今日はそのことについて書きます。
私は日本で生まれ、小学校卒業までほぼずっと日本にいました(小学生の数年間は上海にいました。
子供の頃から日本にいた事で、私はずっと前から日本は故郷だと思っていました。
国籍の関係で自分は日本人だとは思えませんでしたが、私と日本人の違いって言ったら多分国籍だけしか無いと思います。
中学校入学に伴い、父親の仕事の都合で上海に住むことになりました。
その時の第一印象は最悪でしたね。
空気は汚いし食べ物は口に合わない。友達も離れ離れになって現地では言葉も通じない。
「日本に帰りたい!」と何度喚いても戻ることは叶わいので、目の前のことにがむしゃらに集中しました。
私は日本では成績がとても良かったのですが(テストはほぼ全て満点で、学力テストでも全教科満点を取るくらい)、
上海に来てから教えてる内容の難しさに苦戦しました。
なにせ中国語は現代文もろくに読めないのに古文を教え、
数学はマイナスさえ知らなかったのに有理数、方程式から始まり、
英語は今まで習ったことも無いのに中国語はもちろん日本語も使わない英語だけしかしゃべらない授業で、完全にちんぷんかんぷんでした。
案の定最初の試験は数学以外の国語、英語は50点以下。
ひどいショックを受けましたね。今までこんな点数取ったこと無かったですから。
その後はひたすら猛勉強。
宿題は大体夜中の11時頃になったら終わるのですが、その後追加の一時間、出来る限り中国語で教科書の内容を父と母に教わったりしていました。
成績はぐんぐん伸びていき、高校受験のではなんと重点高校(上海市教育局が指名している進学校)に入学することもできました。これは今でも周りからすごいすごい言われますね。
高校に入学後、成績は大体3年間で学年600名中上位150〜50位当たりをうろうろして、大学受験ではこれまた重点大学へと進学することができました。
大学へ入学してから、父の仕事も安定してきたので、今後は好きなところに言っていいと言われました。日本に帰りたいという思いが昔からあったので、ごく当たり前のように私は日本で就職を希望しました、当時は上海にある日系企業に行けば日本に行けるだろうと思ったので日系企業のみを絞ってインターンに申請しました。
大学三年時では日系大手メーカー2社の長期インターン(3ヶ月)に行った所、社員さんから聞いた話によると上海支社はあくまで支社なので、日本に行くのはせいぜい出張程度だそうです。
私は中国で日系企業に就職することを放棄し、日本で就職することを決めました。
院試は思っていたほど(中国の院試と比べると))難しくなかったので、無事都内への大学に入学を決めました。
現在は水を得た魚のように暮らしています(笑
日本は私にとって故郷です。
また、小学校時代日本で友達と山や川、公園で楽しく遊んだ経験があるため、美しい思い出が残っている場所でもあります。
上海ではそもそも遊ぶ時間が無かったので、いい思い出はそれほどありません。
更に現状は日本の生活は快適です。
空気、食、水と全てにおいて高レベル。また、給料も高いのでお金にはそれほど困りません。
中国のような面倒くさい社交辞令、付き合いの仕方も無いので気が楽です。
やはり、中国人から見ると日本という国はとても素晴らしいのです。
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タグ: 生い立ち
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