最近、総合格闘技で活躍されている山本KIDさんの話を書かせていただきました！
総合格闘家・山本”KID”徳郁さんのアツい男気、アツい男の優しさを感じれる素晴らしきお話を紹介！
https://fanblogs.jp/logic-collabo/archive/474/0
これに対して書きたい事ができたので記事にしたいと思います！
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ツイッター
https://twitter.com/KID_KRAZYBEE
山本KIDさんの公式ブログ
http://blog.krazybee.jp
前のブログ記事のお話をおさらいします！
ボンボクラオッサン
http://blog.krazybee.jp/archive/765
このブログ記事で山本KIDさんが釣りをしている一人の男を見てキレたのです！
その釣り人は何と小魚を釣って、足で踏みつけ、そのまま水の中に捨ててしまったのです！
それに対して、山本KIDさんは
「食わないのに何で殺すんだ？アイツだって必死に生きてんじゃん！俺らは生きるために命を貰うんだろ！
違うの！？食わないんなら海に返せ。」
と優しくブチギレたのです！
その小さな魚に思いやりを持てる姿は本当の男だ！と素直に感じさせていただきました！
私も含めて男ってのは威張ったり、自分より下の立場の者を見下したりする事が多いのは思いやりを持つことがかっこ悪いと思っている所があると思います！（あくまで、私の持論ですよ）
こんな山本KIDさんを見ていると詩人の金子みすゞさんを思い出します！
※「ゞ」は「ず」と読みます！
金子みすゞさんはこのような２つの詩を残しているので、ご紹介！
１つ目！
引用開始☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
「お魚」
海の魚はかわいそう。
お米は人につくられる、
牛はまき場でかわれてる、
こいもお池でふをもらう。
けれども海のお魚は
なんにも世話にならないし
いたずら一つしないのに
こうしてわたしに食べられる。
ほんとうに魚はかわいそう。
引用終了☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
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２つ目！
引用開始☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
「大漁」
朝やけ小やけだ
大漁だ
大ばいわしの
大漁だ。
はまは祭りの
ようだけど
海のなかでは
何万の
いわしのとむらい
するだろう。
引用終了☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
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このように金子みすゞさんは人間に食べられる魚の悲しみを詩にしているのです！
こういう生命哲学を真剣に考えられる姿勢を持てる人を私は素直に尊敬します！
確かに私たちは生きていくためには他の生き物の命をいただかないといけない存在です。
でも、だからと言って
「人間に食われて当たり前！」
といった奢った態度はとってはならないと思います。
昔、ある人物に
「人間どうせ生きていく上で何かを犠牲にしないと生きていけないんだから、そんな命がどうとか考えたって意味がない！」
と言われたことがありました。
この事に対して私の親友が
「ただでさえ犠牲にしているんだから、少しでもその犠牲を減らそうと考えるのは大切なことだと思う！」
という心強い言葉を言ってくれた事もありました。
そのような矛盾を私たちははらんでいる存在ですが、そんな矛盾から解放されたいがために「人間の犠牲になって当たり前」と奢った態度を取る事の方が人としては恥ずかしい事だと思います。
そう思う私なので、金子みすゞさんの詩にはそんな矛盾から目を背けない力強さを感じるので大好きなのです。
その金子みすゞさんのような想いと通じるものを山本KIDさんから感じれました！
山本KIDさんは「男性版金子みすゞ」、「格闘技界の金子みすゞ」という言葉がふさわしく思います。
山本KIDさんを知らない人でも、格闘技には興味がない人でもこんな男気ある人がいると知って、世の中捨てたもんじゃないと感じてくれたら嬉しいです。
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