
価格: 2,376円
(2017/6/16 00:20時点)
感想(58件)
本日楽天から購入したロジカルシンキングの本が届いて、第一章まで読んだので学んだ事をメモとして記します。あくまで自分の意見なのでコンサルティングに興味ある方でもそうでない方もビジネスのために読んでみることをおすすめします。
第一章
伝えると言うことは独白という独りよがりなものではなく相手のことを考えること。
会話において相手のことを考えることということはメッセージがはっきりと伝えているかということ。
メッセージとは課題と答えと相手の反応の期待で成り立っているもの。
課題とは相手の聞いていることに対してしっかりと答えられているか?
要するに言葉のキャッチボールができているか、だ。
A「我が社は新しく中国に投資するべきか?」
B「中国では市場の成長が著しいですよね」
と極端な例を言ってみたがBはこれでは相手の知りたいことに対してそもそも答えがずれている。
答えとは相手に対して納得感はあるか、相手がそれを聞いた時にすぐに行動に移せるか。
A「我が社は新しく中国に投資するべきか?」
B「中国市場は成長率が高いですが我が社の関連商品はあまり普及していない点では好機です、しかし消費者が果たして我が社の製品を好むかは分からないのでいろいろな情報が必要です。」
この例ではBはそもそもAの質問、するかしないかに答えていない。まず結論を言ってその理由を述べるべき。
相手の反応の期待について、
相手の反応とは理解してもらう、フィードバックを得る、行動に移してもらうという三つのいずれかになる。
会議の際ただ自分の話したいことだけを言うのと、上司から自ら提案した選択肢の中でどれがいいのか選んでもらい、継ぎは何をするべきかを教えてもらうという反応を期待しながら会議を行うのでは結果が全く違ってくる。
納得感について
〜がないから〜が必要だは ×
我が社は中国に投資していないから中国に投資するべきだ。 これじゃただの真似事、差別化できない
。
一般論でものは言わない。
我が社は来年から他社と差別化するために市場の理解を深めて自分の強さと弱さを見つけて強さに立脚した戦略を取るといったことは他社にでも同じことで、十年後も同じことがいえ、これが具体性がないことと言える。
仮説と事実をはっきりさせる
言っていることが仮説なのか事実なのかはっきりできない言葉は相手を苛つかせる。
感想:
本の中で語られた例は具体的で分かりやすかったです。
会話というのは自分の伝えることだけでなく、相手の反応も考えながら行うというのは当たり前のようで見落としがちなところだと思います。それに気づけたことは良かった。
メッセージとは何かが定義されていて分かりやすい。
以下、P40感度チェックのワークの自分の答え:
1 この文章の送られた目的は? 理解するため、それとも何かアクションを起こしてほしいのか。
読むからにはダイエットフードを新たに開発すると思うのだが、それだと消費者はどのような情報欲しいのか不十分だと思う(健康と美容のみだと女性しか考えていないように思う、男性が漏れてるのでは?)
ダイエットフードって何?定義は?
ハイティーン?シニア?具体的に何歳? 他の年齢層はどうなのか?
2 参加対象者はどのような人?私は参加してほしいの?
敵対買収って何かは説明されているの?内容とタイトルに齟齬があると思う。
何で増えてる?なにをもって増えているか、内容に書かれていない。
3 関係各位って誰?私は含まれる?
何で広告料の情報が必要なの?それって緊急?今返信しないといけないの?いつまで?
件名と内容が一致していない、件名は広告料を教えてくださいにするべき。
ロジカル・シンキング 論理的な思考と構成のスキル (Best solution) [ 照屋華子 ]
価格: 2,376円
(2017/6/16 00:20時点)
感想(58件)
タグ: ロジカルシンキング
2017年06月14日
コンサルティングファームそれぞれの印象を書いてみる
就活を終えて、コンサルティングファームそれぞれの印象を書いてみたいと思います。
1 戦略系
全体的に頭の回転が速い人多いです。
あることが分かったら、 ふーん、だったらこれはこうなるよねと言った返答がすぐに出ます。コンサルティングファーム全体を見渡してもトップの地頭の良さです。 なかでもMBBと括られるマッキンゼー、BCG、ベインはずば抜けています。
a マッキンゼー(Mckinsey)
戦略系の中で一番多くの社員さん(出身者も含めて10人くらいかな?)と会いました、その経験から。
目つきの鋭い人が多い。
これが一番の特徴だと思っています (笑) みんな鷹のような目をしています。
会社自体がザ・ファーム、競合はいないなどと強気に出ており、社員さんも自分が一番だ!という気負いがあります。
楽しそうに日々充実しているようで、とても働きやすいとオンオフにかかわらず言う社員が結構います。
出身者は起業をするのが多いです。
また、本を書くのが好きで、市場ではマッキンゼー本が多数あります。
業界ナンバーワンのブランド力。コンサル志望の人にとって一番の憧れではないでしょうか。
b ボストンコンサルティンググループ(BCG)
会った社員さんは5名ほど。
マッキンゼーの人よりも穏やかな人が多いです。ただマッキンゼーよりも働く時間は多いそうで、専攻の飲み会ではとある女性の先輩が、「昨日は割と速く、11時に帰れた」と言っていたので、その労働時間の多さがうかがえます。
裏選考がある数少ないコンサルティングファームで、いかに人脈を作れるのかがカギとなります。
c ベイン(Bain)
会った社員さんは三名ほど。
戦略系の中でも楽しそうな雰囲気を出しています。
とある女性社員は自分の仕事を長々ですがちゃんとメリハリをつけて話しており、楽しさが伝わってきました。
研修も他ファームよりは充実しているそうで、とある社員さんはマッキンゼーから転職しましたが、そのかたは、
マッキンゼーではランクが上がるごとに一回しか研修はしないが、ベインでは二度やるといっていました。
海外案件と国内案件が半々だそうです。
d ATカーニー
社員さん曰く「程よい規模感」
おとなしい人、いかにも理系な人が多いイメージ。
筆記試験で落ちてしまったためあまりよく分かりません。
e ドリームインキュベータ(DI)
数少ない上場しているコンサルティングファーム。
単価を下げて他ファームと競争している様子。
就活性の中では難関企業として有名。
2 総合系
総合系とは、戦略策定から実行まで幅広くサービスを提供します。
と表向きではそうはいっていますが基本的にはIT案件が主です(IT案件は規模が大きく稼げるため)。
デロイトトーマツコンサルティング(DTC)、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)、EYアドバイザリー、KPMG、アクセンチュア、アビームコンサルティングなどが挙げられます。
a DTC
Deloitteグループは連邦制を取っており、日本法人は日本企業です。
ほかのBIG4(PwC EY KPMG)をそもそも競合だと思っていない。競合はBCGとアクセンチュアと言っていました。
穏やかな人が多いです。
一緒に働きたい人は、「議論する際意見に対して否定はするが人格に対して否定しない人」だそうです。
コンサルティングファームにしては珍しくUp or Outではなく、きちんと育てていける風土があるらしいです。
新卒の教育に対しても熱心で、入社後行われるBootcampの良さは定評があります。
案件もITのほうが少ないらしいです。
ちなみに私のとある先輩は入社三年目で起業しました。
総合系の中では一番の人気ではないでしょうか。
b PwC
穏やかというか、知的差を感じられるような人が多い。
サンプルは少ないですが、私の先輩は楽しむことを努力するような人でした。
その先輩は面白そうなことを見つけるとやるような人で、好奇心旺盛な人です。l
c EY
ベンチャーのような企業。地味な人が多い。商社で例えると丸紅みたいな感じ。丸紅よりもインテリ系。
専攻途中で他ファームから内定をもらったのであまり詳しくは知りません。
d KPMG
いたっけ?
