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2017年06月02日
就活初期のことを書いてみる その2 銀行業界について
就活初期のことを書いてみる その1 見てきた業界とその印象
↑の記事の続きです。
今回は銀行業界についてもうちょっと深く書いていきます。
?@銀行の印象(就活前)
就活前の銀行に対しての印象は、
1. お金持ち
お金を扱っているから(逃げれば儲けじゃん!)と安易に思っていた。
2. ド安定
こんなにたくさんのお金が預金してあるのだから潰れるわけない。
3. 就活人気企業
当時の就活人気企業ランキングでは、メガバンクはどれも上位に位置していて、これだったらステータスあるな、
と思っていました。
?A銀行のマイナスの印象(就活後)
しかし就活をするにつれて、その印象が崩れていきます、その理由はこうです:
1. 若いうちは案外低収入
銀行の若手はまず支店に配属され、一般職がやるような窓口業務や案内などの雑用を任されます。
これは生産性で言えば一般職と大差ないので、給与はそれほど高くありません(実際メガバンクの初任給は月20万程度です)。さらに1000万円に到達するのが40歳以降という他人気企業に対して若干遅いです。
2. 出世コースが決まっている
銀行はメガバンクであれば今のところそうそう潰れたりはしないでしょう、その意味では安定です。
しかし会社は会社、その従業員は一生職を保障されているのかというと、そうではありません。
メガバンクでは大体出世コースというのが決まっていて、新人研修後の配属先(三菱だったら丸の内支店など)で幹部まで行けるのかが決まってしまうのです。毎年500人/行の採用をしているにもかかわらず、幹部は若干名という世界ですから予め出世コースを決めてしまうのはある程度理にかなっていると思います。
では、出世コースに乗れなかった人たちはどうなるのでしょうか?
一生地方の支店長か、関係会社へ出向するか、辞めるかです。
地方の支店長:
地方の支店長でしたらこの中でも一番マシなのかもしれません。地方の支店長といっても地方は地方の需要がある し、都内ほど競争も多くない。安定した職につけますが給与はあまり高い額を期待できません。
関係会社への出向:
関係会社への出向も関係会社の経営陣の意思によって決まります。
私の父はとある上場企業の経営者をやっておりますが、その企業では銀行から出向に来た人たちが何名か部長とし て働いています。彼らはしっかりと働いていますが、それは父次第だと思っています。
なぜなら大体の会社にとって、銀行員というのは外部から来た人であって、その人たちが突然管理職に就くとなるとある程度反発を受けます。もし経営陣がその銀行員をよく思わなければ、つまらない仕事をずっと任され続けることになり ます。実際に某赤銀行に勤めている先輩が、 40代になってただハンコを押すだけの仕事をしている というのを聞きました。
辞める:
仕事を辞めて他業界に行くのもいいでしょう、銀行員は多数の資格を持っているため引く手あまただとは思います がもし歳をとってしまえば給与が高い会社には行けないかもしれません。
3. 人気といっても採用人数が多いだけ
就職予定会社をアンケートにして学生に聞くと、必然的に採用数が多い企業が上位に食い込みます。メガバンクは毎 年一行あたり500名程度採用するので、銀行が上位に来るのは当然の結果になります。
また、このおかげで銀行に多数のOBがいるので、OBの多さや人の好さを参考にする後輩就活生にとっては就活のファーストチョイスになる確率が高いです(実際私もそうでした)。ただ、先に述べた理由から一部コミュニティ(外資就 活.comなど)では、メガバン(笑)と言われることもあります。
4. まさに半沢直樹の厳しい世界
比較的仲が良かった某赤い銀行に働いている先輩が、同期の暗い話をしました。
その同期の上司は新聞に載るような致命的なミスを冒し、ミスを同期の責任となすりつけました。
おかげでその同期は現在退職しています。
このいかにも「 部下の手柄は上司のもの、上司の失敗は部下の責任」という話を聞いて、志望度が一気に下がりました。
?B銀行の良い印象
以上、大体マイナスの方向へ動いてしまいましたがもちろんいいところもあります:
1. 世間的に評価が高い
銀行員と言えば世間的にエリートです、それはモテるでしょう。
2. 資格が多い
銀行員は入行後数々の資格を取らなくてはなりません、社会人になってこれほど資格を取るために勉強するというのは業界を見渡しても珍しいです。これらのスキルは転職、または独立する際にも強みになるでしょう。
3. トップに登れば待遇はいい
どこの会社でもそうですが、トップに登れば平社員の何倍も稼げ、何倍も楽できます。(経営者の父を見て思いました)
多数の会社は経営者が自分より下の労働を吸い上げるような構造になっているので、当たり前です。
さらにメガバンは出世コースもあり、出世コースにさえ乗れれば同期と比べて楽に幹部になれるでしょう。
ではどのような人が出世コースに乗るのか?
