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2014年07月07日

敏感肌用化粧品から脱出できない理由と対策

肌タイプ別スキンケアの違い

巷には、沢山のスキンケア用品が並んでいて、その中には、敏感肌タイプ用のスキンケアも必ずありますね。しかし、この「タイプ別」とは何が違うのか、ご存知でしょうか。答えは、簡単!「水」「油」「アルコール」の量の違いです。

例えば、脂性肌の場合は皮脂が過剰ですから、さっぱりとした使用感を求められます。ですので、油分の量を少なく・水の量を多めに。また、吹き出物に対応させるのであれば、殺菌作用のあるアルコールの量を少し多めにし、サッパリ感も引き出すことができます。

乾燥肌タイプの場合は乾燥やつっぱりがないしっとりした感触を求められますから、水分の量よりも油分の量を多くし、しっとり感を出します。

このように、水分・油分・アルコール量の調節をして、あとは肌トラブルに働きかけられる様々な有効成分を入れて、肌タイプ別で差を作っていきます。

敏感肌タイプのスキンケアの作り方

では、敏感肌用は?というと…まず敏感肌は角質層が薄く外的からの刺激を受けやすく、肌のはたらき全てにおいて極端に低下しているわけですから、外的要因から肌を守ることと、低下した肌の働きを補ってあげることを重視して作られます。そうすると必然的に、油分を乾燥肌タイプよりもかなり多くして、とにかくお肌を守り保湿するように仕上げていくのです。

敏感肌用スキンケアから脱出できない理由?

でも、脱!敏感肌(健康肌)になろうと、「敏感肌用スキンケアアイテム」を選び使用しているにも関わらず、もう何年も敏感肌用スキンケアアイテムから離れられずにいる、という方が結構多くいらっしゃいます。あなたはいかがでしょうか?

実はこれ、「敏感肌用スキンケアアイテム」の目的と「敏感肌のお肌状態」が鍵を握っているのです。

先ほど書いたように、敏感肌は

・角質層が薄く外的からの刺激を受けやすい
・肌のはたらき全てにおいて極端に低下

上記のような状態です。そのため、外的要因から守られるように手助けし、働かなくなった肌のはたらきの代わりにその役目を果たしてあげるようなスキンケアを行います。

こうしてお肌を甘やかすと、外的要因から守ることが更にできなくなり(角質層の厚みができない)、肌の働きが更に働きにくくなる(更に働きの低下によって乾燥がすすみ、角質層が薄くなりやすい)というお肌状態にしてしまうわけです。

つまり、悲しいことに、敏感肌が良くなるどころか、進めてしまっているのです。もちろん、時と場合によっては外的要因から守ってあげた方が良いときもありますけれどね。
でも、そもそもお肌は「あなたにピッタリの“天然化粧品をつくる工場”」自らのお肌で、乾燥したら潤わせようと化粧水のような役割を果たしたり、細胞を代謝させ角質層の厚みをつくろうとしたり、外的要因から守るためのまるで天然乳液(皮脂と汗)を排泄させようと働いているのです。

ですから、

・外的要因から守られるように手助けする
・働かなくなったお肌のはたらきの代わりに役目を果たしてあげる

ということは、脱!敏感肌に近づくどころか、敏感肌レベルを上げてしまうことになりかねないのはご想像いただけますでしょうか。

脱!敏感肌ができる対策方法

・外的要因から守られるお肌
・お肌の働きを働かせるようにする

上記を目指して、お勧めのお手入れ方法がコチラです。

1)化粧水・乳液・ゲルなどを、「もう少し厚めに塗りたいな〜」と思う感覚で我慢ケア
2)油分の少なめスキンケアアイテムを選びましょう

この様に、まるでお肌に「腹8分目」にすることで、自らのお肌が働けるように近づけていきます。

そして、スキンケアは自らのお肌で働けるようにするための“サポートアイテムの感覚”で使用していくことがポイントですよ。特に気温が高くなっている今、お肌は働かせやすくなる時期ですから、是非この時期を活用して「脱!敏感肌」を目指してください。
タグ: 敏感肌
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