e アクセンチュア
バリバリのITコンサル。
女性が少なく今年は女性である程度学歴があれば採用している模様。女性はイージーモードという就活生の間での噂。
めっちゃ働く、給料は高い。
人はできるビジネスマンみたいな感じを出している。なんとなく上下関係が深いように感じる。
f アビームコンサルティング
穏やか、おとなしめの人が多い。
他ファームと違って新人から海外に行くことが義務付けられており、海外で活躍したいという方にはお勧め。
というよりこれからのビジネスで、国内だけで留まるような人はどうか?と思うので海外に目を向けることをお勧めします。
会社の成長速度が速く、変化を感じられて面白そう。
以下は受けたどころか説明会にも行ったことないのですごく簡単に書きます。あくまで内定者(友人)の印象です。
IT系
主にシステムの提案をする会社
a NTT data
海外でプレゼンスが高い、圧倒的な安定企業。
官のプロジェクトが多いらしい。
b 野村総合研究所
野村グループのようなチャラい人が多い。
バリバリ働く。
国内向け。
その他(といってもシンクタンクかな?)
a 三菱総研
エリート感が少々ある。自分の会社はとても安定していると疑わない。
学生時代何かしら特別なことをやってきた人が多い。
ちなみに裏選考あり、これも人脈を見ていると思われる。
といった感じで大体アバウトに書きましたがコメントがありましたらその会社について詳しく書きたいと思います。
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1 戦略系
全体的に頭の回転が速い人多いです。
あることが分かったら、 ふーん、だったらこれはこうなるよねと言った返答がすぐに出ます。コンサルティングファーム全体を見渡してもトップの地頭の良さです。 なかでもMBBと括られるマッキンゼー、BCG、ベインはずば抜けています。
a マッキンゼー(Mckinsey)
戦略系の中で一番多くの社員さん(出身者も含めて10人くらいかな?)と会いました、その経験から。
目つきの鋭い人が多い。
これが一番の特徴だと思っています (笑) みんな鷹のような目をしています。
会社自体がザ・ファーム、競合はいないなどと強気に出ており、社員さんも自分が一番だ!という気負いがあります。
楽しそうに日々充実しているようで、とても働きやすいとオンオフにかかわらず言う社員が結構います。
出身者は起業をするのが多いです。
また、本を書くのが好きで、市場ではマッキンゼー本が多数あります。
業界ナンバーワンのブランド力。コンサル志望の人にとって一番の憧れではないでしょうか。
b ボストンコンサルティンググループ(BCG)
会った社員さんは5名ほど。
マッキンゼーの人よりも穏やかな人が多いです。ただマッキンゼーよりも働く時間は多いそうで、専攻の飲み会ではとある女性の先輩が、「昨日は割と速く、11時に帰れた」と言っていたので、その労働時間の多さがうかがえます。
裏選考がある数少ないコンサルティングファームで、いかに人脈を作れるのかがカギとなります。
c ベイン(Bain)
会った社員さんは三名ほど。
戦略系の中でも楽しそうな雰囲気を出しています。
とある女性社員は自分の仕事を長々ですがちゃんとメリハリをつけて話しており、楽しさが伝わってきました。
研修も他ファームよりは充実しているそうで、とある社員さんはマッキンゼーから転職しましたが、そのかたは、
マッキンゼーではランクが上がるごとに一回しか研修はしないが、ベインでは二度やるといっていました。
海外案件と国内案件が半々だそうです。
d ATカーニー
社員さん曰く「程よい規模感」
おとなしい人、いかにも理系な人が多いイメージ。
筆記試験で落ちてしまったためあまりよく分かりません。
e ドリームインキュベータ(DI)
数少ない上場しているコンサルティングファーム。
単価を下げて他ファームと競争している様子。
就活性の中では難関企業として有名。
2 総合系
総合系とは、戦略策定から実行まで幅広くサービスを提供します。
と表向きではそうはいっていますが基本的にはIT案件が主です(IT案件は規模が大きく稼げるため)。
デロイトトーマツコンサルティング(DTC)、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)、EYアドバイザリー、KPMG、アクセンチュア、アビームコンサルティングなどが挙げられます。
a DTC
Deloitteグループは連邦制を取っており、日本法人は日本企業です。
ほかのBIG4(PwC EY KPMG)をそもそも競合だと思っていない。競合はBCGとアクセンチュアと言っていました。
穏やかな人が多いです。
一緒に働きたい人は、「議論する際意見に対して否定はするが人格に対して否定しない人」だそうです。
コンサルティングファームにしては珍しくUp or Outではなく、きちんと育てていける風土があるらしいです。
新卒の教育に対しても熱心で、入社後行われるBootcampの良さは定評があります。
案件もITのほうが少ないらしいです。
ちなみに私のとある先輩は入社三年目で起業しました。
総合系の中では一番の人気ではないでしょうか。
b PwC
穏やかというか、知的差を感じられるような人が多い。
サンプルは少ないですが、私の先輩は楽しむことを努力するような人でした。
その先輩は面白そうなことを見つけるとやるような人で、好奇心旺盛な人です。l
c EY
ベンチャーのような企業。地味な人が多い。商社で例えると丸紅みたいな感じ。丸紅よりもインテリ系。
専攻途中で他ファームから内定をもらったのであまり詳しくは知りません。
d KPMG
いたっけ?
