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2017年06月12日
飲み会で知った中国にある面白いビジネス
導入として、私は去年の今頃から中国人留学生5人で作られたグループに所属していました。
3人が理工、2人が文系で、志望業界もそれぞれ違うという良いメンバーで構成されています。
みんな一通り内定を取ったので、大学前にある中国料理屋さんで祝として飲み会を開きました。
その時中国にある面白いビジネスを知りました。
1. 中国の生放送ビジネス
中国には生放送(中国語で直播)というのが流行していて、
斗?直播
虎牙直播
こんな感じで生放送しています。
ニコニコ生放送と違う点は、
観客が主に 実質的に現金を送れる
ことです。
システム的にはユーザーが予めプレゼントをサイトで購入し、そのプレゼントを放送主に渡して、放送主はそれに換金するシステムです。放送主とサイトに半々ずつお金が渡るようです。
アカウントも王様、貴族、平民と分かれていて、コメント欄が強調され、放送主に見えやすくなります。
またコメント欄上部にはこの放送主に対して課金した額をランキング表示されており、良い競争が起きています。
友人の妹がこの直播をやっており、中国でのお金持ちでの多さに驚いたそうです。
なんと、数百元〜数万元を一人で投資する人もいるそうです。
さらに人気放送主になると
月数百万円の収入もあるといいます。
ちなみに2枚目の方で、一週間で一番投資している方この方に1000万ポイント、約10万元をつぎ込んでいるようです。
また、人気放送主をパッケージングする企業あるようで、放送主のマネージャーを斡旋したり、サクラを雇うこともあるようです。。
2. 網紅ビジネス
網紅(ワンホン)とは、インターネットで有名な人のことで、主に微博(中国版Twitter)などのSNSで有名な人を言います。
ちなみに網とはネット⇒インターネット、紅とは赤い⇒目立つ、有名という意味です。
こういう人たちはスポンサーがついていて、日々の投稿で商品を宣伝することで利益を得ています。
これにももちろんマネージャーがついていて、SNS投稿したりしています。(網紅自身は実は何も投稿していないというのはザラです)
これにもビジネスが成り立っており、Taobao(淘宝、中国最大のECサイト、メルカリに近いかも)ではこのファンを売る人もいます。 そのファンもランク付けされていて、 ゾンビアカウント(何も発言しないアカウント)X人でYY元、リプライしてくれるアカウントがA人でBB元といった感じで売られています。
3. 網紅商店ビジネス
網紅商店とは、インターネットで有名な店舗(飲食店が多い)のことを指します。
網紅が建てた店や、口コミで広まった商店がこれにあたります。
これにも当然のごとく支援ビジネスがあります、その一つがサクラビジネスです。
斡旋業者は店舗にサクラを斡旋し、SNSに投稿して広めてもらいます。
サクラの送り方もプロフェッショナルで、自然と客を装います。 例えば9時に何人の学生風、主婦風、おばさん風、12時に云々といった感じです。
ある有名なミルクティーの店はこのおかげで6時間待ちの行列ができたそうです。
ほかにもテレビの恋愛番組、歌番組のサクラ(泣いたら200元、悲鳴を上げたら50元みたいなのもあります。
中国には面白いビジネスが結構あります、これも制限が緩いことの賜物でしょう。
まだたくさんの機会に恵まれているはずなので、興味があれば投資してみることをお勧めします。
クリックお願いします、ブログランキングに参加しています
3人が理工、2人が文系で、志望業界もそれぞれ違うという良いメンバーで構成されています。
