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『「めもりい」「人魚」「しずく」』
[アニメ(あらすじ)]
【ストーリー・あらすじ】
「めもりい」「人魚」「しずく」
解説・あらすじ
「めもりい」思い出の不思議、記憶の曖昧さ、そして現実を美化してくれる思い出というものの功罪などを描きながら、やがては人類破滅の末に地球そのものが宇宙の思い出となってしまう、というふうに展開するプライベート短編アニメです。わずか五分の上映時間ですが、だからこそイメージがどんどん飛躍してゆくアニメ本来の魅力が光ります。「人魚」イマジネーション、空想する力。それこそが空を飛べない人間に与えられたすばらしい翼なのだと、手塚治虫はこの作品を通して語りかけています。その上で人間本来が持つその翼が、管理教育によって奪われてしまうことの悲劇性を告発するのです。この作品が制作された頃から、日本でも「受験戦争」が問題視されるようになり、子供たちの個性を削り取って、平均化してしまう教育が蔓延するようになっていました。手塚治虫はそういう社会のあり方にたいしてアニメーションという表現で「それは違うのじゃないか」と問題提起しているのです。空想を禁じられている架空の国が舞台です。ひとりの少年が助けた魚が、人魚に変身してしまったから、さぁ大変!これはよからぬ空想の産物だとして少年は逮捕され、強制的に空想する力を奪い取られてゆく。管理社会の怖さと、そこからの脱出を描く物語は、たとえばテリー・ギリアム監督のSF映画『ブラジル』にも通じるテーマです。「しずく」漂流中の男がいかだのマストに三滴のしずくを発見します。男は何としてでもこのしずくでのどの渇きを潤そうと頑張るのですが、しずくのほうは中々、男の口の中へは落ちてきてくれません。さながら『トムとジェリー』の追いかけっこを見ているかのようなシンプル・ギャグ・アニメです。わずか1週間で手塚治虫自身が背景画まで自分で描いて自主製作したものです。
製作年:1964年
製作国:日本
メーカー:株式会社バンダイチャンネル
キャスト・スタッフ
「めもりい」原案 構成 演出 作画:手塚治虫 製作:富岡厚司 原画:山本繁 動画:沼本清海 撮影:清水達正 音楽:虫プロ作曲部 効果:大野松雄 「人魚」原案 構成 演出 作画:手塚治虫 製作:富岡厚司 原画:山本繁 動画:沼本清海 撮影:佐倉紀行 音楽:冨田勲 (ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」より) 「しずく」原案 構成 演出 作画:手塚治虫 製作:渡辺忠美 音楽:ラヴェル作曲「ラ・ヴァルス」より 仕上げ:進藤八枝子 小室保孝 安藤正己 平田昭吾 源川富子 安田高亘 校篠満 宮下祐子 成田マキホ 下村進 編集:古川雅士 撮影:佐倉紀行 清水達正ほか
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