e アクセンチュア
バリバリのITコンサル。
女性が少なく今年は女性である程度学歴があれば採用している模様。女性はイージーモードという就活生の間での噂。
めっちゃ働く、給料は高い。
人はできるビジネスマンみたいな感じを出している。なんとなく上下関係が深いように感じる。
f アビームコンサルティング
穏やか、おとなしめの人が多い。
他ファームと違って新人から海外に行くことが義務付けられており、海外で活躍したいという方にはお勧め。
というよりこれからのビジネスで、国内だけで留まるような人はどうか?と思うので海外に目を向けることをお勧めします。
会社の成長速度が速く、変化を感じられて面白そう。
以下は受けたどころか説明会にも行ったことないのですごく簡単に書きます。あくまで内定者(友人)の印象です。
IT系
主にシステムの提案をする会社
a NTT data
海外でプレゼンスが高い、圧倒的な安定企業。
官のプロジェクトが多いらしい。
b 野村総合研究所
野村グループのようなチャラい人が多い。
バリバリ働く。
国内向け。
その他(といってもシンクタンクかな?)
a 三菱総研
エリート感が少々ある。自分の会社はとても安定していると疑わない。
学生時代何かしら特別なことをやってきた人が多い。
ちなみに裏選考あり、これも人脈を見ていると思われる。
といった感じで大体アバウトに書きましたがコメントがありましたらその会社について詳しく書きたいと思います。
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2017年06月13日
学歴についてもうちょっと書いてみる—人事の人は本当に学部しか見ていないのか?
学歴ロンダリングのどこが悪いのか
先日書いた記事の就活に有利になるという点の補足を今回はしたいと思います。
インターネットで割りとよく見かけるのが、人事は学部しか見ていないから学歴ロンダリングは無意味と言われていますが、果たしてそうでしょうか?
あなたを企業の人事部の方として考えてみてください。
前提条件を研究職以外の総合職とします。
大企業と言いたいところですが、基本的にはどこでも同じだと思います。
新卒採用時、A〜F君からES(エントリーシート)の応募がありました。学歴の欄には以下のように記入してあります:
学歴だけで見ると、人事部の方はどの方を優先的に面接に進ませたいですか?文理は関係ありません。
私は、
B > F >= A > D > E >= C
だと思います。
学歴は学部と大学院に高学歴と低学歴を掛け合わせたのと、それぞれの学部のみというのを合わせて6パターンにしてあります(D君は現実的にいないと思いますがMECEのため)。
人事部の印象はどうでしょうか
B君とF君は言わずもがなだと思います。是非面接に進んでほしいでしょう。
A君は学部は悪かったのですが大学院は超一流です。 きっと大学受験は失敗したけど浪人せず(または周りのレベルが低く危機感を覚え)四年間頑張って勉強して大学院へ進んだんだろう、と思うでしょう。
C君に対しては、大学院のレベルが低く、そもそも目的があまり分かりません。研究したいから大学院ヘ行くのは分かりますが、一流大学のほうが研究環境が充実してると思いますし、何で一流大へ行かなかったんだろう?と。 合格できなかったから、努力できないと思われてしまっても反論できないはずです。場合によってはE君よりもひどい印象を受けるかもしれません。
E君はC君と同じくらいの印象だと思います。
D君は学部であまり勉強してこなかったのかな?と思われてしまうかもしれません。
この結果から見てみると、A君は東京大学大学院へ進学することによって、序列を5or6位から2or3位から上げることに成功しました。
学部が低学歴の方は、一流大へ進学する方をおすすめします。
周りに流され堕落な人生を送るよりも、大学受験に向けて勉強していくことのほうがよっぽど有意義です。
このことに関しては学歴ロンダリングの意味は大いにあります。
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先日書いた記事の就活に有利になるという点の補足を今回はしたいと思います。
インターネットで割りとよく見かけるのが、人事は学部しか見ていないから学歴ロンダリングは無意味と言われていますが、果たしてそうでしょうか?
あなたを企業の人事部の方として考えてみてください。
前提条件を研究職以外の総合職とします。
大企業と言いたいところですが、基本的にはどこでも同じだと思います。
新卒採用時、A〜F君からES(エントリーシート)の応募がありました。学歴の欄には以下のように記入してあります:
学歴だけで見ると、人事部の方はどの方を優先的に面接に進ませたいですか?文理は関係ありません。
私は、
B > F >= A > D > E >= C
だと思います。
学歴は学部と大学院に高学歴と低学歴を掛け合わせたのと、それぞれの学部のみというのを合わせて6パターンにしてあります(D君は現実的にいないと思いますがMECEのため)。
人事部の印象はどうでしょうか
B君とF君は言わずもがなだと思います。是非面接に進んでほしいでしょう。
A君は学部は悪かったのですが大学院は超一流です。 きっと大学受験は失敗したけど浪人せず(または周りのレベルが低く危機感を覚え)四年間頑張って勉強して大学院へ進んだんだろう、と思うでしょう。
C君に対しては、大学院のレベルが低く、そもそも目的があまり分かりません。研究したいから大学院ヘ行くのは分かりますが、一流大学のほうが研究環境が充実してると思いますし、何で一流大へ行かなかったんだろう?と。 合格できなかったから、努力できないと思われてしまっても反論できないはずです。場合によってはE君よりもひどい印象を受けるかもしれません。
E君はC君と同じくらいの印象だと思います。
D君は学部であまり勉強してこなかったのかな?と思われてしまうかもしれません。
この結果から見てみると、A君は東京大学大学院へ進学することによって、序列を5or6位から2or3位から上げることに成功しました。
学部が低学歴の方は、一流大へ進学する方をおすすめします。
周りに流され堕落な人生を送るよりも、大学受験に向けて勉強していくことのほうがよっぽど有意義です。
このことに関しては学歴ロンダリングの意味は大いにあります。
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2017年06月12日
飲み会で知った中国にある面白いビジネス
導入として、私は去年の今頃から中国人留学生5人で作られたグループに所属していました。
3人が理工、2人が文系で、志望業界もそれぞれ違うという良いメンバーで構成されています。
みんな一通り内定を取ったので、大学前にある中国料理屋さんで祝として飲み会を開きました。
その時中国にある面白いビジネスを知りました。
1. 中国の生放送ビジネス
中国には生放送(中国語で直播)というのが流行していて、