みんな一通り内定を取ったので、大学前にある中国料理屋さんで祝として飲み会を開きました。
その時中国にある面白いビジネスを知りました。
1. 中国の生放送ビジネス
中国には生放送(中国語で直播)というのが流行していて、
斗?直播
虎牙直播
こんな感じで生放送しています。
ニコニコ生放送と違う点は、
観客が主に 実質的に現金を送れる
ことです。
システム的にはユーザーが予めプレゼントをサイトで購入し、そのプレゼントを放送主に渡して、放送主はそれに換金するシステムです。放送主とサイトに半々ずつお金が渡るようです。
アカウントも王様、貴族、平民と分かれていて、コメント欄が強調され、放送主に見えやすくなります。
またコメント欄上部にはこの放送主に対して課金した額をランキング表示されており、良い競争が起きています。
友人の妹がこの直播をやっており、中国でのお金持ちでの多さに驚いたそうです。
なんと、数百元〜数万元を一人で投資する人もいるそうです。
さらに人気放送主になると
月数百万円の収入もあるといいます。
ちなみに2枚目の方で、一週間で一番投資している方この方に1000万ポイント、約10万元をつぎ込んでいるようです。
また、人気放送主をパッケージングする企業あるようで、放送主のマネージャーを斡旋したり、サクラを雇うこともあるようです。。
2. 網紅ビジネス
網紅(ワンホン)とは、インターネットで有名な人のことで、主に微博(中国版Twitter)などのSNSで有名な人を言います。
ちなみに網とはネット⇒インターネット、紅とは赤い⇒目立つ、有名という意味です。
こういう人たちはスポンサーがついていて、日々の投稿で商品を宣伝することで利益を得ています。
これにももちろんマネージャーがついていて、SNS投稿したりしています。(網紅自身は実は何も投稿していないというのはザラです)
これにもビジネスが成り立っており、Taobao(淘宝、中国最大のECサイト、メルカリに近いかも)ではこのファンを売る人もいます。 そのファンもランク付けされていて、 ゾンビアカウント(何も発言しないアカウント)X人でYY元、リプライしてくれるアカウントがA人でBB元といった感じで売られています。
3. 網紅商店ビジネス
網紅商店とは、インターネットで有名な店舗(飲食店が多い)のことを指します。
網紅が建てた店や、口コミで広まった商店がこれにあたります。
これにも当然のごとく支援ビジネスがあります、その一つがサクラビジネスです。
斡旋業者は店舗にサクラを斡旋し、SNSに投稿して広めてもらいます。
サクラの送り方もプロフェッショナルで、自然と客を装います。 例えば9時に何人の学生風、主婦風、おばさん風、12時に云々といった感じです。
ある有名なミルクティーの店はこのおかげで6時間待ちの行列ができたそうです。
ほかにもテレビの恋愛番組、歌番組のサクラ(泣いたら200元、悲鳴を上げたら50元みたいなのもあります。
中国には面白いビジネスが結構あります、これも制限が緩いことの賜物でしょう。
まだたくさんの機会に恵まれているはずなので、興味があれば投資してみることをお勧めします。
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2017年06月07日
中国の受験事情は過酷
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先日丁度中国の大学受験が始まるということがニュースになっていたので、今回は中国の大学受験について書いてみます。このことについては、私が大好きなジャーナリスト、中島恵さんの記事がYahooに載っていました:
中国の過酷すぎる大学受験はなぜ起こるのか?