それは配属先を決めるまでの積み上げた評価です。その評価は面接時の評価、研修時の評価、学歴といったものがかかわってきます。
入行前に面接の評価を聞いておいて、自分は出世コースに載れると思えば、銀行はお勧めです。
次は商社について書いていこうかな、と思います。
商社について書きました↓
就活初期のことを書いてみる その3 商社について
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↑の記事の続きです。
今回は銀行業界についてもうちょっと深く書いていきます。
?@銀行の印象(就活前)
就活前の銀行に対しての印象は、
1. お金持ち
お金を扱っているから(逃げれば儲けじゃん!)と安易に思っていた。
2. ド安定
こんなにたくさんのお金が預金してあるのだから潰れるわけない。
3. 就活人気企業
当時の就活人気企業ランキングでは、メガバンクはどれも上位に位置していて、これだったらステータスあるな、
と思っていました。
?A銀行のマイナスの印象(就活後)
しかし就活をするにつれて、その印象が崩れていきます、その理由はこうです:
1. 若いうちは案外低収入
銀行の若手はまず支店に配属され、一般職がやるような窓口業務や案内などの雑用を任されます。
これは生産性で言えば一般職と大差ないので、給与はそれほど高くありません(実際メガバンクの初任給は月20万程度です)。さらに1000万円に到達するのが40歳以降という他人気企業に対して若干遅いです。
2. 出世コースが決まっている
銀行はメガバンクであれば今のところそうそう潰れたりはしないでしょう、その意味では安定です。
しかし会社は会社、その従業員は一生職を保障されているのかというと、そうではありません。
メガバンクでは大体出世コースというのが決まっていて、新人研修後の配属先(三菱だったら丸の内支店など)で幹部まで行けるのかが決まってしまうのです。毎年500人/行の採用をしているにもかかわらず、幹部は若干名という世界ですから予め出世コースを決めてしまうのはある程度理にかなっていると思います。
では、出世コースに乗れなかった人たちはどうなるのでしょうか?
一生地方の支店長か、関係会社へ出向するか、辞めるかです。
地方の支店長:
地方の支店長でしたらこの中でも一番マシなのかもしれません。地方の支店長といっても地方は地方の需要がある し、都内ほど競争も多くない。安定した職につけますが給与はあまり高い額を期待できません。
関係会社への出向:
関係会社への出向も関係会社の経営陣の意思によって決まります。
私の父はとある上場企業の経営者をやっておりますが、その企業では銀行から出向に来た人たちが何名か部長とし て働いています。彼らはしっかりと働いていますが、それは父次第だと思っています。
なぜなら大体の会社にとって、銀行員というのは外部から来た人であって、その人たちが突然管理職に就くとなるとある程度反発を受けます。もし経営陣がその銀行員をよく思わなければ、つまらない仕事をずっと任され続けることになり ます。実際に某赤銀行に勤めている先輩が、 40代になってただハンコを押すだけの仕事をしている というのを聞きました。
辞める:
仕事を辞めて他業界に行くのもいいでしょう、銀行員は多数の資格を持っているため引く手あまただとは思います がもし歳をとってしまえば給与が高い会社には行けないかもしれません。
3. 人気といっても採用人数が多いだけ
就職予定会社をアンケートにして学生に聞くと、必然的に採用数が多い企業が上位に食い込みます。メガバンクは毎 年一行あたり500名程度採用するので、銀行が上位に来るのは当然の結果になります。
また、このおかげで銀行に多数のOBがいるので、OBの多さや人の好さを参考にする後輩就活生にとっては就活のファーストチョイスになる確率が高いです(実際私もそうでした)。ただ、先に述べた理由から一部コミュニティ(外資就 活.comなど)では、メガバン(笑)と言われることもあります。
4. まさに半沢直樹の厳しい世界
比較的仲が良かった某赤い銀行に働いている先輩が、同期の暗い話をしました。
その同期の上司は新聞に載るような致命的なミスを冒し、ミスを同期の責任となすりつけました。
おかげでその同期は現在退職しています。
このいかにも「 部下の手柄は上司のもの、上司の失敗は部下の責任」という話を聞いて、志望度が一気に下がりました。
?B銀行の良い印象
以上、大体マイナスの方向へ動いてしまいましたがもちろんいいところもあります:
1. 世間的に評価が高い
銀行員と言えば世間的にエリートです、それはモテるでしょう。
2. 資格が多い
銀行員は入行後数々の資格を取らなくてはなりません、社会人になってこれほど資格を取るために勉強するというのは業界を見渡しても珍しいです。これらのスキルは転職、または独立する際にも強みになるでしょう。
3. トップに登れば待遇はいい
どこの会社でもそうですが、トップに登れば平社員の何倍も稼げ、何倍も楽できます。(経営者の父を見て思いました)
多数の会社は経営者が自分より下の労働を吸い上げるような構造になっているので、当たり前です。
さらにメガバンは出世コースもあり、出世コースにさえ乗れれば同期と比べて楽に幹部になれるでしょう。
ではどのような人が出世コースに乗るのか?
それは配属先を決めるまでの積み上げた評価です。その評価は面接時の評価、研修時の評価、学歴といったものがかかわってきます。
入行前に面接の評価を聞いておいて、自分は出世コースに載れると思えば、銀行はお勧めです。
次は商社について書いていこうかな、と思います。
商社について書きました↓
就活初期のことを書いてみる その3 商社について
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