斗?直播
虎牙直播
こんな感じで生放送しています。
ニコニコ生放送と違う点は、
観客が主に 実質的に現金を送れる
ことです。
システム的にはユーザーが予めプレゼントをサイトで購入し、そのプレゼントを放送主に渡して、放送主はそれに換金するシステムです。放送主とサイトに半々ずつお金が渡るようです。
アカウントも王様、貴族、平民と分かれていて、コメント欄が強調され、放送主に見えやすくなります。
またコメント欄上部にはこの放送主に対して課金した額をランキング表示されており、良い競争が起きています。
友人の妹がこの直播をやっており、中国でのお金持ちでの多さに驚いたそうです。
なんと、数百元〜数万元を一人で投資する人もいるそうです。
さらに人気放送主になると
月数百万円の収入もあるといいます。
ちなみに2枚目の方で、一週間で一番投資している方この方に1000万ポイント、約10万元をつぎ込んでいるようです。
また、人気放送主をパッケージングする企業あるようで、放送主のマネージャーを斡旋したり、サクラを雇うこともあるようです。。
2. 網紅ビジネス
網紅(ワンホン)とは、インターネットで有名な人のことで、主に微博(中国版Twitter)などのSNSで有名な人を言います。
ちなみに網とはネット⇒インターネット、紅とは赤い⇒目立つ、有名という意味です。
こういう人たちはスポンサーがついていて、日々の投稿で商品を宣伝することで利益を得ています。
これにももちろんマネージャーがついていて、SNS投稿したりしています。(網紅自身は実は何も投稿していないというのはザラです)
これにもビジネスが成り立っており、Taobao(淘宝、中国最大のECサイト、メルカリに近いかも)ではこのファンを売る人もいます。 そのファンもランク付けされていて、 ゾンビアカウント(何も発言しないアカウント)X人でYY元、リプライしてくれるアカウントがA人でBB元といった感じで売られています。
3. 網紅商店ビジネス
網紅商店とは、インターネットで有名な店舗(飲食店が多い)のことを指します。
網紅が建てた店や、口コミで広まった商店がこれにあたります。
これにも当然のごとく支援ビジネスがあります、その一つがサクラビジネスです。
斡旋業者は店舗にサクラを斡旋し、SNSに投稿して広めてもらいます。
サクラの送り方もプロフェッショナルで、自然と客を装います。 例えば9時に何人の学生風、主婦風、おばさん風、12時に云々といった感じです。
ある有名なミルクティーの店はこのおかげで6時間待ちの行列ができたそうです。
ほかにもテレビの恋愛番組、歌番組のサクラ(泣いたら200元、悲鳴を上げたら50元みたいなのもあります。
中国には面白いビジネスが結構あります、これも制限が緩いことの賜物でしょう。
まだたくさんの機会に恵まれているはずなので、興味があれば投資してみることをお勧めします。
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3人が理工、2人が文系で、志望業界もそれぞれ違うという良いメンバーで構成されています。
みんな一通り内定を取ったので、大学前にある中国料理屋さんで祝として飲み会を開きました。
その時中国にある面白いビジネスを知りました。
1. 中国の生放送ビジネス
中国には生放送(中国語で直播)というのが流行していて、
斗?直播
虎牙直播
こんな感じで生放送しています。
ニコニコ生放送と違う点は、
観客が主に 実質的に現金を送れる
ことです。
システム的にはユーザーが予めプレゼントをサイトで購入し、そのプレゼントを放送主に渡して、放送主はそれに換金するシステムです。放送主とサイトに半々ずつお金が渡るようです。
アカウントも王様、貴族、平民と分かれていて、コメント欄が強調され、放送主に見えやすくなります。
またコメント欄上部にはこの放送主に対して課金した額をランキング表示されており、良い競争が起きています。
友人の妹がこの直播をやっており、中国でのお金持ちでの多さに驚いたそうです。
なんと、数百元〜数万元を一人で投資する人もいるそうです。
さらに人気放送主になると
月数百万円の収入もあるといいます。
ちなみに2枚目の方で、一週間で一番投資している方この方に1000万ポイント、約10万元をつぎ込んでいるようです。
また、人気放送主をパッケージングする企業あるようで、放送主のマネージャーを斡旋したり、サクラを雇うこともあるようです。。
2. 網紅ビジネス
網紅(ワンホン)とは、インターネットで有名な人のことで、主に微博(中国版Twitter)などのSNSで有名な人を言います。
ちなみに網とはネット⇒インターネット、紅とは赤い⇒目立つ、有名という意味です。
こういう人たちはスポンサーがついていて、日々の投稿で商品を宣伝することで利益を得ています。
これにももちろんマネージャーがついていて、SNS投稿したりしています。(網紅自身は実は何も投稿していないというのはザラです)
これにもビジネスが成り立っており、Taobao(淘宝、中国最大のECサイト、メルカリに近いかも)ではこのファンを売る人もいます。 そのファンもランク付けされていて、 ゾンビアカウント(何も発言しないアカウント)X人でYY元、リプライしてくれるアカウントがA人でBB元といった感じで売られています。
3. 網紅商店ビジネス
網紅商店とは、インターネットで有名な店舗(飲食店が多い)のことを指します。
網紅が建てた店や、口コミで広まった商店がこれにあたります。
これにも当然のごとく支援ビジネスがあります、その一つがサクラビジネスです。
斡旋業者は店舗にサクラを斡旋し、SNSに投稿して広めてもらいます。
サクラの送り方もプロフェッショナルで、自然と客を装います。 例えば9時に何人の学生風、主婦風、おばさん風、12時に云々といった感じです。
ある有名なミルクティーの店はこのおかげで6時間待ちの行列ができたそうです。
ほかにもテレビの恋愛番組、歌番組のサクラ(泣いたら200元、悲鳴を上げたら50元みたいなのもあります。
中国には面白いビジネスが結構あります、これも制限が緩いことの賜物でしょう。
まだたくさんの機会に恵まれているはずなので、興味があれば投資してみることをお勧めします。
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2017年06月10日
学歴ロンダリングのどこが悪いのか
大学院進学した直後、学歴ロンダリングという概念を初めて知りました。
勝手ながらニコニコ大百科から学歴ロンダリングについての定義を貼ります:
こうしてみると自分も 自身の出身大学よりも更に上のレベルの大学院に行くというので学歴ロンダリングに当てはまりますね(まあ中国での大体の大学はランキングでは日本より低いです)。おまけに別に研究目的で来たのではなく日本に就職することを目的として来ています。
これについても賛否両論があります。
賛成:
学歴ロンダリングを絶対におすすめする理由5選を説明!
