そこで今回は、北陸農政局や厚生労働省の情報をもとに、若返り効果抜群のゴボウの栄養素についてまとめます。
■抗酸化成分も豊富
ゴボウは食物繊維が豊富な野菜として知られていますが、文部科学省の食品成分データベースによれば、生のゴボウ100g(1本の半分)に水溶性食物繊維が2.3g、不溶性食物繊維が3.4g、合計5.7gも含まれています。
5.7gとは日本人女性(20代〜40代)が1日に必要な量の1/3程度(厚生労働省『日本人の食事摂取基準(2015年版)の概要』)ですから、その豊富さが分かります。
便通を改善してくれる食物繊維が豊富なだけでも、女性にとっては十分にうれしい食材ですが、実はある美容成分が豊富に含まれているのです。それがズバリ、老化予防に効果的な抗酸化成分・ポリフェノールです。
■抗酸化物質・ポリフェノールが豊富に含まれている
そもそも抗酸化物質とは何でしょうか? 厚生労働省『e-ヘルスネット』によると
<活性酸素の発生やその働きを抑制したり、活性酸素そのものを取り除く物質のこと>
とあります。活性酸素は適量だと体にプラスの働きをしますが、大量に作られてしまうと動脈硬化やがん、免疫力の低下に加えて、老化を引き起こします。その活性酸素を取り除くのが抗酸化物質。
ゴボウは野菜の中でも、抗酸化物質の含まれる量が極めて高い部類に入るので、女性の最大の敵である老化を食い止める野菜として、積極的に口にしたい野菜なのです。
以上、ゴボウの美容効果についてまとめました。ちなみにゴボウに含まれるポリフェノールは、アク抜きをすると水に流れ出てしまいます。一方で熱を加えると抗酸化力が増す、といった研究もあるそう。調理の際に参考にしてみてください。
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