要約すると、
1.人口の多さのわりに良い大学が少ない
2.地方は都市よりも枠が少ないのでより過酷
3.たとえいい大学に入ったとしてもいい職に就けるとは限らない
の三点になります。
今回はそれぞれを補足する形で書きます。
1.人口の多さの割に良い大学が少ない
中国の過酷な受験事情はこれが最大の原因だと考えています。
1 中国の学校数`(中国統計年鑑2016)
2 文部科学統計要覧(平成28年版)
上記1が中国の大学数、2が日本の大学数です。
中国は4年制大学が2529校あるのに対し、日本では779校あります。
比率で言うと3.2 : 1 です。
なお人口はご存知の通り10 : 1 程の差があります。
単純計算で1人当たり三倍ほど枠が中国では日本より少ないのです。
2.地方は都市よりも枠が少ないのでより過酷
私は上海で大学受験を受けたのでこの恩恵は身をもって知りました。
中国には戸籍制度があり、父母の戸籍で子供の戸籍も決まり、それを変更するのは大変な条件があります。
私は上海の中学、高校でもこの戸籍の問題でやむを得ず外地(上海以外の地区)に受験しにいった学生を何名も見ました、高1高2までは同じ教室で学んでいたのに、です。
上海での優遇制度は、
?@全国統一の試験に受けなくてもよい(上海で統一試験を受けられる)。
?A多くの大学が上海学生に対して他地区よりも多くの採用枠を設けている。
の二つが大きい恩恵だと思いました。
まず、一つ目の全国統一試験に受けなくてもよいについてですが、
全国の試験では理系では必須科目が国語、英語、数学、物理、化学、生物、理系総合という7教科あるのに対し、
上海は国語、英語、数学、化学or物理or生物の中から 一つ、理系総合という5教科しかありません。
ちなみに文系は国語、英語、数学、(歴史、政治、地理)、文系総合です。
()内は上海ではどれか一つ選択です。
上海の高校では(理系は)高三になると化学か、物理かを選択するのがメジャーになります(生物は受験生が少なく教師が少ないので開いている学校は稀です)。
上海の学生は全国区よりも少ない教科に勉強時間を集中することができるのです。(ちなみに北京でも同様です)
さらにこの各教科ごとの難易度にも大きな違いがあり、上海のほうがはっきり言ってイージーモードです。
試験内容は上海市教育局が毎年出す試験範囲に収まるのに対し、
ほかの地区では教科書に出ない内容を出すようなところも存在します(悪名高いのが江蘇省)。
これらの地区の学生は自分の学校で習ったものばかりでなく、ほかの塾などで場合によっては大学に入る直後に習うような知識を習わなければなりません)。
話が少し逸れますが、高二まで上海にいた学生が戸籍の問題で他地区に受験するとなると大体うまくいきません、上海の教育が他地区に比べてぬるすぎるからです。
中国には統一試験の前に省毎、地区ごとの模擬試験が公開されていますが、
他地区の人は全国の省、地区の模擬試験をやるのに対し、
上海では上海の区ごとの模擬試験しかやりません。(一日に一区の一年分の試験をやるくらい)
ちなみに、他地区の学生は自地区の模擬試験で悪い成績を取った時、自信を取り戻すために上海の模擬試験をやるそうです。
大学に入っても初年度では成績が上位なのは大体他地区の学生です。
?A多くの大学が上海学生に対して他地区よりも多くの採用枠を設けている。
中国政府が農村人口が都市部に流出しないように設けられている制度です、ひどい話ですよね。
上海の方が他地区に比べて試験が簡単なのに、枠が多い。(ちなみに受験人口も他省と比べたら大体少ないです)
ですから上海戸籍はとっても魅力があるのです。
上海戸籍になれる方法の一つとして、一定面積以上の不動産物件の所有というのがあります。
ですから他地区の戸籍を持つ人が上海戸籍を獲得するために上海の家を買いたがるのです。
ですから上海の不動産価格は上昇し放題なのです。
また話がそれますが上記の理由により上海戸籍というのはある程度ステータスとなっています。
それが中学、高校にも浸透しているのが少し恐ろしいことです。
中学校ではあるクラスメイトが上海戸籍ではかったので、あだ名が外地人というのもいました。
書いてみたら結構長くなりましたので他の項目についても今後書いてみたいと思います。
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先日丁度中国の大学受験が始まるということがニュースになっていたので、今回は中国の大学受験について書いてみます。このことについては、私が大好きなジャーナリスト、中島恵さんの記事がYahooに載っていました:
中国の過酷すぎる大学受験はなぜ起こるのか?