否定:
学歴ロンダリングのための大学院進学は無駄
私は学歴ロンダリングに賛成です、というより是非良い大学を受験してほしいですね。
自身の留学生の観点も含めて理由は以下のようにあげられます:
?@自信がつく
私は中高共に上海市で割と有名な進学校(いわゆる重点学校)で学んでいて、成績は総合で学年400名中100位あたりをうろつくぐらいでした。大学受験でも割と相応な市内の有名大学に入学しましたが、北京大清華大のような中国トップの大学ではありませんでした。しかし大学院で日本でもトップ群である現在の大学院に入学し、アジアでトップという自負を持つことができ、俺は〇大生、俺ができなかったら誰ができる!という自信をもちました。
また、入学してから感じたことが、学部が北京大清華大の人でも、自分より研究や学業で劣っている人もいます。このある種の優越感も自身の源です。
自信というのは不思議なもので、学部ではやろうと思わなかったことにどんどん挑戦するようになりました。挑戦することで成功体験が増え、さらに自信がつきます。この自身は研究や就活でもとても役に立ち、何より人生が楽しくなります。
?A就活に有利になる
否定意見のブログには学歴ロンダは就活に見ていない、人事は学部しか見ていないと言っていますが間違いです。間違いなく有利になります。 これは以下二つの理由で言えます:
A まず、学内と企業の〇〇大学限定セミナー/座談会の存在
まず学内についてですが、学内合同説明会だけ行っても普通に大丈夫なくらい優良企業ばかりが集まります。マイナビ主催のニュースに出るようなたくさんの人がいないので楽です。
就職課も多数のOBが企業の人事をやっているため、優良企業人事自らES、面接対策をしてくれます。
次に企業についてですが、マイページに登録すると早速〇〇大生限定セミナー/座談会というのがあります。これは一般的な説明会よりも少人数で行われ、場合によってはお菓子やドリンクなどもくれます(みずほ)。少人数なので人事さんにも覚えられやすいです。
B そしてもう一つはOBとの繋がり。
私の専攻はOBとの飲み会といった交流が盛んです。そのOBたちも有名企業に勤務している人が多く、選考のアドバイスや裏情報を飲みながら聞くことができます。
信じられないと思いますが、コンサルには意外と裏選考を実施しているのが多いです。大体は社員推薦の形で行われ、一部の選考ステップがパスになります。私もこのルートで外資系コンサルティングファームに内定しました。
また人事は学部しか見ていないというのも間違いです、これについては後日書きます。
?Bレベルの高い仲間ができる
大学院でできる仲間は将来有望な会社、職業に就いている可能性が高いです。これは将来ビジネスにおいては貴重な財産になりえるでしょう。また、研究や飲み会といった活動を通せば仲もよくなりやすいです。また、まじめで頭の良い方が多く、刺激に満ちています。
そもそも中国では学歴ロンダリングは極めて当たり前な話です。
中国では大学院受験が大学受験と同じように熾烈に行われています。院でも全国統一の試験が行われ、この準備は大学一年生からでないと北京大大学院合格は難しいといわれています。
なぜこれほどまでに大学院受験が熾烈なのかというと、
A学部生が多い
B企業の新卒採用意欲が低い
の二つ理由があります。
まず、Aの学部生が多いについてですが、これは簡単にイメージできるはずです。学部卒業生なんてそこら中にいるため、北京大学でさえ就職が困難とされています。さらにほかの人と差別化するため、レベルの高い院を目指すのです。
Bの企業の新卒採用意欲が低いについて詳しく話します。
中国では新卒一括採用をしません。基本的に離職する人がいたらそのポストを埋めるような形で行われます。加えて中国では転職も当たり前です。新卒と中途が同時にこのポストに応募します。
そうなると採用人事から見ればどうなるでしょうか?
仕事経験もない新卒を採用しますか?採用しませんよね、リスクしかありませんから。それに中国企業は大体研修を行いません、人が多いのでできなければクビ、そしてまた次の人を探せばいいのです。
新卒の研修を熱にやるのは日系と外資くらいです。ですから中国でも日系含めた外資系企業は人気があります。
長々と書いてしまいましたが以上の二つの理由により、企業は一般的に学部生より優れていると思われる大学院生を積極的に採用するので、中国での大学院受験は過酷になるのです。
余談ですが私はこの理由により日本の新卒採用制度は素晴らしいものと思っています。新卒採用制度を批判する人は大体就活に努力せず失敗した人たちだと思っています。
ですから、学歴ロンダリングなんて別に何もおかしくもなく、当たり前のことです。
学部なんて結局18年間の努力の証明でしかなく、大学院だと22年間の努力の証明になります。
特に大学受験に失敗した方は、入学後諦めて無駄な人生を送るのではなく、頑張って勉強して良い大学院を目指してください。
もう一つ当たり前のことですが、大学院に入るのが大事なのではなく、入ってから何をするのが重要です。いかに資源を使えるのかで二年の成長は断然違います。なるべく多くの人と関わるようにする、授業の成績はすべてAを目指す、長期インターンをやってみるといった学部にはやらなかったことで自身の成長速度を上げることができるでしょう。
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勝手ながらニコニコ大百科から学歴ロンダリングについての定義を貼ります:
学歴ロンダリング(がくれきロンダリング)とは、日本で大学院進学の際に自身の出身大学よりも更に上のレベル(学歴)の大学院に進学することを指すインターネットスラングである。別名は大学院ロンダリングであり、ネガティブな意味あいで使われることが多い。略称は学歴ロンダ、院ロンダ。また派生語として下記の三つがある。
こうしてみると自分も 自身の出身大学よりも更に上のレベルの大学院に行くというので学歴ロンダリングに当てはまりますね(まあ中国での大体の大学はランキングでは日本より低いです)。おまけに別に研究目的で来たのではなく日本に就職することを目的として来ています。
これについても賛否両論があります。
賛成:
学歴ロンダリングを絶対におすすめする理由5選を説明!
