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lapi
関東生まれ、その後中国に学生生活を過ごし、現在は都内の大学院に所属しています。 日中バイリンガル、TOIEC940点。 2017年10月に外資系コンサルティングファームに就職予定。 プロフィール画像はいらすとやから拝借。 メールアドレス:lapi_blogあっとyahoo.co.jp(あっとをアットマークに変換してください)
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2017年07月03日

富の継承から考える世の中、貧乏な人はどうすればいいのか

富の継承という言葉をご存知でしょうか。
親の財産はそのまま子供に引き継がれ、
金持ちの子供は金持ちに、貧乏人の子供はさらに貧乏になっていくという負のスパイラルを指します。
なぜアメリカが「上位1割の人が国全体の7割の資産を持つ」( ソース )ということを解釈できる一つの理由です。
日本ではアメリカほどひどくはありませんが、これからは格差はどんどん広がっていくでしょう。
なぜかというと金持ちの税収を高くすること以外に政府は大してすることがないのです。

なぜ富の継承が起こるのか?—教育の観点から
現在では義務教育というのがあり、一見国民全員平等な教育を受けられるように思いますが、現実は違います。
有名私立学校は良い教育を受けられますが、学費は高いです。
進学塾だって費用はかかります。
さらに英語なんて外国に行った方が伸びるに決まっています。
これらのことを享受できるのって、裕福な家庭でしかできません。
さらに追い打ちをかけるのが帰国子女試験。
帰国子女試験は一般入試よりも簡単に作られています、つまり合格しやすいです。
帰国子女って金持ちぐらいしかなれませんよね。
結局、金持ちの子供は豊富な教育資源を得られよい大学に入っていき、
貧乏な子供はろくな教育しか受けられず貧乏になっていく傾向があるのです。
それを裏付けるデータとして東大生の半分以上は世帯年収950万円以上というデータがあります。↓
東大生の親の年収は950万円以上が半数以上
ちなみに日本全体で言うと世帯年収1000万円上の人は1%未満です(厚労省にデータあります)。
それなのに東大では半分以上っていうのが教育格差です。

教育格差はそのまま所得格差につながります。
当たり前な話ですが、いい大学に入ればいい給料を貰える会社に行ける確率が高いです(東大なのにニートとかたまに聞きますがあくまでほんの一部です)。
言い換えると、お金持ちの子供はいい教育資源を得られいい大学に入り、金持ちになるが、
貧乏な子供はろくな教育も受けられずろくな大学に入学することができず貧乏になっていく傾向があるということです。

富の継承のデメリットは?
富の継承のデメリットは、
政府、個人、民間法人として分けて考えてみると、

政府にとっては社会の安定が危うくなる、ですかね。アメリカでは格差が問題視され、スラムの人たちが暴動を起こしたりするのをよくニュースで見かけます。それにこのような貧乏な家庭が国の多数を占めるのでその力は大きいです。しかし選挙で変えようにも政治家たちはみんな金持ち出身、そうなると選挙以外の方法、例えば暴動で解決しようとするかもしれません。これは政府にとっては危ういことです。

個人は主に貧乏な家庭のほうがデメリットは大きいでしょう。
自分が貧乏製造機という現実を直視しなければなりません。

民間法人から見ると、ダイバーシティの欠如でしょうか。
社員全員が金持ちになってしまったら、提供するサービスが金持ち視点でしか見れなくなり、大多数の一般家庭に会ったサービスを提供できなくなる危機があります。

富の継承をなくすには?
正直言うと、富の継承ってなかなか改善しにくいです。
先ほども言ったように、富の継承って主に教育資源の不平等からくるものなんですね。
義務教育以外の教育の不平等が主な理由です。
ですから解決するのには二つの方法があります。
1.義務教育を強くするか、
2.義務教育以外の教育機関(塾など)をなくすか、または援助金を出すか。
まず
1についてですが、一番妥当な方法なのではないでしょうか。
しかし日本では現状の義務教育でもついてこれないという人がいます。
そういう人たちには留年してもらった方がいいと思うのですがそういう制度は日本にはありません。
ですから、私の立場としては、義務教育で皆東大に合格できるようなカリキュラムを作り、留年制度を設けたほうがいいと思っています。
2については現実的ではありません。なぜなら教育機関を取り締まる理由なんてそうそうないですし、援助金出すにも莫大にかかってしまうからです。

ではどうしたらいいのか?

貧乏な家庭はこの現実にしっかりと向き合うべきです。
「勉強なんて無駄」と若いころ思っていると将来痛い目を見ます。
富の継承は一見絶望に見えますが希望はあります。
私が金持ちは金持ち、貧乏は貧乏にという 傾向があると言っていました。
現実に東大でも世帯年収450万円未満の人が13%もいます。 授業料免除制度なども設けています。
貧乏な家庭こそ若いうちから東大を目指して猛勉強するべきなのです。
塾に行けない? そんなのどうでもいいじゃないですか。
大体の塾なんて正直先生の教育に効果があったのか勉強時間を延ばしたから効果が出たのかはっきり分かりません(以前塾で授業をしたことがあるので言います)。
真面目に机に向かって勉強していればいいのです。
つらいと思うかもしれませんが世の中さらに頑張っている学生はたくさんいます。中国の学生なんて小学校から夜12時まで勉強するのが普通なんですよ。あれぐらい頑張らないで頑張ったといってはいけません。

政府が変えてくれると思う前にまずは自分から変えていきましょう。
受験は比較的公平で平等です。
真面目に勉強していれば将来いい思いができます。
周りに流されず、しっかりと自分の意思をもって勉強に励んて下さい。




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posted by lapi at 13:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | 時事
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