要約すると、
1.人口の多さのわりに良い大学が少ない
2.地方は都市よりも枠が少ないのでより過酷
3.たとえいい大学に入ったとしてもいい職に就けるとは限らない
の三点になります。
今回はそれぞれを補足する形で書きます。
1.人口の多さの割に良い大学が少ない
中国の過酷な受験事情はこれが最大の原因だと考えています。
1 中国の学校数`(中国統計年鑑2016)
2 文部科学統計要覧(平成28年版)
上記1が中国の大学数、2が日本の大学数です。
中国は4年制大学が2529校あるのに対し、日本では779校あります。
比率で言うと3.2 : 1 です。
なお人口はご存知の通り10 : 1 程の差があります。
単純計算で1人当たり三倍ほど枠が中国では日本より少ないのです。
2.地方は都市よりも枠が少ないのでより過酷
私は上海で大学受験を受けたのでこの恩恵は身をもって知りました。
中国には戸籍制度があり、父母の戸籍で子供の戸籍も決まり、それを変更するのは大変な条件があります。
私は上海の中学、高校でもこの戸籍の問題でやむを得ず外地(上海以外の地区)に受験しにいった学生を何名も見ました、高1高2までは同じ教室で学んでいたのに、です。
上海での優遇制度は、
?@全国統一の試験に受けなくてもよい(上海で統一試験を受けられる)。
?A多くの大学が上海学生に対して他地区よりも多くの採用枠を設けている。
の二つが大きい恩恵だと思いました。
まず、一つ目の全国統一試験に受けなくてもよいについてですが、
全国の試験では理系では必須科目が国語、英語、数学、物理、化学、生物、理系総合という7教科あるのに対し、
上海は国語、英語、数学、化学or物理or生物の中から 一つ、理系総合という5教科しかありません。
ちなみに文系は国語、英語、数学、(歴史、政治、地理)、文系総合です。
()内は上海ではどれか一つ選択です。
上海の高校では(理系は)高三になると化学か、物理かを選択するのがメジャーになります(生物は受験生が少なく教師が少ないので開いている学校は稀です)。
上海の学生は全国区よりも少ない教科に勉強時間を集中することができるのです。(ちなみに北京でも同様です)
さらにこの各教科ごとの難易度にも大きな違いがあり、上海のほうがはっきり言ってイージーモードです。
試験内容は上海市教育局が毎年出す試験範囲に収まるのに対し、
ほかの地区では教科書に出ない内容を出すようなところも存在します(悪名高いのが江蘇省)。
これらの地区の学生は自分の学校で習ったものばかりでなく、ほかの塾などで場合によっては大学に入る直後に習うような知識を習わなければなりません)。
話が少し逸れますが、高二まで上海にいた学生が戸籍の問題で他地区に受験するとなると大体うまくいきません、上海の教育が他地区に比べてぬるすぎるからです。
中国には統一試験の前に省毎、地区ごとの模擬試験が公開されていますが、
他地区の人は全国の省、地区の模擬試験をやるのに対し、
上海では上海の区ごとの模擬試験しかやりません。(一日に一区の一年分の試験をやるくらい)
ちなみに、他地区の学生は自地区の模擬試験で悪い成績を取った時、自信を取り戻すために上海の模擬試験をやるそうです。
大学に入っても初年度では成績が上位なのは大体他地区の学生です。
?A多くの大学が上海学生に対して他地区よりも多くの採用枠を設けている。
中国政府が農村人口が都市部に流出しないように設けられている制度です、ひどい話ですよね。
上海の方が他地区に比べて試験が簡単なのに、枠が多い。(ちなみに受験人口も他省と比べたら大体少ないです)
ですから上海戸籍はとっても魅力があるのです。
上海戸籍になれる方法の一つとして、一定面積以上の不動産物件の所有というのがあります。
ですから他地区の戸籍を持つ人が上海戸籍を獲得するために上海の家を買いたがるのです。
ですから上海の不動産価格は上昇し放題なのです。
また話がそれますが上記の理由により上海戸籍というのはある程度ステータスとなっています。
それが中学、高校にも浸透しているのが少し恐ろしいことです。
中学校ではあるクラスメイトが上海戸籍ではかったので、あだ名が外地人というのもいました。
書いてみたら結構長くなりましたので他の項目についても今後書いてみたいと思います。
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