否定:
学歴ロンダリングのための大学院進学は無駄
私は学歴ロンダリングに賛成です、というより是非良い大学を受験してほしいですね。
自身の留学生の観点も含めて理由は以下のようにあげられます:
?@自信がつく
私は中高共に上海市で割と有名な進学校(いわゆる重点学校)で学んでいて、成績は総合で学年400名中100位あたりをうろつくぐらいでした。大学受験でも割と相応な市内の有名大学に入学しましたが、北京大清華大のような中国トップの大学ではありませんでした。しかし大学院で日本でもトップ群である現在の大学院に入学し、アジアでトップという自負を持つことができ、俺は〇大生、俺ができなかったら誰ができる!という自信をもちました。
また、入学してから感じたことが、学部が北京大清華大の人でも、自分より研究や学業で劣っている人もいます。このある種の優越感も自身の源です。
自信というのは不思議なもので、学部ではやろうと思わなかったことにどんどん挑戦するようになりました。挑戦することで成功体験が増え、さらに自信がつきます。この自身は研究や就活でもとても役に立ち、何より人生が楽しくなります。
?A就活に有利になる
否定意見のブログには学歴ロンダは就活に見ていない、人事は学部しか見ていないと言っていますが間違いです。間違いなく有利になります。 これは以下二つの理由で言えます:
A まず、学内と企業の〇〇大学限定セミナー/座談会の存在
まず学内についてですが、学内合同説明会だけ行っても普通に大丈夫なくらい優良企業ばかりが集まります。マイナビ主催のニュースに出るようなたくさんの人がいないので楽です。
就職課も多数のOBが企業の人事をやっているため、優良企業人事自らES、面接対策をしてくれます。
次に企業についてですが、マイページに登録すると早速〇〇大生限定セミナー/座談会というのがあります。これは一般的な説明会よりも少人数で行われ、場合によってはお菓子やドリンクなどもくれます(みずほ)。少人数なので人事さんにも覚えられやすいです。
B そしてもう一つはOBとの繋がり。
私の専攻はOBとの飲み会といった交流が盛んです。そのOBたちも有名企業に勤務している人が多く、選考のアドバイスや裏情報を飲みながら聞くことができます。
信じられないと思いますが、コンサルには意外と裏選考を実施しているのが多いです。大体は社員推薦の形で行われ、一部の選考ステップがパスになります。私もこのルートで外資系コンサルティングファームに内定しました。
また人事は学部しか見ていないというのも間違いです、これについては後日書きます。
?Bレベルの高い仲間ができる
大学院でできる仲間は将来有望な会社、職業に就いている可能性が高いです。これは将来ビジネスにおいては貴重な財産になりえるでしょう。また、研究や飲み会といった活動を通せば仲もよくなりやすいです。また、まじめで頭の良い方が多く、刺激に満ちています。
そもそも中国では学歴ロンダリングは極めて当たり前な話です。
中国では大学院受験が大学受験と同じように熾烈に行われています。院でも全国統一の試験が行われ、この準備は大学一年生からでないと北京大大学院合格は難しいといわれています。
なぜこれほどまでに大学院受験が熾烈なのかというと、
A学部生が多い
B企業の新卒採用意欲が低い
の二つ理由があります。
まず、Aの学部生が多いについてですが、これは簡単にイメージできるはずです。学部卒業生なんてそこら中にいるため、北京大学でさえ就職が困難とされています。さらにほかの人と差別化するため、レベルの高い院を目指すのです。
Bの企業の新卒採用意欲が低いについて詳しく話します。
中国では新卒一括採用をしません。基本的に離職する人がいたらそのポストを埋めるような形で行われます。加えて中国では転職も当たり前です。新卒と中途が同時にこのポストに応募します。
そうなると採用人事から見ればどうなるでしょうか?
仕事経験もない新卒を採用しますか?採用しませんよね、リスクしかありませんから。それに中国企業は大体研修を行いません、人が多いのでできなければクビ、そしてまた次の人を探せばいいのです。
新卒の研修を熱にやるのは日系と外資くらいです。ですから中国でも日系含めた外資系企業は人気があります。
長々と書いてしまいましたが以上の二つの理由により、企業は一般的に学部生より優れていると思われる大学院生を積極的に採用するので、中国での大学院受験は過酷になるのです。
余談ですが私はこの理由により日本の新卒採用制度は素晴らしいものと思っています。新卒採用制度を批判する人は大体就活に努力せず失敗した人たちだと思っています。
ですから、学歴ロンダリングなんて別に何もおかしくもなく、当たり前のことです。
学部なんて結局18年間の努力の証明でしかなく、大学院だと22年間の努力の証明になります。
特に大学受験に失敗した方は、入学後諦めて無駄な人生を送るのではなく、頑張って勉強して良い大学院を目指してください。
もう一つ当たり前のことですが、大学院に入るのが大事なのではなく、入ってから何をするのが重要です。いかに資源を使えるのかで二年の成長は断然違います。なるべく多くの人と関わるようにする、授業の成績はすべてAを目指す、長期インターンをやってみるといった学部にはやらなかったことで自身の成長速度を上げることができるでしょう。
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2017年06月07日
中国の受験事情は過酷
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先日丁度中国の大学受験が始まるということがニュースになっていたので、今回は中国の大学受験について書いてみます。このことについては、私が大好きなジャーナリスト、中島恵さんの記事がYahooに載っていました:
中国の過酷すぎる大学受験はなぜ起こるのか?
要約すると、
1.人口の多さのわりに良い大学が少ない
2.地方は都市よりも枠が少ないのでより過酷
3.たとえいい大学に入ったとしてもいい職に就けるとは限らない
の三点になります。
今回はそれぞれを補足する形で書きます。
1.人口の多さの割に良い大学が少ない
中国の過酷な受験事情はこれが最大の原因だと考えています。
1 中国の学校数`(中国統計年鑑2016)
2 文部科学統計要覧(平成28年版)
上記1が中国の大学数、2が日本の大学数です。
中国は4年制大学が2529校あるのに対し、日本では779校あります。
比率で言うと3.2 : 1 です。
なお人口はご存知の通り10 : 1 程の差があります。
単純計算で1人当たり三倍ほど枠が中国では日本より少ないのです。
2.地方は都市よりも枠が少ないのでより過酷
私は上海で大学受験を受けたのでこの恩恵は身をもって知りました。
中国には戸籍制度があり、父母の戸籍で子供の戸籍も決まり、それを変更するのは大変な条件があります。
私は上海の中学、高校でもこの戸籍の問題でやむを得ず外地(上海以外の地区)に受験しにいった学生を何名も見ました、高1高2までは同じ教室で学んでいたのに、です。
上海での優遇制度は、
?@全国統一の試験に受けなくてもよい(上海で統一試験を受けられる)。
?A多くの大学が上海学生に対して他地区よりも多くの採用枠を設けている。
の二つが大きい恩恵だと思いました。
まず、一つ目の全国統一試験に受けなくてもよいについてですが、
全国の試験では理系では必須科目が国語、英語、数学、物理、化学、生物、理系総合という7教科あるのに対し、
上海は国語、英語、数学、化学or物理or生物の中から 一つ、理系総合という5教科しかありません。
ちなみに文系は国語、英語、数学、(歴史、政治、地理)、文系総合です。
()内は上海ではどれか一つ選択です。
上海の高校では(理系は)高三になると化学か、物理かを選択するのがメジャーになります(生物は受験生が少なく教師が少ないので開いている学校は稀です)。
上海の学生は全国区よりも少ない教科に勉強時間を集中することができるのです。(ちなみに北京でも同様です)
さらにこの各教科ごとの難易度にも大きな違いがあり、上海のほうがはっきり言ってイージーモードです。
試験内容は上海市教育局が毎年出す試験範囲に収まるのに対し、
ほかの地区では教科書に出ない内容を出すようなところも存在します(悪名高いのが江蘇省)。
これらの地区の学生は自分の学校で習ったものばかりでなく、ほかの塾などで場合によっては大学に入る直後に習うような知識を習わなければなりません)。
話が少し逸れますが、高二まで上海にいた学生が戸籍の問題で他地区に受験するとなると大体うまくいきません、上海の教育が他地区に比べてぬるすぎるからです。
中国には統一試験の前に省毎、地区ごとの模擬試験が公開されていますが、
他地区の人は全国の省、地区の模擬試験をやるのに対し、
上海では上海の区ごとの模擬試験しかやりません。(一日に一区の一年分の試験をやるくらい)
ちなみに、他地区の学生は自地区の模擬試験で悪い成績を取った時、自信を取り戻すために上海の模擬試験をやるそうです。
大学に入っても初年度では成績が上位なのは大体他地区の学生です。
?A多くの大学が上海学生に対して他地区よりも多くの採用枠を設けている。
中国政府が農村人口が都市部に流出しないように設けられている制度です、ひどい話ですよね。
上海の方が他地区に比べて試験が簡単なのに、枠が多い。(ちなみに受験人口も他省と比べたら大体少ないです)
ですから上海戸籍はとっても魅力があるのです。
上海戸籍になれる方法の一つとして、一定面積以上の不動産物件の所有というのがあります。
ですから他地区の戸籍を持つ人が上海戸籍を獲得するために上海の家を買いたがるのです。
ですから上海の不動産価格は上昇し放題なのです。
また話がそれますが上記の理由により上海戸籍というのはある程度ステータスとなっています。
それが中学、高校にも浸透しているのが少し恐ろしいことです。
中学校ではあるクラスメイトが上海戸籍ではかったので、あだ名が外地人というのもいました。
書いてみたら結構長くなりましたので他の項目についても今後書いてみたいと思います。
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先日丁度中国の大学受験が始まるということがニュースになっていたので、今回は中国の大学受験について書いてみます。このことについては、私が大好きなジャーナリスト、中島恵さんの記事がYahooに載っていました:
中国の過酷すぎる大学受験はなぜ起こるのか?
