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2014年09月15日

クレンジングがお肌に与えるダメージとは!乾燥肌の正しいクレンジング法

乾燥肌
多くの方は元々乾燥肌なのではなく、間違ったスキンケアで角質層を傷め、自ら乾燥肌になってしまうことが多くなっています。

スキンケアステップの中で、最も乾燥肌の原因となりやすいクレンジングについて改善方法をご説明します。

クレンジングがお肌に与えるダメージとは

お肌の水分保持力は、角質層の細胞間脂質が80%、NMF(天然保湿因子)が18%、皮脂が2%を担っているので、これらが流出すると、お肌の水分保持力は激減してしまいます。

油性の成分を洗い落とすクレンジングは、角質層に以下の2つのダメージを与えるので、スキンケアの中でも最も注意が必要なスキンケアステップです。

(1)摩擦によるダメージ

摩擦は水分を保持する役割を果たす角質層を物理的に傷つけ、はがしてしまいます。更に、お肌が濡れた状態だと、角質層がふやけてはがれやすくなっているため、より注意が必要です。

(2)クレンジングの洗浄成分(界面活性剤)によるダメージ

現在、「クレンジング」といえば、洗い流せるタイプが主流。これらはとても便利ですが、メイクを浮かせるオイル分が水に溶けるようにするため、多くの界面活性剤が使われています。

界面活性剤は、メイクや汚れだけではなく、お肌の保湿能力の80%を担う角質層の細胞間脂質(セラミドなど)も洗い流してしまいます。

ダメージを最小限に抑える工夫が必要

可能であれば、お化粧をしないか、石鹸や洗顔料で落とせるメイクにし、クレンジング自体を行わないのが理想です。

しかし、そうはいかない時も多いはず。その場合は、「しっかりメイクは落としつつ、ダメージを最小限に抑える」工夫が必要です。

こすらないで落とせるクレンジング方法を選ぶ

第一に、「こすらないでメイクを落とすこと」がとても重要です。

お肌のためにマイルドなクレンジング剤を使っても、なかなかメイクが落ちず、こすって角質層を傷つけたのでは本末転倒。

なるべくこすらず、短時間でメイクが落とすことを念頭に、適したクレンジング剤と方法を選びましょう。

クレンジング剤を使い分ける

メイクが濃い部分に合わせて選んだクレンジング剤でお顔全体をクレンジングするのは、お肌にとって大きな負担です。

「その部分のメイクを落とすのに必要最低限な洗浄力」のものを、パーツ毎に使い分けましょう。

例えばウォータープルーフの落ちにくいマスカラを落とすためには洗浄力の強いクレンジング剤が必要となります。その際は、なるべく睫毛以外のパーツに付着しないようにオフすることが重要です。

綿棒やコットンを駆使して細かく丁寧にまつ毛のみにクレンジングをつけたり、下まぶたにコットンを置いたり、目元にワセリンやクリーム、オイルを塗って保護するなど、強いクレンジング剤で受けるダメージを最小限に抑えましょう。

乾燥がひどい場合はクレンジング剤を使わない

よほど落ちにくいものでなければ、ファンデーションなどのベースメイクは、石鹸だけで十分落ちます。

最近はお湯で落とせるマスカラが増えていますが、落とすときの負荷が軽い商品を選べば、強いクレンジングが必要な場面はそれほど多くないはずです。

再度記載しますが、乾燥肌の最大の原因は「こすりすぎ」と「洗いすぎ」。

しかし、丁寧に優しくクレンジングしたり、賢く化粧品を選び、使い分けることで、メイクを楽しみつつ「脱・乾燥肌」を目指すことが可能です。
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