要約すると、
1.人口の多さのわりに良い大学が少ない
2.地方は都市よりも枠が少ないのでより過酷
3.たとえいい大学に入ったとしてもいい職に就けるとは限らない
の三点になります。
今回はそれぞれを補足する形で書きます。
1.人口の多さの割に良い大学が少ない
中国の過酷な受験事情はこれが最大の原因だと考えています。
1 中国の学校数`(中国統計年鑑2016)
2 文部科学統計要覧(平成28年版)
上記1が中国の大学数、2が日本の大学数です。
中国は4年制大学が2529校あるのに対し、日本では779校あります。
比率で言うと3.2 : 1 です。
なお人口はご存知の通り10 : 1 程の差があります。
単純計算で1人当たり三倍ほど枠が中国では日本より少ないのです。
2.地方は都市よりも枠が少ないのでより過酷
私は上海で大学受験を受けたのでこの恩恵は身をもって知りました。
中国には戸籍制度があり、父母の戸籍で子供の戸籍も決まり、それを変更するのは大変な条件があります。
私は上海の中学、高校でもこの戸籍の問題でやむを得ず外地(上海以外の地区)に受験しにいった学生を何名も見ました、高1高2までは同じ教室で学んでいたのに、です。
上海での優遇制度は、
?@全国統一の試験に受けなくてもよい(上海で統一試験を受けられる)。
?A多くの大学が上海学生に対して他地区よりも多くの採用枠を設けている。
の二つが大きい恩恵だと思いました。
まず、一つ目の全国統一試験に受けなくてもよいについてですが、
全国の試験では理系では必須科目が国語、英語、数学、物理、化学、生物、理系総合という7教科あるのに対し、
上海は国語、英語、数学、化学or物理or生物の中から 一つ、理系総合という5教科しかありません。
ちなみに文系は国語、英語、数学、(歴史、政治、地理)、文系総合です。
()内は上海ではどれか一つ選択です。
上海の高校では(理系は)高三になると化学か、物理かを選択するのがメジャーになります(生物は受験生が少なく教師が少ないので開いている学校は稀です)。
上海の学生は全国区よりも少ない教科に勉強時間を集中することができるのです。(ちなみに北京でも同様です)
さらにこの各教科ごとの難易度にも大きな違いがあり、上海のほうがはっきり言ってイージーモードです。
試験内容は上海市教育局が毎年出す試験範囲に収まるのに対し、
ほかの地区では教科書に出ない内容を出すようなところも存在します(悪名高いのが江蘇省)。
これらの地区の学生は自分の学校で習ったものばかりでなく、ほかの塾などで場合によっては大学に入る直後に習うような知識を習わなければなりません)。
話が少し逸れますが、高二まで上海にいた学生が戸籍の問題で他地区に受験するとなると大体うまくいきません、上海の教育が他地区に比べてぬるすぎるからです。
中国には統一試験の前に省毎、地区ごとの模擬試験が公開されていますが、
他地区の人は全国の省、地区の模擬試験をやるのに対し、
上海では上海の区ごとの模擬試験しかやりません。(一日に一区の一年分の試験をやるくらい)
ちなみに、他地区の学生は自地区の模擬試験で悪い成績を取った時、自信を取り戻すために上海の模擬試験をやるそうです。
大学に入っても初年度では成績が上位なのは大体他地区の学生です。
?A多くの大学が上海学生に対して他地区よりも多くの採用枠を設けている。
中国政府が農村人口が都市部に流出しないように設けられている制度です、ひどい話ですよね。
上海の方が他地区に比べて試験が簡単なのに、枠が多い。(ちなみに受験人口も他省と比べたら大体少ないです)
ですから上海戸籍はとっても魅力があるのです。
上海戸籍になれる方法の一つとして、一定面積以上の不動産物件の所有というのがあります。
ですから他地区の戸籍を持つ人が上海戸籍を獲得するために上海の家を買いたがるのです。
ですから上海の不動産価格は上昇し放題なのです。
また話がそれますが上記の理由により上海戸籍というのはある程度ステータスとなっています。
それが中学、高校にも浸透しているのが少し恐ろしいことです。
中学校ではあるクラスメイトが上海戸籍ではかったので、あだ名が外地人というのもいました。
書いてみたら結構長くなりましたので他の項目についても今後書いてみたいと思います。
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2017年06月06日
もやしの価格が低すぎるというのは大した問題ではない
モヤシ安すぎ?生産者が悲鳴 原料高騰、廃業100社超
今朝のニュースでまたモヤシの値段が安すぎて問題になっているという報道が流れた。
原料の緑豆の仕入れ値は05年と比べて3倍になっているが価格は横ばいのままで、単価の利益が少なすぎる。
2009年には230社あったモヤシ製造会社が今では100社以上廃業している。
このままだと食卓にモヤシが消えてしまうというのだが本当だろうか?
まず、 モヤシが食卓から無くなることはあり得ない。
そもそも供給過多という現状が現状のモヤシの低価格を引き起こしているのであろう。
モヤシが沢山生産されるのに消費されるのはそれほど多くない、他より自社モヤシを買ってもらうには価格を下げるしかない。
価格競争に負けた会社(低価格だと作れない、高価格だと売れない)が倒産していき、生産能力の高い大きい会社が数社残る状態(一定の市場独占)になれば、供給側はある程度価格交渉能力が増し、利益の出るような高い価格に変更して買い取ってもらえばいいわけだ。これによりモヤシが食卓から消えることはない(価格は上がるが)。
デメリットと言えば被害をこうむるのはモヤシの中小製造業者と消費者ぐらいで、
強い会社にとってはなんのデメリットもない。
テレビでは某司会者がマヌケに、「こんなに倒産しているんじゃあ守らなくちゃぁいけませんね〜」とか言っているが、
倒産していくのは弱い企業であり、そういう企業は資本主義の下倒産していくほうが健全に市場が回る。
守っていく必要など何もないのだ。
働いている人はどうなるんだ、という人もいそうだが、
倒産したとしても現状人手不足の中、職は見つけられるだろう。
そもそもモヤシ製造会社でラインを一生やるつもりでいる志の低さをどうにかするべきだ。
消費者にとってもモヤシが数十円上がる程度のデメリットしかなく、モヤシ以外にもたくさん食べるものはあるだろう。
結局のところ、現状のモヤシ価格については何の対策も打たないほうがいいのだ。
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2017年06月04日
就活初期のことを書いてみる その4 政府系金融について
就活初期のことを書いてみる その1 見てきた業界とその印象
就活初期のことを書いてみる その2 銀行業界について
↑の続きです。
政府系金融機関とは、国が何かを成し遂げたいときに資金を融通する機関のことです。
私は就活時日本政策投資銀行、国際協力銀行を見てきました。
まず政府系金融機関全体として、
1. 国にとって重要な仕事をすることができる
2. 長期的な視点で仕事をする
3. 転職しやすい
という印象を持ちました。
それぞれ解説していきたいと思います:
1. 国にとって重要な仕事をすることができる
言わずもがな、政府系金融機関とは民間の銀行が貸付にくいプロジェクトと額を供給できます。
そのプロジェクトとは例えば電気自動車の充電所の普及、某辺境国でのプラント建設などがあげられ、これらのプロジェクトは受注が決まれば即新聞に載るレベルです。
このやりがいはほかの機関ではなかなか経験することができないでしょう。
また、国際協力銀行では数々の国の政府関係者と協働する機会がありますので、他とは違った人脈を築けるのも魅力的です。
2. 長期的な視点で仕事をする
銀行は多くて五年くらいの短期的な貸し付けが主ですが、政府系金融機関では長期的にメリットになるかどうかを判断して投資します。
ただ目先の利益を追うのではなく、長期的な利益も考慮するスキルを身に着けることは、ほかの民間企業ではなかなか養えないスキルだと思います。
3. 転職しやすい
以上のことから、政府系金融機関で働いているとほかには得にくいスキルと人脈を手に入れることができ、これはどの企業も欲している人材になります。
実際私の先輩で、日本政策投資銀行に10年間勤務した後、マッキンゼーでマネージャーをやっている方もいます。
コンサルティングファーム、プライベートファンドの役員一覧でも、政府系金融機関出身の方も何名か見受けられます。
ファーストキャリアとしてはとても良い選択でしょう。
しかし私はこの業界を志望しませんでした。なぜなら、
私は外国籍で、政府系金融機関では未だに外国人がいないからです。
初めての外国人として政府系金融機関で成果を上げるのも良いのかもしれませんが、私はリスクのほうが気になりました。一人だけ外国人がいると浮いてしまうのではないかと不安になったのです。
正直、業務内容にはとても興味を引いて、国際協力銀行のすべての就活イベントにも参加しましたが、じっくり考えた後選考を断念しました。
もし私が日本国籍であればファーストキャリアは政府系金融機関だったかもしれません。
次回は就活中期、コンサルティングファームの志望に至った経緯を書いてみようかなと思います。
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就活初期のことを書いてみる その2 銀行業界について
↑の続きです。
政府系金融機関とは、国が何かを成し遂げたいときに資金を融通する機関のことです。
私は就活時日本政策投資銀行、国際協力銀行を見てきました。
まず政府系金融機関全体として、
1. 国にとって重要な仕事をすることができる
2. 長期的な視点で仕事をする
3. 転職しやすい
という印象を持ちました。
それぞれ解説していきたいと思います:
1. 国にとって重要な仕事をすることができる
言わずもがな、政府系金融機関とは民間の銀行が貸付にくいプロジェクトと額を供給できます。
そのプロジェクトとは例えば電気自動車の充電所の普及、某辺境国でのプラント建設などがあげられ、これらのプロジェクトは受注が決まれば即新聞に載るレベルです。
このやりがいはほかの機関ではなかなか経験することができないでしょう。
また、国際協力銀行では数々の国の政府関係者と協働する機会がありますので、他とは違った人脈を築けるのも魅力的です。
2. 長期的な視点で仕事をする
銀行は多くて五年くらいの短期的な貸し付けが主ですが、政府系金融機関では長期的にメリットになるかどうかを判断して投資します。
ただ目先の利益を追うのではなく、長期的な利益も考慮するスキルを身に着けることは、ほかの民間企業ではなかなか養えないスキルだと思います。
3. 転職しやすい
以上のことから、政府系金融機関で働いているとほかには得にくいスキルと人脈を手に入れることができ、これはどの企業も欲している人材になります。
実際私の先輩で、日本政策投資銀行に10年間勤務した後、マッキンゼーでマネージャーをやっている方もいます。
コンサルティングファーム、プライベートファンドの役員一覧でも、政府系金融機関出身の方も何名か見受けられます。
ファーストキャリアとしてはとても良い選択でしょう。
しかし私はこの業界を志望しませんでした。なぜなら、
私は外国籍で、政府系金融機関では未だに外国人がいないからです。
初めての外国人として政府系金融機関で成果を上げるのも良いのかもしれませんが、私はリスクのほうが気になりました。一人だけ外国人がいると浮いてしまうのではないかと不安になったのです。
正直、業務内容にはとても興味を引いて、国際協力銀行のすべての就活イベントにも参加しましたが、じっくり考えた後選考を断念しました。
もし私が日本国籍であればファーストキャリアは政府系金融機関だったかもしれません。
次回は就活中期、コンサルティングファームの志望に至った経緯を書いてみようかなと思います。
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